ブルキナファソから帰国して☆

西アフリカ内陸国での協力隊活動を終えたつこの、結核闘病記!

結核の疑い

2011-10-07 12:43:48 | 日記
2日ほど前から首都に来ております。

先々月横転事故を起こしたばかりのバスに乗り、首都ワガへ。




実に半年ぶりのバス。(再赴任時はJICAの車だった)

少し上から見る街並はいつもより新鮮に映りました。




もともとは事務所との話し合いの為に上京したのですが、せっかく上京したので、
以前から気になっていた身体の不調を相談しに健康管理室に顔を出しました。


ブルキナに帰ってきてから、気管からぜえぜえと音がするんです。
一時帰国中の日本でも少し音がして不審に思っていたのですが、
再赴任後はそれがとても激しい。

そして1週間に1回くらい、ゲホっとでっかい痰の塊が出る。




病院に行きなさいと言われ(何で日本で病院に行かなかったんだ?と怒られ)、

病院では一通りの診察があり、

翌日に血液と痰の検査をして、レントゲンを撮ってきなさいと言われました。




ここからが、途上国の面倒くさいところ。

病院でレントゲンが撮れない。血液検査も出来ない。(採血はしてくれる)

血液と痰の検査には市街地のラボラトリー(試験所)、
レントゲンにはレントゲン専門の病院に行かなければなりません。

そして、検査したりレントゲン撮ったりする施設は首都にもそう沢山ないから、いつも混雑。


結局朝7時半から待って、採血とレントゲン撮影が終わったのは10時半でした。

日本の病院も待ち時間は長いけど、暑いなか、市内を歩き回らなくて済む。
日本の総合病院って便利ー!とホントに思う。何より、採血の痕が傷まないのが良い。

結局血液検査に22,500F CFA(3500円くらい)、レントゲン撮影に30,000F CFA(5000円くらい)かかりました。

病院行くなんて全く予想もしておらず、お金持ってきて無かったから、健康管理員さんに借金。
(後で申請すれば共済会からお金が入ります)

病気ってお金掛かる~。



ひと月3,4万F CFAで生活する人も沢山いるこの国でも、レントゲンの受付ではポンっと万札を出す人が多くいました。


↑綺麗なレントゲン施設

でも、貧しい人達は、レントゲンも撮影出来ないし、血液検査だって出来ないんだろうと思います。
原因も分からずに亡くなる人が多いのもうなずける。

それがこの国の現実。




ところで、痰はここのところあんまり出なくて、去痰剤を処方してもらったのですが、量が足りないからと、検査できませんでした。


そういうわけで、レントゲンの結果だけを持って、もう一度病院へ。
レントゲン専門の先生からも言われたのですが、先生から、肺に影があると言われる。

普通ならこんなにくっきり見えるはずのない気管支がきれいに見えるのもおかしい。とのこと。
そして、結核の疑いがあるから専門医のところへ行くようと紹介状を貰いました。

結核!?


最近日本でも患者数が増えているのは聞いたことありましたけど、寝耳に水でした。

この埃の多い国では、結核になる人が多いらしく、
おそらく私は気管支炎だろうけど、結核である可能性を取り除くために専門医に診てもらうよう進めたらしいです。


そして、専門医のもとへ。
総合病院らしいところへ行き、呼吸器科の先生に診て頂きました。

ここでもやはり、痰の検査が必要と言われました。
でも、どうしても出ないので、
とりあえず、抗生物質を出して貰い、土曜日に呼吸器の検査をするためにもう一度来ることになりました。


1泊の予定だったワガ滞在。

まさかの3泊以上になってしまったので、活動先に電話を掛ける。


そして、せっかくなので、ワガの品揃えの良い文房具屋さんに行ったり、カフェでケーキ食べたり…。

首都を満喫しております。

退避中、3カ月前にオープンしたばかりの、ケーキ屋さん。




ずっしりと重たいチョコレートケーキを食べ、事務所の所員さんおススメのクリームブリュレをお土産に買って帰りました。








ところで現在、隊員の人数も減って、広い隊員連絡所内がガラーン。

ここ数日、一人で寝起きしています。


寂しい…。


今夜あたり、首都隊員の誰かを夕食に誘おうかな…。




明日、呼吸器のテストの為病院に行きます。

結核ということは無いと思うけど、無事にクドゥグに帰れますように。