『ツボイ塗工』~亡き父の魂と共に~ 関西ペイント・リフォームサミット参画店、水谷ペイントパートナー施工店・認定施工者

『生ける建物の声を聴け!』

建物は生き、意志を持ち、あなたの気付きを待っています。建物を笑顔にする塗装がここに!

地震によるタイル崩落

2011年03月22日 00時26分31秒 | 施主様お困り事解消プロジェクト
前回のブログでもご紹介しましたが、地震による建物被害が拡大を見せておりましたので、
土日を使い、当方がお世話になっているお客様への無償点検作業を続けています。

その中で2006年にお世話になった施主様宅へお邪魔したところ、
通りに面した箇所でのタイル崩落が見つかりました。

前回の塗装でタイルコーティングを施している事もあり、
タイル目地の落下やタイル自身の崩落はここ一箇所のみ。

構造上最も力の掛る部分であった為に崩落してしまったようです。

写真ではあまりお分りにならないかもしれませんが、
○で示した部分はクロスにひび割れが発生、タイルも割れてしまっていた為、
この部分を撤去、ひび割れをエポキシ注入処理、同等タイル再貼り付け処理の段取りとなります。

今までお世話になった施主様の多くは
『ツボイさんにやっておいて貰って良かった。壁は何ともないよ~』とお喜び頂き、
きちっとした仕事がしっかりと結果を出している事に嬉しさ半面、
こうして地震により被災されてしまった施主様の事を考えると複雑です。

構造上の弱い部分に当ってしまった為のタイル崩落ではありますが、
しっかりと改修工事をさせて頂き、次はきちっと耐えうるようにしたいと思っています。







地震による屋根瓦(棟瓦部分)倒壊状況2

2011年03月16日 02時41分43秒 | 施主様お困り事解消プロジェクト
本日も当方がお世話になった施主様宅へ一件一件ごあいさつに伺いながらの
点検業務に朝から晩までどっぷり使いました。。。

その中でお電話頂いた施主様宅に向かうと、
やはり棟瓦が倒壊。。。

ここで棟瓦の積み方を紹介しているサイトを参照してください。
棟瓦積みの作業詳細
当方がお世話になるええ職人.COM内の職人さんによる作業詳細

これで見て頂いても解る通り、棟瓦の肝は銅線による固定ですが、
経年劣化による銅線の破断で今回ご紹介の屋根、前回ご紹介の屋根の棟瓦は崩落したようです。

昔は銅線および銅板は錆びない・劣化しないとされていましたが、
最近では酸性雨の影響で銅板屋根にも穴が開く事を板金屋さんから聞き衝撃を受けていました。

今回・前回事例とも当方の受け持ちでは無い部分での崩落ではありますが、
棟瓦改修の大切さをもっと施主様にお伝えするべきだったと反省する一面もあります。

この経験を踏まえ、今後は瓦屋根の安全性への啓発も行っていきたいと思っております。



地震による屋根瓦(棟瓦部分)倒壊状況

2011年03月13日 20時46分44秒 | 施主様お困り事解消プロジェクト
地震一時間後に当方のお客様からお電話。

『ツボイさん、一生のお願い、早く来て~』と。

お隣近所さんより瓦が崩れていると指摘されたようで、
私の所に電話が来たと言う形です。

状況確認と壊れた部分にブルーシートを貼るため、
現場に急行しますが、夕方で、電車も止まる中、
振替輸送のバス、帰宅を急ぐマイカー、迎えに出たマイカー等がごった返し、
私が使う国道246、環状七号線、世田谷通りが殆ど動かない状況。

裏道を駆使し、何とか到着したのが夜6時…

作業を開始して、崩れた瓦を集め、土のう袋に詰め、ブルーシートを貼り、作業を終了しました。


棟瓦は瓦屋根の天辺部分に積まれる瓦屋根の事で、瓦屋根の雨仕舞いをするための大切な瓦。

ここが崩れてしまうと即漏水につながるため、応急措置としてブルーシートを貼った訳です。

当方の瓦やさんも多数の注文を抱え、当方には優先的に見に来てはくれたのですが、
現在は全く動けない状況との事でした。。。

棟瓦があちらこちらで落ちている状況です。

ご自宅に不具合が無いか、目視による点検だけでもされる事をお勧めします。