3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

スペインの教育ってこんな感じ

2009-11-17 23:50:25 | Hymne a l'amour
先日の、小1プロブレムの参考に。。。

9月14日からスペインは新学年が始まっています。
もうすでに2ヶ月経ってますが、我が家の3匹の教科書を写真に収めました。



上から、三男D(幼年長)、次男I(小1)、長男H(小3)です。

スペインは、幼稚園から教科書があります。
ワークブック形式で、切り張り、お絵描きなど、
読み書きや字の練習をします。
英語は年少さんのときから歌や遊びを中心に勉強しています。
カトリックの学校なので一応カトリックの教科書もあります。

小学校に入ったら、学科ごとの教科書。
教科書とワークブックなのでかなりの冊数。
国語(LENGUA)・・・教科書+ワークブック3
算数(MATEMATICA)・・・同上
生活(CONOCIMIENTO DEL MEDIO)・・・教科書のみ
英語(INGLES)・・・教科書+ワークブック1+CD
宗教(RELIGION)・・・ワークブック式教科書
音楽(MUSICA)・・・ワークブック式教科書
図工(PLASTICA)・・・ワークブック式教科書

長男Hはさすがに3年生ともなると、冊数も多くなってます。
次男Iの教科書のほかに、プラス、
単語の書き取り練習ワークブック
算数の文章問題のワークブック

教科書とノート教材代、〆て712ユーロ。
マドリッド県から補助金が、273ユーロあったけど、
それにしても、439ユーロ負担。
円換算したら、約60000円です!
月額にしたら、月約6000円。

我が家の3匹が通う学校は、私立なのですが、マドリッド県と市からの
助成金があるので、半分公立みたいな私立(コンセルタード)です。
毎年、履修申し込みのために、各自30ユーロ(年間で)払っています。
給食代は、各自、月約100ユーロ(約13500円)
(我が家は補助金をもらっているから、月70ユーロx3。)

日本の場合、確かに公立の教科書は無償ですが、ぺらぺらで内容が薄くて、
結局ワークブックや問題集を別で購入するのではないでしょうか。
学校で先生がきちんとプリントを作ってくれたら、安上がりかもしれませんが・・・・。
先生の負担が大きくなります。
先生の指導によって学力の格差が生まれる可能性が大きいです。
やがては、塾通いが必要になる?!

客観的に考えたら、スペインのように教科書とワークブックを
各自が購入するほうが良いような気がします。
やはり、教育はお金で買わなくてはいけないのしょうか。。。

教科書代、給食代、履修登録費用を合わせたら、

学校の時間は、
朝9時半までに登校、午前中3時間、給食、午後2時間の勉強。
お迎えは、幼稚園が4時45分、小学校は5時が基本。

我が家の3人は、放課後1時間、サッカーと運動(有料) に参加しているので、
担任の先生に話す用がない限り、お迎えは6時に行きます。

朝は、事前に申し込めば、時間外保育を1時間(有料)でやってくれます。
基本的にスペインでは、両親とも働いている人が多いので、朝から夕方まで
みっちり預かってくれるので、とても助かります。
我が家の3匹が通っている学校は、幼稚園から中学校まであります。
隣に別のコンセルタードの学校があるのですが、そこは、高校まであります。

こちらでは、送り・お迎えは、基本的に親またはそれに準ずる人が
各自責任をもってやります。(小学生まで)
日本のように子供たちだけでの登下校は、ありません。
私学ではスクールバスもありますが。。。


民主党が教育や子育てについての支援政策を打ち出しています。
手当てとして支給がよいのか、無償となるのがよいのか、
施設やシステムを充実するのがよいのか、などなど、
この問題はまだ議論の余地がたくさんあると思います。

乳幼児の保育施設が特に都市部で不足しているようですが、
小学校と並立したり、地域の公民館やふれあいセンターを利用したり、
もっと柔軟に工夫できるのではないでしょうか。

日本や世界の将来を担う子供たちの教育をなおざりにはできません。
利用者などいろいろな立場の人達が意見やアイディアを出し合って、
よりよいシステムにしていかないといけないですね。


17/11/2009
くもり、どんより。。。
雨が降りそう・・・
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新しい時代の幕開け | トップ | 返済猶予法案 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿