ハミットさんたちとお別れし、私たちはまず、スルタンアフメット広場の外れにある
両替所に向かいました(より正確な場所は、地図中の「スルタンアフメット広場」の「広」という
文字のあたりです。ちっちゃくて四角い白い箱のようなもので、とても両替所という雰囲気ではありません・笑)。
ここの両替所は郵便局がやっているそうで、中にいるおじさんはとてもきちんとした人でした。
お札を数える際には1枚1枚にハンコを押してくれるので、見ていてとっても安心です。
(ただし、閉まるのが早いです。夕方5時頃には、もうやってなかった気がします)
レートも他のところで両替したよりも良かったので、空港では最低限の両替をし、
街中で郵便局を見つけて両替するのが一番良いかもしれません。
ちなみに、この両替所までは、イエシル・エヴから徒歩1分程度。
いかにイエシル・エヴが恵まれた立地であるかがわかります。
でも、私たちが泊まったホテルや、ハミットさんが経営するオスマンハンも、イエシル・エヴより
少し海側にあるAkbiyik Cdという通り沿いだったので、この辺は本当に観光に便利な場所なのです。
ちなみに、今回私が行ったときのレートは、1トルコリラ(TRY)=52円。現在は50円弱だそうです。
実を言うと、7年前は100万トルコリラが70円でした
そう、トルコは2005年に新トルコリラを発行し、100万分の1ものデノミを行ったのです。
以前は計算するのが大変だったけど、まあ、あのものすごい桁の大きなお金は、それはそれで楽しかったんですよね。
ちょっと残念なような気がします。
そして、両替を終え、公園に足を踏み入れると、懐かしく、そして素晴らしい景色が目に飛び込んできました。
両替所を背にして、右手にはアヤソフィア。
そして、左手にはブルーモスク。
なんて贅沢な景色でしょう
一目見た瞬間に、初めてこの景色を見たときの感動が胸によみがえってきました。
すごい、本当にすごい
何度見ても、この堂々とした姿には圧倒されます。
そして、もう一つ驚いたのが、見渡す限りの人、人、人。
7年前には、この10分の1もいなかったのに。
でも、広場の中には、7年前と同じのんびりした光景も広がっていました。
噴水の周りでくつろぐ人たち。
トウモロコシと焼き栗を売る屋台。
トウモロコシをかじりながら歩く、アラブの女性たち。
最近では、トルコ国内からの観光客も増えているそうなので、トルコの方かもしれませんね。
のんびりとお昼寝中のワンちゃん。耳にタグがついています。
4月から5月にかけて、トルコはチューリップのシーズンです。
チューリップというとオランダの印象が強いですが、実は、チューリップの原産地はトルコのアナトリア地方だそうです。これがヨーロッパへと渡り、チューリップ・バブルが起こって、1600年代には球根1つの価格が家1軒分にもなったという話を聞いたことがあります。
そんなわけで、チューリップはトルコの国花です。イスタンブールの至る所で、チューリップをモチーフにしたモザイクや食器などを目にすることができます。
私も、この花びらの先の尖ったチューリップが大好きです。
・・・つづく。