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世界大恐慌・・・

2012-10-24 19:17:53 | 時事草論
過去記事「特例公債法案が国会を通過しないと・・・ 2012-10-17 19:00:23 | 多事草論」では、特例公債法案が11月中に国会を通過しないと12月には国の財源の枯渇は兎も角、新規国債が発行できないと云う未曾有の危機が到来する・・・と書いた。この不手際が日本国債への偏った支持を失わて、法案通過後に重乗する国債発行に伴い日本国債価格が急落する・・・と、予想した。

だが、日本国債発行休止を待たずして円売りが加速し円安傾向に振れ始めている。輸出企業の製造拠点海外流出が止まらない我が国に於いて、円高の弊害よりも円安の弊害の方が大きいと思っている口なので、この円安傾向への振れにはナンダカ嫌な予感がする。

今年は1987年10月のブラックマンデーから25周年だ。リーマンショックからの立ち直りを見せぬままEU加盟国の財政危機に端を発した金融不安は、各国の中央銀行の金融緩和合戦で危機を脱したが実体経済では全世界的に経済の収縮を強めている風に見える。その最大の原因は、各国政府の、各国大手企業を挙げての全世界的規模の緊縮財政だ。世界の工場として君臨してきた中国の減速が意味するモノが当に世界的な実体経済の減速なのだ。

全世界的規模での財政緊縮が意味するモノは、全世界的規模での実体経済の収縮と全世界的規模での金融市場での信用収縮だ。そして、その両方が合わさると全世界的規模での大恐慌へと発展してしまう恐れがある。

世界大恐慌は避けられないのカモ知れないが、我が国の政治混乱がトリガーを引くと云う愚は避けたい。
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