はる屋

岩手の民俗芸能「ししおどり」の人形作成日記とイベント告知のページです。
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地ノ神さん続き

2021-02-15 12:45:00 | 鹿踊り人形




地ノ神さん、描き直しながらもだいぶ進んできました。
山口派の特徴であるこの流しの文字は、重ねて幕の結び目を描くため、半分ほどは見えなくなります。
消える前の記念撮影📷

正面もほぼ終わっているので、あともうちょっとで完成です😄 








  



地ノ神鹿踊さん塗り始め

2021-02-13 13:19:00 | 鹿踊り人形



石関獅子躍さんに続いて、同じく江刺の地ノ神鹿踊さんを塗り始めています。
地ノ神さんといえば、側鹿の袴が私の大好きな牡丹柄‼︎(蟹牡丹ぽいけどただの牡丹なんですね...)
でもシシ人形は中立で揃えているので、今回は泣く泣く熨斗を描き入れました。牡丹はなかなか描く機会がめぐってこないなあ...

中立が熨斗で側鹿が牡丹(蟹牡丹)といえば、一関の小沼鹿踊さんもそうですが、同じ流れの高瀬鹿踊さんや歌書獅子躍さんはまたちょっとずつ異なります。でも流派の違う石関獅子躍さんよりは、土地は離れていてもやっぱり似通っている...
近いところ同士混ざり合っていってもおかしくないのに、流派ごとの決まりがきちんと残されているところに、鹿踊りが特別なものとして大切にされてきたことが表れているように思います。尊い...🙏

と、そんなことをつらつら考えたり感じたりしながら、続きも塗っていきたいと思います。





   





金津流石関獅子躍さんできあがり

2021-02-07 17:04:00 | 鹿踊り人形





今年1体目、江刺の金津流石関獅子躍さんのできあがりです。いつも大変お世話になっておりますm(__)m

石関獅子躍さんは2?3?体目になりますが、今回は石関さんの特徴である「竹に雀」の紋を幕の結び目に描き込んでみました。が....ご、ごちゃっとしてしまった^^;
石関さん、柳川さん、野手崎さん、軽石さん、伊手さんの装束は似ているので、これならぱっとわかりやすいかなと思ったのですが...やはり描き込み過ぎは良くないですね;素直に色合いを塗り分けた方が良さそう。

中立の幕に赤の九曜紋、袴に蝶紋、流しに山姥図の団体さんのうち、
●調べ隠しが茶
●蝶紋の腹部分が黄のぼかし
●鱗紋に緑が入っている
のが石関さん。
よし、覚え...覚...覚...えたつもりでいつもわからなくなるのが私...
人形を作っていけばいつかはパッと見分けられるようになるかなと思っていますが、まだまだ先は長い....
装束でなく踊りで見分けられるようになったらもっと嬉しいなあ。


夜明けが早くなって少しずつ朝作業ができるようになってきたので、この調子で次の人形も作っていきたいと思います。