はる屋

岩手の民俗芸能「ししおどり」の人形作成日記とイベント告知のページです。
現在、受注・予約はお受けしていませんm(__)m

鬼剣舞プロトタイプ

2015-11-30 11:22:19 | 鹿踊り人形



おひさしぶりです。と、記事を更新するたびに書いている気がしますが、おひさしぶりです。
順調に大きくなってきたお腹がつっかえ、前かがみでの人形制作がなかなかにしんどくなってきましたが、型作りを中心に少しずつ進めている日々です^^

さて今回は、以前から「作ってみたら~?」とすすめられることの多かった鬼剣舞に挑戦してみました。



制作途中から浮かんでくる「これじゃない感」;-_-)
持ち物の位置や色などの細部で迷うのはシシ人形作りでも同じですが、それ以前に
「これは私が作らなくてもどこかにあるよね!」
という思いでモヤモヤモヤ...
シシたちと並べたときにバランスがとれるようにとなるべく単純な形にしたのですが、そのへんの詰めが甘いのも原因かもしれません。
後ろ姿は良い感じだと思うんだけどなあ..顔を出したのが失敗だったか。
とりあえず今回はお試し第1弾なので、次回は
「面は正面、りぼんはもっと上、腰には刀?、扇はもっと凸」
という部分をかえてみたいと思います。
というか...カッカタ...カッカタを作ってみたい!需要はなさそうだけど(笑)
芸能について調べたりまとめたりもしたいし、相変わらずやりたいことはいっぱいです。

ちなみに、といっては失礼ですが、今回の人形は御免町鬼剣舞さんです。
御免町鬼剣舞さんには3年ほど前の鬼剣舞体験ツアーでお世話になりました。
ツアーでは本物のお囃子に合わせて踊るという贅沢な経験をさせていただいたほか、踊り手さんだけでなくそのご家族や地域の方みなさんで鬼剣舞に関わっている姿に、「民俗芸能って舞台以外での役割・価値がほんとに大きい活動だったんだな」と気づかせていただきました。
出産して身体が落ち着いたらぜひまた参加したいなと思っています^^
体力維持もしないと、ですね

アート土沢でリクエストいただいたシシ人形も、ゆっくりですが進めています。気長にお待ちいただければと思います^^








舞川鹿子躍さん出来あがりました

2015-11-13 12:55:58 | 鹿踊り人形




さて、いろんな方に協力していただいて、舞川さん中立&雌鹿ペア完成です。ほんとにありがとうございますm(__)m

初のペア鹿...並べておくとかわいさ2割増な気がしています。
雌鹿に角がなく、雄鹿との違いがはっきりしてる
デザインだから尚更なんでしょうね。
実際の公演でも、雌鹿に角がないだけでやたら庇護欲をそそるというか、かわいらしく見えるなあと思います。踊る方の演じ分けが1番効いてるのだと思いますが^^

背面は、ごちゃごちゃになること覚悟でできるだけ実際の装束に倣って描きましたが、やっぱりごちゃごちゃになりました(笑)でも今回はこれで良し、です。
あまり間をあけないでまた舞川さん(簡略バージョン)にとりかかりたいとおもっているので、その時どんな風にしようか楽しみに考えます^^

次はどこを作ろうか......ネットで画像巡りをするたびに、次々みたことのない団体さんが目に入って、これも作りたいあれも作りたいと定まりません。
地元江刺の団体さんももう一度一通り作りたいし(手元に全然残ってないので;^^ )、以前から「作ってみては」とお誘い(?)を受けている鬼剣舞や他の芸能の人形も作ってみたいし...沿岸の幕鹿も...子供のために、つるし雛も作りたい...

欲は108個どころではないですが、ひとつずつ作っていきたいと思います^^








舞川鹿子躍さんやっとこ前面

2015-11-08 15:18:05 | 鹿踊り人形


やっとこやっとこ前面が終わりの舞川鹿子躍さんです。(前回まで「獅子」と書いてました。大変失礼しましたm(__)m)

いつ、どの団体さんを塗っているときも思うのですが、いやー....柄がすてき!でも細かい;▽;!
特に初めての団体さんを作るときの、画像と人形を見比べながらの塗り作業はだんだんと目も頭も霞んできます(笑)
けれど塗っていくうちに段々とその団体さんぽくなってくるところが1番楽しいところでもあるので、目はすがめつつ、口元は緩めつつ作業しています^^
舞川さんは後ろ姿も華やかなので、残りの塗り作業もおそろしい楽しみです

同時進行中の雌鹿と早く並ばせたい!








舞川鹿子躍さんとりかかり中

2015-11-03 11:52:32 | 鹿踊り人形



おひさしぶりです。
先月半ばから作り始めた舞川さんが、ようやくざっくり型まできました。

仕事の引き継ぎで気忙しかったのもありますが、今回は中立と雌鹿の二体をくっつけた形で作ってみたい、とあれこれ形を考えていたらいつのまにか~....の半月でもあります。
で、結論として、「初の団体さんで新型挑戦はやめておいた方がいいな;-_-)」にたどり着き、好きなように作った中立と雌鹿それぞれ二体となりました。

いつもはなるべく張り子っぽくなだらかな形になるように作っていますが、今回はそれよりも舞川さんの特徴が出るように、と作っているので、華鬘部分や後ろ側など、凹凸がしっかりめについています。
着色までひととおり作れたら、二回目はもうちょっとシンプルに作れるんじゃないかな?と思います。というか二回目こそくっついた形で作りたいなあ。

遠野のシシ奉納と藤原祭りとで写真はばっちり撮らせていただいたので、柄付けは迷わず行けそうです^^