東葛人的視点

ITを中心にインダストリーをウォッチ

ブログ素人しての印象----“書き手”としてはいいが、“読み手”としては辛い

2004-07-05 17:59:42 | Weblog
今後のブログ活用のため、ブログ素人の今の印象を書きとめておく。改めてブログについて思うのは、“書き手”のためのメディアだなってこと。

自分でブログを持ち、トラックバックをガンガンやる人はいいのだけれど、初めてブログに触れる人には何が何だからさっぱり分からない。どこに必要な情報があって、どうやって検索すればよいのか分からない。日記のメタファーも違和感を覚える。職場でブログの話をしたら、「日記形式じゃ、読む気になれない」という意見も出てきた。私もまだ、ブログにそんな違和感がある。そんなわけで、RSSリーダーを導入したが、これはいい。メーラー型のやつで、随分便利になった。

ところで書き手としては、ブログをアイデアプロセサとして使ってみようと思っている段階。トラックバックするなど、本当の意味で使いこなすのはまだ先のことだろうが、ブログは書くメディアとしては確かに使いやすい。自分のためのノートだと思えば、ガンガン書き込めそうだ。

そんなこんなで、ブログのメディアとしての可能性を考えてみた。ブログは初めての人には、かなり敷居が高いメディアだと思う。最初から書き手になる人はまれで、多くの人が最初は“読み手専業”からスタートする。そうするとWebのように直感的に受け入れることが難しく、書き手になる前に飽きてしまいそうだ。

まず、読み手としてすくい上げて、やがて書き手になってもらう。そんなパスやインタフェースを提供できたら、新しいメディア・ビジネスも生まれそうだ。gooがやっている「BLOGを書こう!ボタン」なんかも結構いいのだけど、まず読み手にとって、使いやすい仕掛けがほしい。「だからRSSがある」と言われたら、それまでだけど。