むすび居合道の刀一会《JMMA会員》

日本武道本質「むすび」を探求している道場。むすび居合を提唱。武術居合道を通じて平和理念を解きます。もしもしむすび協会会員

刀と護身

2020-12-08 21:45:33 | 刀法クラス
現代で考えてみましょう、『刀と護身』について
居合道を習っても護身に役に立たない?
と考えている方は居ると思います。

私も空手や合気道をやっていなかったとしたら
そう考えたと思い、居合道場に入門を
護身目的の探究としてはしなかったでしょう。
でも、合気道など武術をやっていると
刀の理合いの大事さに気づかされます。
四方投げは刀の戦闘理合で説明できます。

また呼吸投げも刀の理合いで
わりと簡単に(力を使わずに)完成します。

なぜでしょうか?
体術と刀法のコンセプトが同じなんでしょうか。
同じだともいえますし、ちと違うんだなぁ!
という方は「正解」です。それでいいのです。

体術は、その根っこに必ず「刀法」があります。
そういうふうに我々は学んできたのです。
先達からその術利を

ただし、刀法ばかりだとそれに気付けませんし
ということで当会では
"極刀クラス"でそのことを深化しつつも

だれに対しても分かり易く教えています。
ただ分かるには
分野を問わずベースは同じ
情熱が必要なのは言うまでもありません。
前提条件ですね。

刀を持ち歩けない日常で
どうして居合道を護身として役立てるのか?
という方へは

刀はもちろん使いません、しかし使っています。
矛盾する表現ですが、
これで正解ですし、
それ以外の直接的な言い方はないです。
わけがわからない、頭が痛くなるよと言われかねませんが
それでも
刀を稽古していますが、
実際の護身への応用・適用としては
刀を使わなくていいのです。それは本当です。

でもだからと言って、居合道の形を使って
というのとは違います。
刀は相手を斬る、刺すわけですから
しかしその手前に本当の学ぶべき"戦闘システム"
本質が隠されています。
そこを学んでいかないと、実際の護身技は使えません。