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それゆけ!!田島歯科

☆★病を味わう  松下幸之助

2005年11月09日 | ダンスクリニック

 松下幸之助は、著書の中で、病についてこう語っています。

 『病気になってそれが治って、治って息災を喜ぶうちにまた病気になって、ともかくも一切病気なしの人生というものは、なかなか望み得ない。軽重の違いはあれ、人はその一生に何回か病の床に臥すのである。親の心配に包まれた幼いときの病から、不安と焦燥に悶々とする明け暮れにいたるまで、人は行くたびかの病の峠を越えていく。
 だがしかし、人間にとって所詮死は一回。後にも先にも一回きり。とすれば、何回病気をしようとも、死につながる病というものは一回きり。後の何回かは、これもまた人生のひとつの試練と観じられようか。ひとつの試練なりと感ずれば、そこにまたおのずから心も開け、医薬の効果も、さらにこれが生かされて、回復への道も早まるであろう。
 病を味わう心を養いたいのである。そして病を大事に大切に養いたいのである。』

 松下幸之助は、小さいころ体が弱かったそうです。だからこそ、体調管理に人一倍気を使いました。その努力により、健康体を維持し、カリスマ経営者として君臨することができたのです。なまじっか、健康であると、過信してしまい、暴飲、暴食してしまい、『自分の体だからいいじゃない』って、痛めつけるような生活習慣は、病を引き起こします。

 よく聞かれることがあります。

『健康に注意ばかりしていても、病気になっちゃう人も多いじゃないですか?先生は、健康!健康!って言いますけど それでも病気になっちゃうし今は好きに、自由にしたほうがいいんじゃないですか?』

『確かに自分の体なんで自由なんです。健康に、毎日気を使っていても、病気になったりするのが、人間の体なんです。人間の体は精密機械よりも複雑で、デリケートなんです。このデリケートな体を、気を使っていても病気になるからといって、何も考えずに生活してしまうのはどうなんでしょうか?一度壊れた、テレビや、ビデオを、修理に出してもまたすぐ悪くなりますよね。結局買い換えたほうが早いとかで、捨ててしまう人は多いと想います。ところが、体はそうは行きません。壊れた体を引きずりながらも生きていかねばならないのです。本当にそれでもいいですか?』

っていつも答えさせていただいています。松下幸之助が行ってるように、常に謙虚に、体を気遣う精神が、健全な肉体と、精神を作り上げると想います。毎日の生活を楽しく!そして謙虚に行きましょう!

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