さよなら、お花さま

こんにちは、嫁ののん吉ひさびさのヅカコラムでございます。

先日宙組の娘役トップ、お花さまの大劇場公演千秋楽がありました。
失礼しました…、男役トップスター和央さんと娘トップお花さまの同時退団公演千秋楽でした。

前にも書いたことがありますが、お花さまは娘役トップ在位１２年というとんでもなく長い記録を打ち立てたジェンヌさんです。
この記録は永遠に塗り替えられることはないと思います。
こんなに劇団に貢献し、多大な人気を誇ったスターなのに、
退団イベントは何もなく（通常、ディナーショーやミュージックサロンなどが開催されます）、退団記念の写真集発売もなく、千秋楽の通常公演後の和央さんのサヨナラショーで１曲ソロがあっただけでした。

ヅカファンが集う某有名掲示板では、「お花さまサヨナラショー」の内容予想が大昔から語られ続けていました。
歴代の婿たちが勢ぞろいし一人一人と踊りつないでいくお花さま、エリザベート「私だけに」絶唱…などなど。

なんとも肩透かしな最後となるわけですが、
和央さんの退団発表後、遅れて発表があったことから
劇団側とお花さまの退団時期の意向の面で、なんらかのトラブルがあったのではないかというのが大方の予測です。

真実はお花さまと劇団の胸のうちでしょうが、
個人的には数年前の博多座で観劇した「鳳凰伝」でその実力を見せ付けられ、
がつんと頭を殴られたほどの衝撃を受けた名演技をこれからも忘れることなく、
そっとお花さまを見送りたいと思います。