江戸から東京までの変遷の中で、災害を免れて残ってきた歴史的民家を中心にした屋外の建物博物館。場所は、東京・小金井公園の中にある。
ここだけ、実に面白く興味が湧き出すと一日中いてもまだみたいという気がする。
二才の孫を連れて行ったが江戸時代の農家では、縁側に座ってみたり、いろりを囲み座布団にす座ったりそして家の中を自由に駆け回り大喜びだった。この空間が本当に気持ちが良かったのだろう。
どの家をみても家というものがどういうものか改めて考えさせられた。
その中から、一軒を挙げてみたい。
ここの場所にある江戸時代からの民家に比べれば、近代的なもので1925年(大正14)に田園調布に建てられた“大川邸”である。
間取りに現在においても斬新さを感じる。当時としては画期的であろうと思われる対面式キッチンとダイニング、居間、寝室と書斎というシンプルな間取りで、現在の家も小家族向けには充分な建物です。
使ってある無垢の木材やペンキの塗り方も丁寧である。玄関も比較的広く使いやすさを感じる。
これはこのまま、自分でつくって住んでみたいと思った。
大川邸外観 寝室
居間 対面キッチンのあるダイニング
全体の見取り図・・・左から多摩地区、山手、下町と東京の地図のように配置されている。
まだまだ、多くの建物に時間をかけてみたいものである。