道東を発見する旅 第3の人生

北海道でドライブする時に発生する問題

夏の終了

朝、家から外に出るとひんやりしている。「夏の終了」を肌で感じている。

今朝の最低気温は13度、最高気温は21度。これから気温はどんどん下がっていき、日没がどんどん早くなっていく。いよいよ秋の始まりだ。季節は冬に向かって進んでいく。

北海道で車を買う

先日来、北海道内を車で駆け巡る記事をあげているが、半年後には島を出て北海道の広大な大地に足を踏み入れる。そこで、今乗っている車を買い替えることにした。

自分なりに北海道をドライブする場合の問題と対策を考えてみた。何が問題でどう解決していくか個人の意見です。

現在乗っている車

2年半前からトヨタ・ヴィッツという1.3リッターの小さな車に乗っている。軽4輪より一回り大きいサイズでエンジンが1.3リッターなのでそれなりに馬力がある。買った時に、年式は2015年と古いが走行距離は3万キロだった。すでに製造中止の車だが、島の中を買い物とたまに行く往診だけ(緊急対応もありますが)で、これで十分だった。この2年半でわずか3000キロしか走っていない。

そもそも、この島で見かける車は軽4輪のワゴンタイプかトラックタイプばかりだ。それでも冬の雪道があるので4輪駆動である。自分のも4駆だ。

次に乗る車を検討する際に必要な要件

運転支援機能

まず「アクセルとブレーキの踏み間違いで暴走しない車」が必要だ。自分はもうじき72歳になるので、反射神経や動作が衰えてくる。そのために事故を起こす確率は確実にあがる。

毎日、自転車に乗りバランス感覚と神経系を鍛えているつもりだが、衰えを自覚した時は運転を辞める事は覚悟しています。

それを前提として「サポカー」と呼ばれる「運転機能支援システム」が備わっている車を買う。これが、「アクセルブレーキ踏み間違い」をしても急停止してくれるし駐車支援や車線内走行を保つこともしてくれる。

今や、運転支援機能はどのメーカーも打ち出しており、中でも最高レベルはスバルのアイサイトらしい。トヨタでも日産でも外車でも備わっている。これは絶対条件である。

雪道、悪路走行のために「四輪駆動」

これも大事だ。4輪駆動だと雪道で絶対的に有利だ。冬になると、北海道の舗装路はとんでもない「でこぼこ道」になるのだ。

なぜなら、積もった雪が凍結し融解し、また凍り、そこに除雪が入る。それを繰り返すうちにアスファルトに亀裂が出来る。そのひび割れに水が入り込んで凍結融解でひび割れが拡大して穴になっていく。

札幌では春の訪れと共に、凸凹で穴だらけのあちこちの道路に補修工事が入るのだ。

真冬にも患者搬送で救急車に同乗するのだが、まるで発展途上国の泥だらけの凸凹道を時速80kmで突っ走ってくれるので、時々、ドーンという衝撃で体が空中に浮くくらい上下動するのだ。

2年前に酸素飽和度の低い患者を搬送した時、運転席の救命士さんから「先生、酸素が下がっています」と怒鳴り声が聞こえてきて患者を見たら酸素チューブが鼻から外れてしまっていた。ドスンと上下動した時に外れたのだった。すぐ戻したので、酸素飽和度は上がったのだった。

だから悪路でも状態が安定し滑りにくい4輪駆動は絶対条件だ。

野生動物(鹿がぶつかってくる)

昨年、秋の終わりごろ、休みで島外に出ていた看護師さんが、戻ってくるなり「先生、鹿にやられました」と言う。島の中には鹿がいないので島外の話だが、住宅地を走っている時に、交差点で突然鹿が飛び出してきてドスンという衝撃で車が大破したという。

本人は無事だったが、車はフロントに大きな穴があいて助手席のドアが完全に壊れてしまったそうだ。大破した車を、ガラガラと言わせながら行きつけのディーラーに持っていくと、「修理不能です。買い替えるしかないですね」と言われて鹿の突撃で一発廃車になったそうで、泣く泣く中古車に買い替えたそうだ。

対岸の町にある散髪屋さんに「鹿による廃車」のことを話したところ、その散髪屋さんも1年ほど前、一発で廃車になったそうで、床屋の知り合いで10数人が鹿にやられて、さらに2回もやられた人もいるという恐ろしい話を聞いた。

では、どうすればいいのだろうか。

いつやられるか分からないし、稀に生命の危険におよぶ事もあるらしい。普通に考えると「頑丈な車」が絶対条件である。

そのうえで、長距離を走る場合は高速を走る方がいい。道の両側に柵が設置されていて鹿が入って来れないようになっているので安心してスピードを出す事が出来る。

さらに夕暮れ時が危険だそうで、いわゆる薄暮状態に起こっていることが多いらしく運転する時間も考慮しないとダメだ。

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長くなるので今回はこれまでにします。1週間以内に続きを書きます。

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