道東を発見する旅 第3の人生

引っ越し、真冬の富良野、十勝晴れ、トマムの事

昨日、引っ越し先でWifiが開通しました。さっそくパソコンに向かって、この1ヶ月で起こったことを紹介します。

2月の終わりに、2回の離島生活で合わせて5年間半住んでいた島を出た。自分でもよく頑張ったと思っている。

引っ越し

前回は島を離れる時、物を処分して島を出たが、今回は、2回目で要領が分かっていたせいか、どんどん物が増えてしまい最後の2,3日は死に物狂いで物を整理した。

離島する日、フェリーの出港時に島民が10数人見送りに来てくれて紙テープによる船での別れを演出してくれた。テープがちぎれるまで、お互いにさよならを叫んで、涙の別れを終え無事島から帰還できた。

フェイブルマン家の引っ越しを真似しました

以前、紹介した映画「フェイブルマン」で東海岸から西海岸へスピルバーグの一家が引っ越しするとき、ワゴンの後ろにトレーラーをけん引して、鍋、やかんなどいっぱいに積み込んでアメリカ大陸を東から西に移動するシーンがあった。

それに影響され自分も北海道を北から南へ山を越えて1泊で引っ越し荷物と共に移動することにした。年齢的にこんな冒険は最後になるかもしれないと思ったからだ。

レンタカー

まず、1週間前に島を出てレンタカーを借りておいた。2週間分の代金を払えばマンスリーで借りられることを初めて知った。

札幌まで行ってタウンエースと言うビジネス用のミニバンを借りたのだが、その復路で留萌市の奥にある「幌糠」という場所では、夕方、乳白色の霧に包まれてホワイトアウトに近くなる恐怖のドライブを経験した。

 

これが借りたレンタカーです。荷物の積載量に限界があるので、引っ越しまでにゆうパックを48個(島の郵便局員もビックリしていた)送っのだが、それでも遅れなかった物を車いっぱいに詰め込んで出発した

自転車、パソコン2台、室内用の鉄棒、寝具のマットレス(3つ折り)などなどいっぱい詰め込んで、入らない物はすべて島民にあげた。側面のドアからの画像です。自転車、毛布、スーツケースが見えます。

これは後部から見た画像です。青いのは寝具のマットレスで、右の銀色のポールはデスクの足、ビニール袋もあわててぶっこみました。

留萌から帯広へ

留萌市から山の中を入っていき、高速道路を通って、富良野のずっと北のほうにある、滝川で降りて、南の方に下っていく。

途中、富良野の北の端にある上富良野の温泉に泊まった。

翌日、朝9時に宿を出て、氷点下マイナス10度前後の富良野をずっと南下していった。

凍結した道路は、怖かったけど楽しかった。

1時間くらい、富良野の中を通っている農道を走ったが、全然車が走っていなくて対向車もなかった。

真っ白になった山々に囲まれた平野の中を、誰もおらず他の車も見かけず、たった一人で車をのんびりと走らせていると、まるで神々の世界を一人彷徨っているような荘厳な気分になった。朝日を浴びている白銀の山肌が美しい。

 

十勝平野

前にも書いたが、南富良野の道の駅で休憩した後、山の中の道から道東道という高速道路にに入り、十勝平野に入る狩勝峠の下を通っているトンネルを抜けると、一気に陽射しが明るく眩しくて、空気が変わる。山地から平坦な平野に移動していく。

十勝平野に入って、今度は真っ白な鋸歯状(のこぎりの歯のようなギザギザの)の日高連峰を後ろにして帯広に向かう。

山を越えたら十勝晴れという冬でも毎日晴天が続く独特の気候になる。

長い休暇

3年勤務して有給はたっぷりあるので、既に温泉を6つくらい回ったが、一つだけ紹介します。

ほうじ茶のような温泉

十勝川のそばにある十勝川温泉はほうじ茶のような温泉で源泉が熱いので加水しているのだ。

夜入った時は、数人が温泉につかっていたので、あまり気にならなかったが源泉が熱いためか湯煙が凄かった。

早朝4時に風呂に入りに行くと湯煙で浴場の中が数メーター先しか見えない。

ホワイトアウトの逆で、もの凄い湯煙で遠くが見えないまま、風呂に入る。すると誰かが入ってきのが、ガラガラという音で分かった。

たぶん、その人は浴場の奥の方に歩いていき、湯船にジャボッと入ったようだった。

心地よく風呂に浸かっていると、その人がガラガラと扉を開ける音がして出ていったようだ。こんな経験は初めてだ。

リゾート内にコンビニが存在しないトマムリゾート

4月から勤務する施設は、宿舎を用意してくれていたが、若干のリフォームが必要ですぐには入居できず、しばらくホテル住まいとなった。

4月まで1ヶ月ちょっとあるので、10数年ぶりにスキーに行った。携帯で予約して、車で1時間半の距離にあるトマムリゾートに3泊4日で行ってきた。

自分らが若いころに開発されたリゾート地で、今は星野リゾートの一つになっている。

ホテルに着いたらコンビニに行って、あれやこれやを買おうと思っていたのだが・・・・

従業員に「近くのコンビニを教えてくれ」と尋ねると、「南富良野まで行かないとないですよ」との返事だった。トマムから南富良野まで28キロ、約30分車で走らないとコンビニが無い。

さらにATMがどこにあるか聞いたのだが、複数の従業員は「申し訳ありませんが知りません」と言う。後でリゾート内に1カ所だけATMがあるのが分かった。

さらに別の人に聞いた話では、山の中を開発した関係なのかトマムには郵便局も無いという話も聞いた。

チェックアウトの後、ダメ押しのような事が起こった。

さあ、帰ろうと車に乗りこみ走り出した途端、ガソリン不足のアラームが点灯した。少しあわてながら、一軒のスタンドがあるのを見つけたが、週2回くらい定休日があり、その日は定休日で開いてなかった。

これも同じく33分走って南富良野まで行き、ようやく満タンにした。

それから、来た道をホテルの近くまで戻って高速の入り口から帰路についたのだった。だから高速の入り口の方が、ガソリンスタンドよりもはるかにホテルの近くにあるのだった。 トホホでした・・・

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