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勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

広瀬隆 「東京に原発を!」「危険な話」

2011-03-20 17:29:06 | 書籍
チェルノブイリの原発事故をきっかけに盛り上がった反原発運動時に、その運動のバイブル的な存在の本であり、つまりは四半世紀も前の本になる。

改めて読み返してみると、すでに著者はこの時点で、今回の福島原発の事故を予言している。

地球温暖化などの環境問題などで、原発を取り巻く周りの状況は大きく変化してしまっているが、この本に書かれていることは、本質的には、今も何も変わっていない。
実際に事故が起こってしまった今となっては、既に手遅れかもしれないが、しかし、だからこそ、今、読み返してみる価値はあるかもしれない。

東北地方太平洋沖地震④

2011-03-20 02:46:43 | 社会
今回の地震の災害の影響を受けた方に、心からお見舞い申し上げるとともに、いまだ消息のつかめていない方の、一人でも多くの方の無事を祈っております。

地震発生から一週間を過ぎて、ここにきて開幕を直前に迎えたプロ野球が少しもめているようだ。
要は、予定通り開幕したい球団側と、こんな状況なのに呑気に野球なんてやっていていいのかと考える選手側との意見の違いなのだが、一応、被害の少ないセ・リーグは当初の予定通り、被災地の仙台や千葉に本拠地のある球団を抱えるパ・リーグは開幕日を伸ばすということで決着したわけだが、ある意味、当然というふうに個人的には考えている。

プロ野球の目的というのは何か、と考えれば、それは、野球というスポーツを通じて、人々に夢と元気を与えることではないのか、と思う。優勝とかいったものは、あくまでその目的のための手段に過ぎない。
思い起こせば、あの阪神大震災のとき、オリックスやイチローの快進撃に、どれだけの被災者が元気をもらったことだろう。

正直、これだけ揉めたのだし、まだまだ被災地の生活は安定しない中でのプレイは、選手としてみれば複雑なものがあるとは思うが、彼らの精一杯のプレイは、多くの人々に夢と元気を与えてくれるものだと思っている。
ぜひ、すばらしい試合の数々を見せてほしいと思う。

「ミュージック・フォー・エアポーツ」 ブライアン・イーノ

2011-03-20 02:44:31 | 音楽
ブライアン・イーノによるアンビエントのアルバムである。
このアルバムでイーノが提唱するアンビエント・ミュージックとは何であるのかは、正直、よく理解はしていないのだが、たとえば、雨の音や波の音といった自然の音のように、特に意識しない限り気になるようなものではないが、確かにそこに存在している。個人的にはこういう自然の音を、人工的に、しかも音楽でやろうとするものじゃないかな、と思っている。
それだけに、正直、聴いていて面白いものではない。
しかしながら、何かをしているときのBGMとして、特に本を読むときのBGMとしては、こちらの思考や集中力の邪魔にならないので、これほど最適なものは無い。
言ってみれば、「図書館に流れる音楽」といったところだろうか。

しかし、こういった音楽に、個人でお金を出す価値はあるのかな、とは思う。

ちなみに、アルバムタイトルが示すように、イーノとしては、空港用のBGMとしてこのアルバムを作ったようだが、一体どのあたりが空港用なのか、他にもそれぞれのシチュエーション別にアルバムが出ているようなのだが、それとどのあたりが違うのか、個人的には不明である。