ベリーダンスはエジプトやトルコの民族舞踊だと思われていますが、勿論、それはその通りなんですよ。
まあようするに、日本舞踊に様々な流派があるように、ベリーダンスにも種類があって、エジプトの踊りとトルコの踊りとは随分違うという事ですね。
そして、エジプトなどのアラブ圏では「ラクス・シャルキー」であり、トルコ圏では「オリエンタルダンス」なのです。
でも、厳密に言えば、ベリーダンスというのは、欧米で主に使用されている中東圏内の民族舞踊の呼称みたいな部分があって、いくつかの種類があります。
しかも、最近ではアメリカで発展した「トライバルスタイル」という新たな種類まで登場して来ていてもう大変。
ただ、個人的にはここまで来ると、ちょっとベリーダンスの意味と価値が軽減されてしまうような気がします。
ベリーダンスはやはり宮廷文化として発展したエジプシャンスタイルと、ジプシー文化として育ったターキッシュタイル、この2種類にとどめていただきたい。
ですから、アラブ圏のラクス・シャルキが元祖ではあるのでしょうけれど、これは今では「エジプシャンスタイル」という種類のベリーダンスにすぎなくもなっています。
しかも、このスタイルは宮廷舞踊という事からも分かる通り、非常に優雅でオペラ的な要素を持ち合わせているのが大きな特徴。
そのお陰で、開放的で情熱的な新たな種類のベリーダンスが確立されて行ったという事なのでしょう。
ベリーダンスの起源は、恐らくエジプト時代の宮廷文化にあるだろうと言われています。
私自身はそう思うのですが、さてさて、皆さんのベリーダンスに対する印象や思いはいかがなものでしょうか。
因みに、男友達はやっぱり露出系衣装のターキッシュタイルがいいとみんな言いますが、これは実に単純な選択理由です。