少年トッパ

長澤まさみの男らしさに感服。

 『風とロック』5月号での長澤まさみの発言がカッコ良すぎ。樋口真嗣監督、宮川大輔を交えてのインタビュー(というか実質的には対談)の中で、樋口監督に向かってこんなことを言っているのだ。

ねぇ、なんでネット気にするの? なんでさっきからネットばっかり気にするんですか、監督。

 やたらとネット上での評判を気にしているらしい監督を軽く非難するような発言である。いやはや、なんちゅう男前な物言い。凄いね、長澤まさみ。
 さらに凄いのは、対談の終盤で長澤まさみが「監督と一緒に仕事できてよかったです」と言うと、樋口監督が泣いてしまうことだ。前後の文脈から察すると、これはマジで泣いたのだろう。樋口監督が涙もろいのかもしれないけど、対談を読んでいる限り、完全に長澤まさみの掌で転がされている。くーっ、まさみったら、すっかり魔性の女じゃん。
 宮川大輔をあしらう手腕も痛快。というか、昔風に言うと、ぶっ飛んでいる。なんと、唐突に自分の指を宮川の鼻の穴に突っ込むのだ。宮川はタジタジになっていて、さっぱり気の利いたことを言えない。この対談の中での宮川大輔は、すべりっぱなしである。
 トドメは「宮川さん、つまんない」という言葉。そんなん言われたら、宮川大輔は芸人として立つ瀬がないじゃん。長澤まさみ、まったくもって奔放かつ男前である。巻頭に載っている上野樹里、瑛太との対談でも奔放な発言を続けており、伏せ字連発(たぶん、ウ○コと言ってるんだろう)。しかし、この3人によるバンドの名前が「トリプル オルタナティヴズ」ってのも凄いね。マジでCDを出してくれんかな。
 世間じゃ長澤まさみを「お嬢さん女優」とか「ぶりっ子っぽい」とか思っている人が多いようだが、実は相当タフでワイルドで骨太なのだろう。というか、かの吉永小百合に代表されるように、おしとやかそうに見える美人女優ってのはほとんどの場合、その内面は実に豪快で男っぽいんだろうね。

 その長澤まさみは、来年また大河ドラマに出るらしい。ああ、また一年間付き合うことになるのか。ちょっと気が重いなぁ。一年は長いもん。前の『功名が辻』はそれなりに楽しめたけど、毎週見るのは少々シンドかったもんね。
 あ、でも今の『篤姫』はものすごく見応えあるね。宮崎あおいの表情が素晴らしいってこともあるけど、堺雅人の演技が絶妙すぎ。この前の回(6/1放送)でついに「素」を見せたシーンなんて、呼吸するのを忘れるほど見入っちゃったもん。最高位に立たされた者の悲哀と絶望、運命に抗おうとする必死さ、そして人を寄せ付けようとしない怜悧さを、これでもか、ってぐらい体現していた。誠に見事。TVドラマを見ていてあれほど引き込まれたのは久しぶりだった。大河ドラマ、侮りがたし。

コメント一覧

トッパ
過ぎてみれば短いでしょうが、やっぱり長いと思い
ます(笑)。

『篤姫』人気に関しては、実は別枠で書こうと思っ
ていました。評判がいい理由は、普段の大河ドラマ
(って、ほとんど見てませんが)と違って、合戦
シーンなど血なまぐさい描写が少ないからじゃない
でしょうか。かといって、他の大奥モノのように女
同士の醜い争いが延々と続く(って、ほとんど見た
ことないですが)わけでもなく、篤姫の立身出世ス
トーリーに「政略」「家族愛」「友情」といった要
素が配分良く散りばめられていますよね。もちろ
ん、宮崎あおいと堺雅人をはじめとする役者陣の好
演も大きいと思います。
以上、ほとんど大河ドラマや時代劇を見ないのに、
偉そうに語ってみました(笑)。
SKD
あら、一年なんてあっという間です。
『篤姫』だって気がつけばもう折り返し地点じゃないですか~。

それにしても『篤姫』は人気がありますよね。
今までイヤイヤ?大河ドラマに付き合ってた夫が、今回は毎回録画するほどの力の入れ様(笑)
やはりあおいちゃんがいいんでしょうかね?
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