少年トッパ

YOSHII LOVINSONライブの感想。

<YOSHII LOVINSON TOUR 2005 AT THE WHITE ROOM> 6月22日(水) Zepp Nagoya

 YOSHII LOVINSONのライブに行ってきた。ご存じない方もいるかもしれないから説明しておくと、ザ・イエロー・モンキーのボーカル、吉井和哉のことね。バンド時代から「ロビン」という愛称で呼ばれていたけど、何もYOSHII LOVINSONなんて名前にせんでもいいのにねぇ。英語表記だと書きにくいて。しかも、本人がラジオで言うには「吉井ロビンソン」と書いちゃダメらしい。「ヨシイ・ロヴィンソン」なら許せるらしいけど、んなワガママ言うなって。
 それはともかく、名古屋で最後にイエローモンキーのライブが行われたのは2000年4月8日のことである。その後、東京と大阪ではライブがあったが、そのままバンドは活動休止→解散へと進んだし、ソロになった吉井はライブを行うのは2枚目のアルバムを出してからと決めていたようで、多くのファンはステージに立つ吉井の姿を長らく見ていなかった。結局、5年間も待たせたわけである。そりゃ吉井、長すぎるて。

 今回のライブ会場はZepp Nagoya。3月にオープンしたばかりの新しいライブハウスで、かなり広い。そろそろ開演時間だ、と思ったらスタッフらしき男性がステージ中央でマイクを持つ。なんだ? 「突然ですが、吉井の体調が思わしくなく……」とでも言い出すのか? って思ったら「途中で体調を崩したりしたら、お近くの警備スタッフに声をかけて……」というような注意事項だった。「YOSHII LOVINSON、名古屋で初めてのライブです。成功させましょう!」と締める。拍手喝采。いい感じだ。しばらくして場内が暗くなり、いよいよスタート。おおおっ、吉井だ! 相変わらず細いなぁ。そのサングラス、胡散臭いぞ。髪型、イマイチちゃう? 芸人さんかチンピラみたいだ。しかし、声はよく出てる。いいぞいいいぞ。
 バンドの編成は、ギター2人にベース、ドラム、そして吉井本人の計5名。ギターの一人はイエローモンキーのエマである。元気そうで何より。って、僕のいる場所からはエマの姿はほとんど見えなかったんだけどね。それより驚いたのは吉井が着ていたシャツがピンク色だったこと。僕と一緒じゃん。真似しやがったのか? んなわけないけど。
 イエローモンキー時代のゴージャスな雰囲気に比べると、やや質素な感じのするステージだ。というか、あのゴージャスな雰囲気はヒーセのキャラクターに負う部分が大きかったんだろうね。それと比べてどうこう、とかは思わない。あの頃の吉井も良かったが、今の吉井も実に良い。まあ、同じ人間だから、そうそう変わらないよね。悩みに悩み、考えに考えた末に、結局元通りになった――という気もする。まあ、吉井に関しては「とりあえず元気に活動していればオッケー」というのが僕の基本的な姿勢である。しょーもない親父ギャグをかましたり、わざとへっぴり腰で踊ったりなどのアホな部分も、笑って眺めていられる。これは斉藤和義を見ていても思うことだが、自分よりも遙かに逞しく立派になった弟を見て、でも話してみたら相変わらずアホだったと分かってうれしくなるような感じ、と言えば分かっていただけるだろうか。

 本編は15曲で、アンコールに3曲。もちろん、すべてソロになってから発表された曲ばかりだ。曲数としてはちょっと物足りない気もしたものの、これくらいがちょうどいいのかもしれない。客席から「もう終わり?」という声も聞こえたけど、たぶん次回は20曲以上やってくれるんじゃないかな。その分、こっちも体力をつけなきゃ。MCによると、来年には大々的なツアーがあるみたいだし。
 曲目に不満はないけど、2曲目が『欲望』だったのには驚いたなぁ。もっとラスト近くだと思ってたからね。ちなみにソロになってからの曲で僕が一番好きなのが『欲望』なのだ。切ないメロディの曲も好きだが、基本的なノリノリのロケンロールが好きなのよ。カモン! イエイ!
 そうそう、来年からは「YOSHII LOVINSON」ではなく別の名前で活動するというようなことも言っていた。じゃあ「吉井和哉」でいいじゃん。またヘンな名前にすんなよっ、吉井!

コメント一覧

トッパさん
名前の響きとしては悪くないけど、いちいちアルファベットで
書かなきゃならないのが面倒なんです(笑)。

すんません、相変わらず我が家じゃMD→CD-Rのコピーはできな
いんです~。またお世話になるかも(笑)。
SKDさん
Masumiさんのこんな長い文章、珍しい~。
それだけ思い入れがあるんですね(^^)

私は「YOSHII LOVINSON」の名前、ステキだと思うけど?
YOSHIIさんの歌って「YOSHII印」が付いてて、聴くとすぐわかるよね?
単なる通行人の感想ですみません(^^ゞ
でも半強制的にラジオの音源やらアルバム聴かされてるんで(笑)

トッパさん
まりゅうっ、興味のない話題にまで反応するなっ
(笑)。

あと、そんなに派手なもんばっか着てるわけじゃな
いって。ピンクといってもショッキングピンクじゃ
ないし。普段はどちらかといえば地味よ。
でもまあ、そういうのも「されても構わない程度の
勘違い」かな(笑)。

Masumiさん、あの名前を好きなファンは少ないっす
よね(笑)。ホント、早く吉井和哉という名前で活動
してほしいもんです。
ただ、僕としてはザ・イエロー・モンキーというバ
ンド名は好きでした。まだ知名度が低かった頃は
「イエローモンキーズ」と言い間違えられることも
多かったようですね(笑)。

新潟では悲惨な目に遭いましたねぇ。お疲れ様でし
た。
名古屋でもチケットは完売でしたが、会場が広かっ
たせいかスペース的には余裕があったと思います。
ただ、僕の少し前にいた背の高い男連中は少々鬱陶
しかったです(笑)。

まあ、いったんバンドを解体してみなければ前に進
めない、ということだったんでしょうね。
これはあくまで僕の推測ですが、イエローモンキー
の4人は近いうちに一緒に活動を始めるような気がし
ます。より吉井のワンマンバンド的な色合いが強く
なるでしょうけどね。
ただ、僕の予想は当てにならないので信じない方が
いいと思いますが(笑)。

いろいろと大変でしょうが、頑張りすぎない程度に
頑張ってくださいね~。
Masumiさん
ついにYOSHIIのライヴの感想、完成ですね!
私もあの名前は好きじゃない。
前のバンド名や曲名もそうだけど、
なんで他のパクリみたいなのが多いのか?
早く本名に戻って欲しい。

新潟で開演前に注意事項を話したツアーマネージャー、ツアー初日で「1時間半のステージ」って言ってしまうのはどうかと思った。
当然あまりの短さに「えええ~!?」のどよめきが。
「気分の悪くなった人は手を挙げて下さい。」ってのもおかしな話。
みんな手挙げてるから判らんって。

予想外に客席前方はめちゃくちゃで、足踏まれまくって終演後見たら右足血まみれ。
親指の爪、ほとんど剥がれてた。痛っ!

衣装やメイクの有無のせいで、バンド時代に比べると華がなくなったというか、すっきりしたというか。。。

やりたいことをやってたように見えたのに、
バンドではできなかったってのがよく理解できない。
他のバンドのVoも同じこと言ってソロ出したけど
これも理解できなかったわ。
本人しか判らないこだわりなんだろうけど。

4月から部署が変わって毎日非常に辛いんだけど、
凹んでる時にYOSHIIの曲は心に沁みる。

「君のすることに無意味なものなどないって~♪」
前向きに頑張らなきゃ。


まりゅうさん
残念ながら・・イエモンには全く興味がないんですけど、せっかくなのでコメントしときます。
  
しかし、アレですね。トッパさんは映画を何本も観たり、ブログに2件も長々と書いたり掲示板やこのブログにレスしたり・・と結構忙しそうなワリにはマメですよね。感服します。
それと、ピンクのシャツとかトッパさんは着る物は派手なものが多いですね。
・・あっ!と仕事の時間となりました。 では、また。
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