エリカ女王降臨！ ＜07年9月29日公開作＞

　週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは自分にとって優先順位が高い順に並べました。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

☆『クローズド・ノート』138分予定
　言うまでもなく、沢尻エリカ主演最新作。観ないわけにゃいかんでしょ。他にも伊勢谷友介、竹内結子、板谷由夏、田中哲司、永作博美、それにダルビッシュ夫人となったサエコなどなど、なかなかの豪華キャスト。監督は行定勲。
　そういえば、少し前に公開された行定勲監督の『遠くの空に消えた』、某氏からは「今年の日本映画のワースト」というメールを頂戴したんですが、別の方の日記では「傑作」と評されてました。ホントに人それぞれですね。

『エディット・ピアフ　愛の讃歌』（仏・チェコ・英）140分
　『愛の讃歌』『バラ色の人生』などで一世を風靡したシャンソン歌手、エディット・ピアフの伝記映画……らしい。これは見応えありそう。

『ストレンヂア　無皇刃譚』102分・PG-12
　戦乱の世を舞台に、孤高の剣士と謎を秘めた少年が運命に立ち向かう姿を描いた時代劇アニメ……らしい。長瀬智也、竹中直人、山寺宏一などが声を担当。名古屋市内ではシルバー劇場と中川コロナにて。

『Mayu　ココロの星』123分
　若くして乳癌に冒されながらも前向きに生きようと奮闘する女性の姿を描いた感動作……らしい。主演は平山あや。他に塩谷瞬、池内博之、京野ことみ、浅田美代子、三浦友和など。 TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて。

『幸せのレシピ』（米）104分
　人気レストランを舞台に、性格の異なる男女が対立したり恋したり……というようなお話みたい。ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』（僕は未見）のリメイク。主演はキャサリン・ゼタ＝ジョーンズで、相手役は『サンキュー・スモーキング』のアーロン・エッカート。

『パーフェクト・ストレンジャー』（米）110分・PG-12
　誰もが別人格になれるインターネットの世界を舞台に描かれる戦慄と衝撃のミステリー……らしい。主演はハル・ベリーとブルース・ウィリス。予告編やテレビCMによるとラストがスゴいらしいけど、そういう触れ込みの映画って大抵トホホな結末だったような気が……。

『題名のない子守唄』（伊）121分・R-15
　あるメイドの謎めいた行動と哀しい運命を描くミステリー……らしい。監督は『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ。イタリアの映画賞で作品・監督・主演女優など5部門を独占したそうです。名演小劇場にて。

『天使がくれたもの』111分
　人気ケータイ小説の映画化。すれ違いを繰り返してしまう高校生の男女の恋模様を描いていたラブストーリー……らしい。主演は美少女クラブ31（って何？）の女の子とLead（一応知ってます）の男の子。なぜかFUJIWARAの原西も出演。中川コロナにて。

＜田中登の世界　性と愛のフーガ＞
　にっかつロマンポルノの巨匠、田中登監督の作品を特集上映。『夜汽車の女』『(秘)色情めす市場』『江戸川乱歩猟奇館　屋根裏の散歩者』『発禁本「美人乱舞」より　責める！』『人妻集団暴行致死事件』『実録　阿部定』の6本です。名古屋シネマテークにて。

　えー、『サッドヴァケイション』を観ました。今まで青山真治監督の作風はあまり好きになれなかったのですが、これは見応え充分。とにかくもう、冒頭からグイグイ引き込まれちゃいました。姉妹作らしい『Helpless』『ユリイカ』を観ていないので分かりづらいところもあったけど、最後までスクリーンから目が離せませんでした。って、よっぽどのことがなきゃスクリーンから目を離しませんが。
　とにかく、これはお見事。「女の強さ」とか「母の逞しさ」とかがひしひしと伝わってくる物語でもありました。強がったりカッコつけたりしても、しょせん男は愚かで脆いっすわ。

　『ファンタスティック・フォー　銀河の危機』も観ました。感想は少しお待ちくださいませ。