「ザ・ドリームマッチ」の感想を少々

　おっとっと、時間がなくなっちまった。今夜は今年一本目の映画を観に行くので、手短に書いておきます。えっと、土曜の夜に見た「ザ・ドリームマッチ」の感想でも。

　今回の組み合わせは下記の通り。

1　吉田敬（ブラックマヨネーズ）＋天野ひろゆき（キャイ～ン）
2　竹若元博（バッファロー吾郎）＋日村勇紀（バナナマン）
3　宮迫博之（雨上がり決死隊）＋堀内健（ネプチューン）
4　設楽統（バナナマン）＋蛍原徹（雨上がり決死隊）
5　大竹一樹（さまぁ～ず）＋小杉竜一（ブラックマヨネーズ）
6　河本準一（次長課長）＋木本武宏（TKO）
7　世界のナベアツ（ジャリズム）＋木村明浩（バッファロー吾郎）
8　松本人志（ダウンタウン）＋内村光良（ウッチャンナンチャン）
9　木下隆行（TKO）＋三村マサカズ（さまぁ～ず）
10　ウド鈴木（キャイ～ン）＋井上聡（次長課長）

　正直言ってあまり期待していなかったのだが、全体的にかなり面白かった。吉田＋天野の葬儀屋ネタはベタな内容ではあるが、最近のブラックマヨネーズのネタより遥かに面白い。次の竹若＋日村は漢字ネタ。竹若のリードが見事で、たっぷり笑わせてもらった。続いての宮迫＋堀内は、堀内の暴走っぷりが楽しい。今まであまり好きな芸人じゃなかったけど、今回ので見直した。暴走キャラが似合う宮迫が、堀内を制御する役割に終始していたのも面白い。
　設楽＋蛍原は、下着メーカ－に勤める社員同士の会話。よく練られている。大竹＋小杉のは宿題ネタ。これまた内容がまとまっていて見事。しかし、こんなにしっかりしたコントが続くと「ホントに3時間で考えたのか？」とも思えてしまう。
　ここから後半。見ている側がダレてきたせいかもしれないけど、前半に比べると完成度が低いネタが続いたように思えた。河本＋木本は幽霊ネタ。悪くはないけど、いつもの河本のキャラが全面に出すぎて、いささか物足りない気がした。次のナベアツ＋木村は、ゴムを愛する男をナベアツが演じるコント。これも少々新鮮味に欠けた。そして、いよいよ松本＋内村。お笑いファンには「夢の顔合わせ」のようだが、僕にとっては最近の内村が作るギャグはどれも面白いと思えない（すべて見ているわけじゃないが）ので、はっきり言って期待値は低かった。だが、これがなかなかの面白さ。個性的な刑事が次々と殉職していくというコントで、いろんなアイデアが詰め込まれていて感心する。ただ、スライドを使うなど、他のコンビと比べて「特別扱いされている」という感も否めない。そもそも、3時間以内でスライド作成まで終わらせちゃえるものなんだろうか。いや、疑うわけじゃないけど。
　そのあとの二組は良くなかった。木下＋三村はベタな催眠術ネタで、内容は悪くないものの間合いがイマイチだし、三村がセリフを間違えすぎ（まあ、それが逆に笑えたりするんだけど）。最後はウド＋井上で、携帯電話ショップを舞台にしたコント。長く感じたってことは、やはり面白くなかったということだろう。もっとも、この二人なら、面白くなくても許せるけど。

　優勝したのは、松本＋内村。うーーーん、まあ、お祭りとしてはそれで良いのかもしれないけど、僕としては竹若＋日村が一番！　って、手短に済ますつもりだったのに、けっこう長く書いちまったっ。急いでるので誤字があっても許してね。