少年トッパ

映画『黄色い涙』の感想

 蔵出し感想文、もういっちょ。今度はゴールデンウィークに観た『黄色い涙』です。もう5ヶ月前じゃん。すでにDVDが出てるみたいっすね。あ、ネタバレはありません。というか、ほとんど感想にもなってません。

※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※

 これは昭和38年の東京を舞台にした青春群像劇。嵐の5人が、駆け出しの漫画家、小説化志望の青年、歌手志望の青年、画家志望の青年、集団就職してきた真面目な勤労青年を、それぞれ演じている。監督は、すっかり売れっ子になった犬童一心。

 その時代の空気や若い連中の宙ぶらりんな苦悩、漫画に対する主人公の真摯な想いはそれなりに伝わってくるけど、物語自体はいささか散漫な印象。ただ、十代の頃に永島慎二のマンガを夢中で読んでいた僕にとっては、かなり胸に迫ってくるものがあった。この話が『フーテン』につながっていくのかと思うと、それだけで終盤ではウルウルしちゃったもんね。というより、本音を言えば『フーテン』を映画化してほしかったなぁ。でもまあ、永島慎二が描いた世界がスクリーンで再現されていたことは、素直に喜ぶべきだろうね。冒頭では手塚治虫先生への敬意も表されていたし。

 あと、明らかに実家の近くの商店街だと分かる景色が多かったのもうれしかった。パンフでは「商店街中の装飾を総とっかえ」と書かれているけど、ひとつだけ変えられていない看板があったことは地元民なら即座に分かるって。それに、電灯とかもそのままじゃないかな?
 そんなこんなで、個人的な思い入れの強さから、かなりお気に入りの作品となった。

 で、明日の「ウドちゃんの旅してゴメン」(メ〜テレで9:30〜10:00)では、その商店街が紹介されるらしい。見なきゃ。



 これが永島慎二の『漫画家残酷物語』と『フーテン』です。コートさん、好きだったなぁ。

コメント一覧

トッパ
まあ、日本中どこの商店街もあんな感じなんでしょ
うねぇ。大須みたいな街は例外中の例外だと思いま
す。

>「麩まんじゅう」好きです。

あれは麩まんじゅうではなく、鬼まんじゅうなんで
すよ。サツマイモで作ったものです。

>ロケ地ツアー企画ヨロシク(^^)

実家の近くを巡っても楽しくないので、却下!(笑)
SKD
多治見といい勝負してますね(笑)
「麩まんじゅう」好きです。
コロッケも美味しそうでした。
ロケ地ツアー企画ヨロシク(^^)

トッパ
ぜひとも、さびれ具合をご覧くださいませ~(笑)。
いやぁ、昔は賑わってた商店街だったんですけど
ねぇ。
SKD
へ~、ウドちゃん録画しとこっと(^o^)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「<映画> 映画の感想」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事