少年トッパ

M-1グランプリ2009、僕の採点。

 誰が優勝するか事前に予想しようかと思ったけど、さっぱり見当が付かず断念。心情的には、8年連続出場の笑い飯に優勝してほしい。しかし、初出場のパンクブーブーとハライチが健闘するんじゃないか、という予感もあった。こういうイベントでは、売れっ子ほど先入観を持たれて苦労する傾向もあるもんね。
 などと思っていたら、敗者復活戦で勝ち上がってきたのは昨年の覇者、NON STYLE。だったら彼らにまた優勝してほしい! 今回の9組の中で一番好きなコンビなので。

<決勝1回戦>

●ナイツ……85点
 いつもの「ヤホー」ネタではないが、小さなボケを連発するというスタイルは同じ。爆発的な笑いにはならないものの、安定感はさすが。

●南海キャンディーズ……82点
 山ちゃんがストーカーを演じるネタ。ステージ上を走り回る元気さは清々しいが、シュールさがやや中途半端なのが惜しい。

●東京ダイナマイト……84点
 勝利者インタビューのネタ。「♪ラ、ラ、ラ、ランドセル」には大笑い。前に出場した時よりも正統派漫才に近づいている気がした。

●ハリセンボン……83点
 「おとなりに煮物を持っていく」というネタ。最初、明らかに春菜が緊張しまくりだったが、徐々にほぐれていった。はるかの方は終始安定。きっと彼女の方が強心臓なのだろう。

●笑い飯……84点
 いつものWボケ&Wツッコミ。たたみかけるようなテンポは素晴らしいけど、「鳥人」という設定にさほど面白味が感じられず、最後までノレなかった。ただし審査員は大絶賛で、島田紳助は100点を付けていた。

●ハライチ……87点
 「レッドカーペット」などで見せるムチャぶりシリーズのロングバージョン。やや危なっかしい部分もあったが、かなり笑えた。今までの中では一番。それにしても、どこまでセリフを決めてあるんだろう。明らかに困った顔した時に言うのは、やはりアドリブ?

●モンスターエンジン……83点
 夫婦ネタ。コント色の強かった昨年と異なり王道っぽい漫才スタイルだ。しかし、さほど笑えず。残念。

●パンクブーブー……92点
 となり同士に住む二人が騒音をめぐって口論する、というネタ。面白い。これまでの中でダントツ。
 パンクブーブーは「爆笑オンエアバトル」で何度も見ていたが、数年前から急速にボケが冴えてきた感があった。そして、今回の大舞台で才能を世に知らしめたわけだ。アッパレ。

●NON STYLE……89点
 カッコいいセリフを言いたがる井上と、それに嫌々付き合う石田、という定番ネタ。さすがに面白い。

 というわけで僕にとってトップ3はパンクブーブー、NON STYLE、ハライチだったが、残念ながらハライチは敗退し、笑い飯が残った。

<最終決戦>

●NON STYLE
 ついさっきのネタと同じパターン(さっきのは「百年早い」で今回は「峰打ち」)。しかし、同じパターンでも、やっぱり面白い。

●パンクブーブー ☆
 陶芸家に弟子入りしようとする強引な男をツッコミの佐藤が演じるネタ。「先生の皿、マジでツボ」に大笑い。他にも爆発的な笑わせポイントがいくつかあって、大満足。

●笑い飯
 1回戦の時と同じくWボケ&Wツッコミのパターンだが、初めてM-1に出た頃のようなシンプルな構成に戻った感じ。こっちの方が1回戦よりも楽しめた。

 僕としてはパンクブーブーが一番だったが、審査員の間では票が分かれるんじゃないだろうか。NON STYLEも良かったし、笑い飯のスタイルは高く評価されているし。これは混戦になるか?
 と思っていたら、なんと全員がパンクブーブーを選んだ! すげえ!

 というわけで、パンクブーブー、優勝おめでとう! お見事!

コメント一覧

トッパ
笑い飯、確かにいい具合にアクが抜けてましたね。最後の「ちんポジ」では、しょーもなさ全開でしたが(笑)。
SKD
昨夜唯一声を出して笑ったのは、笑い飯の「トリナンバン」のところ。
笑い飯・・・脂ギトギトのイメージで生理的にNGでした。
今回程よく脂が落ちて?よかったのになぁ。。
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