tonton

tontonの日常

次男の思い

2016-04-28 10:41:29 | 日記
昨日の夕飯の後
「明日、ジム良い?」と次男が夫に
「わかんない・・・おまえ仕事休んでジムばっかり・・・」
「良いわよ、明日お母さんが送って行って、駐車場で口開けて寝てるから^^」

今日明日は職場の棚卸し
だからいつもと違って3時に車でジムまで送ることが出来るかどうかわからないのかもしれないけど
仕事を昨日休んだからと言うのと、今日のジムとは関係ない

職場からジムまで車で10分もかからない
何時までに行かなくちゃいけないということでもない

と思うのは私が仕事のことがわからないからかもだけど

夫が2階の部屋に行ってから次男が言う
だったら俺に足をくれよ

茨城県というのは成人に1台ずつ車がないとやっていけない土地柄だ

腹立ち紛れに
こんな田舎になぜ住んでるんだよ、俺一人ではどこにも行けないのに

仕方ないよ、ここに住んだときまだあんたの病気はわからなかったんだから

実家の父のことを、母や長姉が、どうしてこうも恩着せがましいというかもったいぶった人なんだろうとぼやいていたけど、夫もその上を行く人だ

今日はジムに行くから頑張って仕事にも行こうと思う次男に、昨日休んだのに、翌日にはジムジムって・・・と言う意味がわからない
次男の頭痛を理解していない

だいたいどうしてジムに行くようになったのかと言えば、次男はその最初のことを忘れていたけど

私の知らない所で、カートを乗りに行くようになって、カートも買って
それが石岡という所で
私はそこまで走ったこともないのに、ある日突然、ここに迎えに行ってやってくれって
自分で完全に送り迎えも出来ないのに、行くときは連れて行くから帰り頼むって・・・

さも次男のことを思ってのような
私が居ない土曜日や日曜、迎えを職場の事務の人に頼んでいたことも分かって、仕事じゃないときにまで関わりを持つのかと、おかしくないかと言ったこともあった

そのカート乗りも、どうしたのか行かなくなって

ジムに行くようになったのは、体重が重くてカートに乗ってもスピードが出ないというので減量を始めたんじゃなかったかと

そのジムに行くようになったのも、私はしばらくしてから知ったわけで
送って行くから迎えに行ってやってくれ

娘のこともそうだったけど、次男のことも、今度こうしようと思うからという相談はない

動き始めてから当然のように私が車を出すと言うことになる

そのジム通いに、送っていけないとか・・・
月曜から金曜までどの日も出掛けるという用事が無くなった私だけれど、1時間くらい待つのは好きでしてる訳じゃない

その間に買い物というのも、すごく億劫だから、次男と買い物する方が次男も買い物をしたいし

夫が送ってくれたら、私は4時頃家を出て、4時半から5時の間に出てくる次男を待てば良いけど、2時50分に家を出て3時10分に次男を乗せて、3時20分ぐらいにジムについて、4時半頃まで暇つぶし

お母さんは何才まで車に乗れるの?と次男が心配するけど、私は、次男の足なのだから・・・

子どもが難病と言うことになって、例え10%でも家族発症がある遺伝性もあるということになるとき、夫婦でどっちの血族かと離婚になるような場合も有るらしいけど

次男のように子どもだった患者が大人になるとき
あまりに無理解な頭痛も理解して貰えない父親に対して、オヤジの血族だろう、なぜ俺を生んだんだよ・・・と言う気持ちになってしまったこと・・・何とも言えない

あんたには悪いと思うけど
お母さんはあんたが難病になったことで人生が変わったし、良い人生を楽しませて貰ってる
子どもが難病で思い詰めて鬱になるお母さんもいっぱい居るけど、あんただってお母さんが、病気のことで暗い顔していたり鬱々としているのを見ていたら辛いと思うよ
今のお母さんで良かったって思えるよね?

なんて、笑いながら話した
笑いごっちゃない深刻な話しでも笑わずに言ったら大変なことになる
次男は元々明るい子どもだから、言葉で書くと辛いことを、私と笑いながら話してくれる・・・それに救われてる

いつ死んだって良い、今度は手遅れになるようにすぐに病院に連れて行ったりしないようにと、これも笑い話で言うのだけれど

生きている楽しみがないという次男に何とも言いようがない
だからこそ、年に2,3回の旅行がぶら下げたニンジンだし、その日までは生きていなくちゃ損だからって

お菓子も食べずに、毎晩お風呂の後の体重を計るのを楽しみにしているけど、痩せたらどうだということも特にないのに・・・次男の意思のかたさに驚いたりして

宝くじでも当たらなくちゃ、駅の傍にも住めないし
東京のおばちゃんもクセのある人だから一緒に住んだり出来ないし、テレビもない、ネット環境もないしね、なんて笑った