とんもの日記

いつか どこかの 本当のはなし

ビギナーズラックだった /打ちのめされて大晦日

2012-12-31 16:37:14 | 日々のこと
この間作った
キャラメルパウンドケーキ、
とても好評だったので、
もう一度焼いてきます、と
約束していた。

そうして、あれから3度
作ってみたけれど、3度とも
失敗。
キャラメルを混ぜ込む時点で
大きなダマになってしまう。
1度目より2度目の方が
より失敗した。

失敗した理由を思いめぐらす。
キャラメルの温度が高すぎたの
かもしれない。
キャラメルをこね回しすぎたの
かもしれない。
生地の撹拌が足りなかったのか。
などなど。

そうして次に挑む。
けれど、その憶測も次々と打ち
破られ、失敗作を食べ続けた。
味は美味しいのだ。
スポンジだってしっとりして
いて。
けれど、大きなキャラメルの
固まりがあちこちに挟まれて
いて、歯の丈夫でない方には
危険な代物だ。

1度目と2度目はほとんど
間髪入れずに作ったので、
髪の毛からはいつもキャラメルの
匂いがしていた。

3度目、思いつく限りの
失敗要因をリマインドしながら
意識を集中して作る。

あぁ。だめだった。
今までの中で一番マシだけれど、
始めに作ったようには
出来なかった。

あれは完全にビキナーズラック
だったのだ。

もう完全に打ちのめされる。
しばらくこのレシピは
みたくない。




打ちのめされて、2012年も
大晦日。

朝からずっと台所に立っている。
明日持参する、煮物を作ったり、
雑煮の出汁をとったり、夕飯の
下ごしらえをしたり。

ふぅ、草臥れた。


今年はここに日記を記す事が
なかなか出来なかったけれど、
今年もお読みいただき、
ありがとうございました。

来年は「暮らしをていねいに」
と思う今。
これってなんだか「暮しの手帖」
みたいだな。
でもそう思い浮かぶ今です。

そうして、
「ゆく年くる年」を観ながら
年越しそばを食べるのが
楽しみな今です。


では、良いお年を!
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しんださいぼう /こういう方面の才能

2012-12-27 14:13:30 | 日々のこと
小さな人は耳掃除が好き。
私も小さな頃から好きだった。

耳掃除、
くすぐったいような
気持ちいいような、
眠たくなるような。

小さな人、耳の中から出てくる
垢を見て「これ、なあに」と言う。

「これはね、死んだ細胞だよ。
人間は生きていると、どんどん皮膚の
細胞が生まれ変わって、死んだ細胞が
上に押し出されてゆくんだよ。
それがこれだよ」

と説明すると、小さな人は
いたく納得した様子だった。
それ以来、耳垢を見ると、
「しんだ さいぼう だね」と
言ったりする。

今日も「しんだ さいぼう とって」
と言いにきていた。


ところで、何度か記したけれど
小さな人は、テレホンショッピング的な
番組が大好き。
今時期、そういう類のテレビは最盛期
らしく、小さな人はより一層、熱心に
それらを観ている。

そうして、「ほぉー、やすい!」
「これね、いろがえらべるんだよ」とか
教えてくれる。


夜のバスタイムでは、自分で考案した
お掃除ブラシの実演販売をやってくれた。
「ちょ、ちょっとまってくださ~い!
これだけではないんです、もうひとつ
これもおつけして、なんと!!!!!
2,980まんえん!!!、やすい?」
などと言っている。

この人、こういう方面に才能を
発揮するのではないか、と
湯船に浸かりながらその語りっぷりの
見事さにおののく。
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愛しのローズマリーちゃん

2012-12-25 14:00:21 | 日々のこと
メリークリスマス!

小さな人は目が覚めるとすぐに
プレゼントを探して
「あ、あった」と小さく叫んで
から、ベッドの足下にある
プレゼントを手にとっていた。

そうしてビリビリと包装紙を破り、
中を確認する。
「やったー、ローズマリーちゃんだぁ」
と小さな人。
ローズマリーちゃんに沢山
キスをしていた。

念願のローズマリーちゃん。
ついに我が家にやってくる。
サンタさん、どうもありがとうございます。


ローズマリーちゃんとは
ジルケくまのこと。
ニキティキのカタログで見つけて
以来、小さな人はずっとずっとこのクマ
が欲しいとサンタさんに願っていた。
そうして「ローズマリーちゃん」という
名前まで決めて、待っていたのだった。

「なんてかわいいんでしょう」
小さな人は何度もローズマリーちゃんに
向かって愛おしそうに言っている。



さて、昨日は盛大なクリスマスパーティ
だったので、今晩は家族3人こぢんまりと。

なんだか、お寿司が食べたくなって、
夕方、スーパーマーケットへ
お刺身を見に行く。

じっとショーケースを睨む。
そうしてサーモンとカンパチ、マグロの
サクといくらのパックをひとつ
買い求める。

家に戻り、すし飯をつくり、
海鮮バラチラシを作る。
他には蓮の天ぷらとインゲンの
蒸したもの。

お寿司を食べたいだけ食べて
天ぷらを齧り、ビールをぐびぐび
飲む。

今日も胃袋、満たされり。
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力強い胃袋で豪勢なおよばれ

2012-12-24 13:46:37 | 日々のこと
クリスマスパーティは
いつものように豪勢なお食事だった。

カプレーゼ、ベトナムのパテ、
いんげんと胡桃のサラダ、
チーズ三種とバゲット二種、
ローストポーク、
紫キャベツとリンゴの煮たもの、
ローストチキン一羽。

それから私が持参した
香味野菜のクリームスープ。

デザートはクリスマスケーキと
トリュフチョコ。
紅茶。


なんとまぁ、贅沢なこと。
ベトナムのパテは海老味噌を
きかせたもので初めていただくお味。
ローストポークと紫キャベツの
組み合わせは、とても好みだった。


シャンパンと赤ワインを
くぅくぅくぅーっと飲んで、
楽しくおしゃべり。


今日は胃袋がガシッと力強く
私の食欲をバックアップして
くれた。
思う存分食べて飲んでも、
「おいらにまかせておくれよ」
と胃袋がガッツポーズをしている
ように思えた。

夜、眠りにつく前、胃袋に
小さく感謝する。
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大雑把なお菓子とレシピ通りの料理

2012-12-23 16:51:39 | 日々のこと
昨晩、キャラメルのパウンドケーキ
を焼いた。

そうして思う。
つくづくお菓子作りが下手だと。

なんと言うか、これは絶対に
教科書通りにはいっていないだろう
なぁ、と思いながらどんどんと
次に進んでしまう。

お菓子作りで思い知らされるのは、
「大雑把の極み」なのだ、ワタクシは
という事。

バターを室温に戻す時間や、
キャラメルをしっかり冷やす時間
なんかをすぐにサボってしまう。
しかもちょっとだけサボってしまう。
あとちょっとが待てなかったり。
計量なんて、まぁある程度で
いいわよ、そんな事をきっちりした
ところで大差ないわよ、と思ってしまう。

けれども、これがとても大事な事。
殊にお菓子作りにおいては。

そうして、美しくないなぁ、と
思いながらボールの中で分離している
ものを眺める。

キャラメルのパウンドケーキ。
これは絶対に失敗した。
そう思いながら、オーブンに入れる。
けれど、出来上がりは思いのほか
悪くないものだった。

それでも「悪くない」という感じ。
本来、生地はもっとしっとりと、
きめ細かに仕上がるはず。

あぁ、どうして出来ないんだろう。
サボったり適当になってしまうのだろう。
ものすごく失敗しても、めげないのが
最大の欠点。


ところで、それとは対照的なのは
料理のこと。
最近、めきめきと「料理本」を
見ながらその通りに「きっちり」と
作るという意欲が増している。

今まであまり意識していなかった
けれど、私の98パーセントくらいの
料理は、我流だった。

ここ数日、料理の本を読むようになって、
なんとまぁ、レシピがしっかりと
書いてある事に驚き、力が抜けた。
なんて事はない、これを見ながら
作れば良いだけだ。
ちょっと大げさに言えば、
何も考える必要などない。
煮る時間だって正確に何分と
書いてあるし。


そうしてレシピに忠実に作っている
時にハタと思う。
ぼけ~っとしながら料理してるな、と。

我流で作り続けていた日々。
とにかくどうしたら美味しくなるか、
どのくらい茹でたら程よいかたさになるか、
常に感覚をピッと立たせながら料理を
していた。
それはそれで慣れ親しんだ料理の仕方
だけれど、これからは少し他のかたの
料理方法に耳を傾けてみようと思う。
というか、教えて頂こうと謙虚な気持ち。


という訳で、キャラメルパウンドケーキと
スープを持って、これからクリスマス会
におよばれです。

スープはこの間記した、香味野菜の
クリームスープです。
トマト、タマネギ、セロリ、ニンジン、
ショウガがたっぷり入ったスープ
です。

いってきまーす。
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