心地よいSOUND

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珍しく

2010年07月18日 | 漫画・本
上下2冊組の文庫を2作品読みました。

「運命の塔」深谷忠記

元法務大臣・榎木雪夫の孫が誘拐された。1億円の身代金奪取のため犯人が仕掛けた巧妙狡猾なトリック。もうひとつの悪辣怜悧な陰謀。雪夫の義父で“昭和最後の怪物”と呼ばれる政界の重鎮・大河原善造一族の封印された過去が翳を落とすなか、事態は元秘書・平岡道義の業火の記憶と交錯していく。 (アマゾンより)

読み始めは、誘拐事件の物語かと思いきやもっと複雑でした。読み進めながら「これが真実か」と思ったことがどんどん覆れて行き、意外な展開だらけでした。


「邪魔」奥田英朗

小さな放火事件がきっかけで、どんどんあらぬ方向に進んでいき、最終的には‥。
簡単に起こりえない出来事ではあるけど、自分の身に絶対降りかからないとも言い切れない怖さがありました。
郊外のマイホームに暮らす、平凡なパート主婦の及川恭子。彼女の変貌していく様子はすさまじい。
妻を交通事故で亡くし、それ以来義母が心のよりどころである刑事、九野薫。
随所で出てくる義母との交流。いい関係なんだなぁ、義母を本当に大切に思っているんだなぁ‥と思いましたが、だんだん不思議な方向へ‥。

物語の最後は、さびしかったですね‥。


長い作品だと読みごたえはあるのだけど、分厚い本を読みながら「1冊読み終えても解決しないのか‥」とちょっと気が遠くなる感が‥。
私は1冊で解決するくらいがちょうど良いみたい。
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