けせらせら

何事もなるようになるさっ♪

伯父の葬儀

2011年10月09日 | 日記
家族でtomyの父方の伯父さんの葬儀に行きました。

入院していて、容体がよくないとは聞いていたのですが、亡くなったと聞いたときはショックでした。

伯父さんとの思い出は、tomyが小さいころに遊びに行ったものと、成人して就職してから数回会った時のことが鮮明です。
伯父さんの家にびわ狩りに行ったこともあったな。
tomyの結婚式では、録音できる変なおもちゃ持って、みんなを笑わせていたような記憶が。

人を笑わせることが好きだった伯父さんの葬儀、絶対に泣かないと決めていました。
なぜなら、父が絶対に泣かないだろうと思ったから。

伯父さんが亡くなったと連絡をくれたのは父でした。
電話口の震える声色から、どれほど悲しいのかが伝わり、想いがあふれ出てくるようでした。

tomyは父が泣いているのを見たことがあまりありません。
でも、泣く人ではあるんです。

記憶に新しいところではtomyが高校の時。
病気で母が手術をしたのですが、その手術の前日、普段通りに生活するtomyに向かって
「明日、おかあさんは手術なんだぞ!なにかあったらどうするんだ!心配じゃないのかー!!」と、八つ当たり気味に言いながら号泣していました。
おいおい、母が手術するのに心配していないわけないじゃん!あえていつも通りにしてるんです!!と言いたかったけれど、号泣する父の思いには負けたなって思ったんだ。

そんな感情的な父ですが、tomyの結婚式では泣きませんでした。
普通、娘の結婚式って父親が泣くものなんじゃないの?と思っていたし、小さいころからみんなに「tomyちゃんのことがかわいいから、tomyちゃんがお嫁に行くときはお父さん泣いて大変だろうねー(笑)」なんて聞かされていたので、泣くもんだと思っていたの。
なのにね「結婚式では絶対に泣かない」ってみんなに言ってたんだって。
そう聞いていたので、そんなこと言っても泣くんじゃない?なぁんて思ってたのですが、本当に泣きませんでした。
後で耳にした話だと、結婚式では泣かないと決めていたのだそうで、それ以外のところで泣いてたみたいだけど。

父はきっと葬儀では泣かない。
どんなに家で泣いたって、葬儀では笑って見送るだろう。
そう思ったら、自分も頑張って泣かないぞ!って思ったの。

途中、何度も泣きそうになったけれど、ぐっとこらえました。
一番泣きそうだったのは、収骨の時かな。

今回、告別式→火葬ではなくて、火葬→告別式だったのです。
だから、火葬時間が朝早かったの。
うちから遠距離だったので、亡骸に会うことはあきらめていました。

火葬場に到着したら、「30分前に入ったよ」と聞かされました。
やっぱり、間に合わなかったです。
うちから遠いし、最初から間に合わないってわかっていたもん。と思っていたんだけど、骨になった伯父さんを見たとき、猛烈に後悔しました。

伯父さん、骨になってたよ。
遺影は温和に微笑む素敵なお顔なのに、もう骨なんだよ。

なんであと30分、たった30分早く家を出なかったんだろう。
そしたら伯父さんに会えたのに。
そう思うってわかっていたけど、予想以上にショックでした。
亡骸に会ったからってどうにもならないなんてことはわかってるの。
でも、一生後悔するな、これは。
伯父さんなら、きっと遅れたって「tomyちゃぁん、遅いよー」って笑ってくれるだろうけど。

人は死んじゃうと骨になるんだよ。
なっちんにはそう教えてありました。
何か思うことがあったと思います。
「骨、怖くなかったよ」と言っていました。

りょーたんはまだ小さいから、きっと今日のことは忘れてしまうのでしょう。
それでいいと思います。

別れはいつか必ず訪れるもの。
それはわかっているつもりです。

でもね、初めて見る「○○家」(tomyの旧姓)という葬儀の案内に、とても重いものを感じました。
喪主である従兄は、tomyが子供のころに会ったきりだったけど、その時はまだ学生さんだったんだよ。
その従兄が喪主だなんて。

いつかきっとめぐってくる順番。
その時がきたら、tomyは笑って見送れるのだろうか。

そう考えただけで涙が出てしまうtomy。
まだまだですね。