イタリア 写真撮りまくり

イタリア好きの食いしん坊が、イタリアで撮りまくった写真を中心にご紹介。

ローマ2日目…教会巡り

2023年05月26日 | イタリア
ローマの2日目は、夕方にバーリ迄移動するので午前から午後にかけて教会巡りを楽しみました。
 
■サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂
オッピオの丘の上にある、聖ペテロに捧げられ4世紀の教会です。初代教皇の聖ペテロに捧げられ、
「戒めの聖ペトロ」という名前が付いています。
 
・教会のファザード
 
・3身廊の内部と後陣の主祭壇
 
・聖遺物の鎖
聖ペテロがエルサレムの牢屋で繋がれていた鎖と、ローマの牢獄で繋がれていた2つの鎖が奇跡によって
1本の鎖となったとされています。この教会のご神体(聖遺物)です。
 
 
・モーゼ
この教会で最も人気があるのが、15世紀初頭にローマ教皇ユリウス2世霊廟の彫刻として、
ミケランジェロがデザインし、その弟子たちによって作られたモーゼ像です。
 
■サン・マルティノ・アイ・モンティ聖堂
コッレ・オッピオ公園の端に建つこの教会は、外見的にはバロック期の一般的な教会の風情ですが、
実は非常に面白い構造となっています。
 
・教会のファザード
 
・3身廊の教会内部
 
・地下のクリプタ
 
 
・地下2階に残る初期キリスト教時代の旧教会跡
 
・地下3階に残る紀元3世紀の倉庫跡
何と4層の構造を持つ珍しい教会でした。
 
■サンタ・プラッセーデ聖堂
こちらもサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の近くに建つ、ローマでも最も古い教会の一つです。
2世紀の祈祷所を教皇ハドリアヌス1世が修復した場所に、新たに9世紀になって教皇パスカリス1世が再建しています。
ビザンチンモザイクが数多く残る小さいながらも貴重な教会となっています。
 
・教会入口
ファザードは無く、教会の側面に質素な入口があります。
 
 
・主祭壇と後陣のアプシスのモザイク
 
・サン・ゼーノ礼拝堂入口のモザイク
 
・サン・ゼーノ礼拝堂内部天井のモザイク
 
・サン・ゼーノ礼拝堂内部の祭壇のモザイク
 
■サン・ヴィターレ聖堂
元々は4世紀に建てられ、402年に教皇インノケンティウス1世により改築された非常に古い教会です。
敷地も現在のローマの地面よりもかなり下にあります。1930年代後半に大きな修復されましたが、
現在の姿はこの修復後のものとなっています。
 
・教会ファザード
初期キリスト教時代の柱廊が残っています。
 
・バジリカ様式、単身廊の内部
 
・主祭壇と後陣
後陣のアプシスにはフレスコ画の「聖ヴィターレの殉教」が描かれています。ここはもとはモザイクがあったようです。
 
■サン・パオロ・エントロ・レ・ムーラ教会
先ほどのサン・ヴィターレ聖堂の近くに建つ教会です。1873年にローマ・カトリック以外の最初の教会として
建てられた比較的新しいきょうかいです。現在は内部の音響効果がとても良いためにクラシック・ミュージック等の
コンサートの会場としても良く使用されています。
 
・教会の外観
 
・教会内部と主祭壇
 
・教会の後ろ側
現在は閉ざされているファザード側です。
 
■サンタ・プデンツィアーナ聖堂
皇帝ネロのキリスト教迫害時代に、聖ピエトロをかくまった元老院議員プデンテの邸宅跡に建てられたと
される4世紀の非常に古い小さな教会です。架空の人物とされていますが、サンタ・プデンツィアーナは
前述のサンタ・プラッセーデとは姉妹だったようです。
 
・教会のファザード
サン・ヴィターレ教会と同じように現在の地面よりはかなり低い位置にたっています。
 
・教会内部
 
・アプシスに残るビザンチン時代のモザイク
非常に古いモザイクですが、とても写実的なのが印象的です。

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