イタリア 写真撮りまくり

イタリア好きの食いしん坊が、イタリアで撮りまくった写真を中心にご紹介。

サン・エウフェミア教会…ミラノ

2025年03月02日 | イタリア

ミラノの第24弾ではサンテウフェミア教会(聖堂)をご紹介します。

ミラノ地下鉄のサンタ・ソフィア駅から2~300mほど、コルソ・イタリア沿いにあるセンテウフェミア広場の奥に建つサン・エウフェミア

(サンテウフェミア)教会は、はじめは殉教者エウフェミアの遺体を収めるために472年に当時のセナトーレ司教によって建てられていますが、

後援者の援助によって改修工事が加えられ、15世紀に再建されています。さらにその後1870年に建築家エンリコ・テルザーギによって改築

が施され現在のネオロマネスク様式のファザードが完成しています。

単身廊の内部はネオゴシック様式となっており、左右には礼拝堂が並んでいます。教会内部は全体がモザイク画とフレスコ画で美しく飾られています。

中央祭壇の上部にはルイージ・カヴェナーギによるフレスコ画が描かれています。またそれと対峙して入り口側には20世紀初頭に設置された

パイプオルガンを見ることが出来ます。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴォルテッラ市立美術館…ヴォルテッラ

2025年02月23日 | イタリア

ヴォルテッラはトスカーナの西にある古都で、シエナからフィレンツェ行きのプルマンに乗り、途中のコッレ・ディ・ヴァル・デルサで

ヴォルテッラ行きのバスに乗り換えて1時間半から2時間ほど掛かります。

ヴォルテッラの街は東西に細長く広がっていますが、市立美術館は北側のローマ劇場跡の近くに建つミヌッチ・ソライーニ宮の中に

設けられた美術館で、主として14世紀から17世紀にかけてのトスカーナ地方(フィレンツェ、シエナ、ヴォルテッラ等)の画家の

作品を集めています。

 

・彩色十字架 トスカーナのマエストロ(ビッビア・ディ・バルディモーラ?)

 

・聖ウーゴ モンテロトンドのマエストロ

 

・聖ジウスト モンテロトンドのマエストロ

 

・聖ベネデット 作者不詳

 

・トレンティーノの聖ニコラスと聖ペテロ タッデオ・ディ・バルトーロ

 

・ピエタ ヴォルテッラのフランチェスコ・ネリ

 

・諸聖人と聖母子の3連祭壇画 チェンニ・ディ・フランチェスコ

 

・諸聖人と聖母子の3連祭壇画 エヴォラのアルバーロ・ピレッツ

 

・作者不詳(フィレンツェの画家) キリストの磔刑と聖母マリア、聖ヨハネ

 

・天使に囲まれた聖母子 ヴァンニのステファーノ・ディ・アントニオ

 

・聖セバスティーノ、聖バルトロメオ、バーリの聖ニクラス ネリ・ディ・ビッチ

 

・受胎告知 ルカ・シニョレッリ

 

・栄光のキリストと聖人たち、寄進者ボンヴィチーニ修道院長 ギルダンライオ

 

・諸聖人と聖母子 ルカ・シニョレッリ

 

・十字架降架 ロッソ・フィオレンティーナ

 

・嘆きの死せるキリスト ピエール・カンディーノ

 

・羊飼いの巡礼 ピエール・カンディーノ

 

・聖母の誕生 ドナーと・マスカーニ

 

・聖母子 作者不詳

 

:聖母子ろ聖パウロ、聖ルチア コジモ・ダッディ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベレンの塔…リスボン

2025年02月16日 | ポルトガル

リスボンの第4弾では、リスボンの中心部からテージョ川沿いに6kmほど西、有名なジェロニモス修道院とならんで世界遺産に

登録されているベレンの塔をご紹介します。

ベレンの塔は1515年に着工し5年後の1520年に完成、元々はテージョ川を行き交う船の監視、河口を守る要塞でした。建物は要塞とその北側にある

4階建ての塔の2つの部分に分かれています。この16世紀の塔は、ポルトガル後期ゴシック、マヌエル様式の主要作品の一つと考えられています。

建物の平面図は長方形の塔と、南に突き出した細長い側面を持つ不規則な六角形の稜堡から成っています。塔のすべての角には丸屋根の監視塔が

設置されています。

4層の塔は1階が総督の間、2階が国王の間、3階が謁見の間、4階は礼拝堂となっています。張り出したテラスの下は保堡となっており、

大砲が並ぶ砲台となっています。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シエナの街並み

2025年02月09日 | イタリア

シエナの第9弾では、20年前に初めてシエナを訪問した時の街並みの写真を集めてみました。

主な見どころであるドゥオーモやカンポ広場などを除くといくつかある大きな教会(サン・ドメニコ教会、サン・フランチェスコ教会など)も

当時は内部の撮影禁止(その後の訪問で撮影は実施)でしたが、それでもシエナの街並みの優雅さ、美しさは十分に楽しむことが出来ました。

なかでもシエナの旧市街の周辺を取り囲むように存在する泉の一つ、ブランダの泉の美しさは特に記憶に残っています。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スカルツォの回廊…フィレンツェ

2025年02月02日 | イタリア

フィレンツェの際23弾ではスカルツォの回廊をご紹介します。

サンマルコ修道院の建つサンマルコ広場から修道院の左手のカミッロ・カヴール通りを少し進んだ所にあるスカルツォの回廊は、

サンマルコ修道院の人気の陰に隠れて訪問する観光客も少ない小さな回廊ですが、聖ヨハネ洗礼者聖徒会の修道院の小さな入り口を入って

直ぐの所にあります。この回廊には聖ヨハネの生涯のエピソードを描いた16点を含むモノトーンのフレスコ画が描かれています。作者は

フィレンツェ出身の画家アンドレア・デル・サルトで、1509年頃~1523年にかけて描かれたものです。

天上からの光が差し込む下で、モノトーンのフレスコ画は静かに崇高な雰囲気を醸し出しています。じっくりと鑑賞するための椅子も

いくつか用意されていました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サキソフォンのふるさと…ディナン

2025年01月26日 | ベルギー

ディナンの第1弾では、サキソフォンの生みの親、アドルフ・サックスの出身地ディナンの街並みをご紹介します。

ベルギーの南東、ムーズ川沿いに広がるディナンは、ベルギーの首都ブリュッセルから電車で1時間45分、ナミュールからは30分

ほどの所にある街です。サクソフォン発祥の地らしく街中のいたるところにサックスのオブジェが飾られています。

ムーズ川越しにみるディナンの街並みは、玉葱型の尖塔が特徴的なノートルダム教会や、その背後にそびえる山の上に建つシタデル(城塞)が

素敵な美しさを見せてくれます。シタデルへは細く急な階段もありますが、ロープウェイを使って上ることも可能です。ロープウェイの頂上駅の

辺りからはディナンの街の風景を一望することが出来ます。

ムーズ川では遊覧船によるミニクルーズも楽しむことができ、河岸に残る塔や教会などの風景を満喫できます。ディナンにはクック・ド・ディナン

と呼ばれる名物の固焼きビスケットがあり、街中のいたるところで見かけることが出来ました。蜂蜜と小麦粉だけでできているこのビスケットは

様々な型を使ったものがありますが、実施にはとんでもなく固いので注意して食べる必要があるとのことです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンタゴスティーノ教会…グッビオ

2025年01月19日 | イタリア

グッビオの第1弾ではサンタゴスティーノ教会をご紹介します。

インジーノ山の麓に広がるグッビオの旧市街を取り囲む城壁の東の端、ロマーナ門を出てすぐの所に建つ聖アウグスティノ隠者修道会の

一部としてサンタゴスティーノ教会は13世紀の中ごろに建設が始まり、18世紀に再建されています。レンガ造りのシンプルなファザードは

1790年まで遡ることが出来るそうです。

教会の内部は単身廊となっており、左右には礼拝堂が並んでいます。主祭壇にはヴェントゥーラ・メルリーニ作と言われる15世紀末の木製の十字架が

掲げられ、その上部には最後の審判、後陣には全面に渡ってヒッポの聖アウグスティノス(354-430)の生涯の物語がフレスコ画として描かれています。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国立考古学博物館…スポレート

2025年01月12日 | イタリア

スポレートの第18弾では、旧市街の旧サンタガタ修道院内に設立されている国立考古学博物館をご紹介します。

博物館は1985年に設立され、古代ローマ時代までさかのぼるローマ劇場も敷地内に包含しています。博物館の1階には

紀元前千年紀からローマ時代以前まで、ウンブリア人の重要な定住地となったスポレートの都市の発展のさまざまな段階の

出土品が展示されています。特に中期青銅器時代 (2 世紀半ば) における人間の存在の最初の証拠や、 7 ~ 6 世紀の副葬品によって

証明されるウンブリア期の集落の発展などが目を引きます。

また2 階には、古代にサビニの領土の一部であったにもかかわらず、スポレートと文化的に密接な関係があったヴァルネリーナ地域

からの出土品が展示されています。

ローマ劇場は紀元前1世紀にに建てられ、部分的に後の建物に組み込まれましたが、中世に部分的に解体されました。 しかし1950 年代に

始まった計画的な修復作業により、階段が復元され、複合施設全体が復元されています。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国立古典絵画館(バルベリーニ宮)その2…ローマ

2024年12月29日 | イタリア

ローマの第59弾では、第58弾に引き続いてバルベリーニ宮(国立古典絵画館の写真を取り揃えました。

1633年に完成したフィレンツェの貴族バルベリーニ家の私邸を利用した、ローマにある美術館として、1949年に国立古典絵画館として

一般の公開が始まっています。

 

読書するマグダラのマリア…ピエロ・ディ・コジモ

 

ヘンリー8世の肖像…ハンス・ホルバイン

 

ステファノ4世・コロンナの肖像…ブロンズィーノ

 

キリストの洗礼、羊飼いの崇拝…エル・グレコ

 

我アルカディアにあり…グエルチーノ

 

 

ホロフェルネスの首を斬るユーディット…カラヴァッジョカラヴァッジョの追随者

 

ヴァニタス…キャンドルライトマスター(カラヴァッジョの追随者)

 

ベアトリーチェ・チェンチ…グイド・レーニ

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リオーネ・モンティ地区のトゥルッリ…アルベロベッロ

2024年12月22日 | イタリア

アルベロベッロの第11弾では、お土産屋やレストランが並び、観光客にも人気のリオーネ・モンティ地区の様子を

お届けします。

石灰岩を薄く加工した石板を積み上げたとんがり屋根のトゥルッロ(複数形はトゥルッリ)の家並みで人気のアルベロベッロには

トゥルッリの集まる2つのエリアが町の東西に存在していますが、西側の丘に広がっているのが、お土産屋やレストランが並び観光客にも

人気のあるリオーネ・モンティ地区です。リオーネ・モンティ地区はなだらかな丘の斜面に沿って数本の道が並んでいます。

一番の賑わいを見せているモンテ・サンン・ミケーレ通りの先には、1926年建立、伝統的なトゥルッリの屋根と鐘楼を持つサンタントニオ教会が

建っています。東側の主として居住地区のアイア・ピッコラ地区のトゥルッリも屋根の造りは殆ど同じですが、リオーネ・モンティ地区のトゥルッリ

のとんがり屋根には月や太陽、ハートなどの紋章が描かれている家が多いのが特徴です。これらの紋章の正確な意味はよく分かりませんが、キリスト教

が浸透する以前の異教や魔術信仰のシンボルや、魔除けなどの意味があると考えられているようです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする