この日は早朝(6時)のバスで2時間かけてラゴスと言う町へと行ってきました。ラゴスは大西洋にそそぐ川の河口に
開けた街でバスターミナルや旧市街のある側と、ポルトガル鉄道駅やマリーナ、さらには広大な海水浴場のある反対側に
分かれています。
早くにロゴスにやってきたのは波の穏やかな午前中に海蝕洞窟の見学ツアーに参加するためです。
■洞窟ツアー
ラゴスのマリーナから高速のゴムボートに乗って30分を掛けて崖に点在する洞窟へと向かいます。
・河口の両側を結ぶ橋
ボートは大西洋に向けてゆっくりと進みます。両岸を結ぶ細い橋(車両は通れません)が、ちょうどやってきたヨットの
マストを通すために跳ね橋として中央から開いていました。
・城壁
更に進むと旧市街側にわずかに残る城壁も見えています。
・バンデイラ要塞
河口からの敵の侵入を防ぐための要塞も残っています。
ボートは大西洋に出るとスピードを上げ、ほぼ時速80kmほどで突き進みます。波は穏やかですが、このスピードともなると
かなりのピッチング(船の上下の揺れ)でお尻が痛くなります。
・崖に見える洞窟
30分ほどかけて崖のあるエリアに到着です。カヌーで洞窟巡りをするツアーも行われています。
・ベナジル洞窟の入口
点在する洞窟の中で一番有名なベナジル洞窟へと入っていきます。
・ベナジル洞窟の内部
水がとても澄んでいるのと、海底の砂が白っぽいのと相まって海面が緑や青の神秘的な色に染まっています。
・洞窟の天井
洞窟の天井には大きな穴が開いていて、そこから光が差し込んでいます。
・洞窟の出口
入ってきた穴だけでなくもう一つ小さ目な穴も開いています。
・トンネルの洞窟
ボートは次の洞窟へと向かいます。実はこの洞窟には別の入り口もあってトンネルのようになっています。
・トンネルの出口
ボートはゆっくりと出口に進みます。
・海水浴をしている洞窟
洞窟の中には、内部の砂浜に降りて海水浴をしている人が居るものもありました。
・洞窟天上の穴
別の洞窟では天井に二つの穴が開いていました。
・地上の洞窟
洞窟は海面にあるものだけではなく、地上にもいくつかの穴が開いています。
・地上の洞窟の窓
そんな中には内部でつながっているものもあるようで、窓から観光客がボートに手を振ってきました。
・イルカとの遭遇
洞窟の見学を終え、帰路に就くとなんと別のボートを追いかけるようにイルカが泳いでいるところに遭遇しました。
イルカが海面い出てくるタイミングが合わないのでなかなか思うような写真が撮れませんでしたが、その中からの一枚です。
■海岸通り
・カモメとボート
ラゴスのマリーナに戻り、対岸の旧市街側を歩いているとカモメが土手の上にとまっていました。
■旧市街
延々1km弱ほど海岸通りを河口に向けて歩きます。
・エンリケ航海王子の像
ポルトガルの大航海時代を築いた王子の像です。
■サンタ・マリア・デ・ラーゴス教会
・教会の外観
エンリケ航海王子の像がある広場に面して建つ小さな教会です。教会は15世紀末に建築が始まっていますが、
その後1755年のポルトガル大地震やその後の不幸な出来事によってほぼ当初の教会は崩壊、その後19世紀の半ばに
再建されています。
・教会内部
古いものが殆ど崩壊した結果、現在の教会内部はあまり見所がありません。
・主祭壇
■バンデイラ要塞
・バンデイラ要塞の全貌
河口側からも見えていた要塞です。残念ながら臨時休業中で内部には入ることが出来ませんでした。
・バンデイラ要塞の塔
要塞の四隅には塔が建っています。かつては海からの守りとして機能していた要塞も、現在では飛び込みや海水浴が出来る
エリアと共存しています。