異視点

世の中のなぜ?人生のなぜ?宇宙のなぜ?を垣間見ましょう!

エスケイプできるタイプか?

2017-05-31 14:00:00 | 映画コラム
久しぶりに、

映画コラムでも書かせていただこうと思います。

本当に久々です。

今回はですね、

「ちょっと今から仕事やめてくる」

というタイトルの映画です。

劇場公開したばかりではないですかね?

北川恵海さんの同名ベストセラーを、

福士蒼汰さん主演で映画化したものだそうで、

わたくし、小説のほうはまったく読んでおりませんでした。

最初に感想を言っちゃいますとね、

なかなか良い映画でしたよ。

小説を映画にしょうと思う人たちって、

やっぱり、小説の内容ににそうとう心打たれて、

なんらかのメッセージを多くの人に訴えかけたい!

という情熱を持つのでしょうが、

そういう思いをすごく感じました。



ストーリーを軽ーく言いますとね、

仕事のノルマが厳し過ぎて、

精神的に追い詰められていた隆君は、

駅のホームから線路へ飛び降りようとしてしまいます。

その瞬間ある青年に手を引かれ助けられたことを

きっかけに、その幼なじみのヤマモトと名乗る青年と

急速に仲良くなっていきます。

ところが、小学生の同級生だと語る山本君ですが、

隆の記憶にはありません。

ですが、半ば強引に飲みに誘ってくる

山本君のアドバイスにより、隆は明るさを取り戻し、

仕事でも成功し始めます。

ところがある日、会社の先輩の策略で、

隆は仕事上の大きな失敗をし、

部長のパワハラからまたまた自殺の方向へと進みます。

結局、山本君は隆に寄り添い、

彼を助けますが、

ふとしたことから山本君について調べた隆は、

山本君が3年前に自殺していたという信じがたい事実を知ります。

ということは・・・?

山本君は幽霊なのか?

でも、触れることができるから生きてる人間なのか?

過去にまったく関係性の無い山本が

なぜ自分に関わってくるのか?

隆は自殺を回避して、

再び人生の大道を元気に歩み始めることができるのか?

結論までは言えません。

この山本君を福士蒼汰さんが演じていて、

すごくいい感じです。




この映画のポイントです。

1つめは、

会社勤めをする多くのサラリーマンが、

「あるある」と共感するような、

たとえば、上司の横暴とか、

社会人としてのつらさ、厳しさ、

こういう自分自身がかつて体験したことを

客観的に省みることができます。



2つめ、

この困難、難局ですね、

生きるか、死ぬか、

会社を続けるか、否か、

忍耐を続けるか、光明を目指すか、

今の難解な人生局面を

これをどう乗り越えるか

一つの答えが示されます。

現代は、自殺とかうつ病を患う方が非常に多く、

大きな社会問題となっております。

そういう方はよく、

まじめな人がなりやすいなどとも聞きます。

弱音を吐いてはいけない。

会社を辞めてはいけない。

会社を休んではいけない。

ね。そういうまじめさね。

まじめなことに実は、問題があるのではないんですね。

まじめが柔軟さを欠き、極端に、

いけない。

してはならない。

こうあらねばならない。

という「極端」に

問題があるんですね。

だから、

「ちょっと今から仕事やめてくる」

といいんですね。

簡単です。

うつ病

自殺

回避する方法なんて、

実は簡単です。

誰にでもできます。

でも、渦中にある人には、

その簡単な、

【エスケイブゾーン】

と言うか、

【出口】

が見つからないんですね。

そういう

【危機回避】

【エスケイプする能力】

【柔軟な姿勢】

ね。こういうこともまじめのひとつなんですが、

「極端なまじめ」に陥っている人には、

軟弱に映り、

正義感に反するんですね。

ですが、

ある会社を辞めて、

別な会社で成功するほうが、

自殺するより

ベターなんですね。



3つめは、

自分のことだけを考えてはいないか?という視点ね。

死ぬと家族が悲しみませんか?

息子が自殺したという

その後に残された家族

はそれを永遠に引きずって

生きていくのではないでしょうか?

そういう視点の提示です。



4つめは、

絆 

友情

裏切らない人。

そういう「人」として

大切なことを強く訴えかける

内容になっています。

我が事のように

関わってくれる人の存在ね。

人は時に、助け、

時に助けられて生きていきます。

あなたも、

次の山本君にならないか?

というススメです。

そういう人が出てくることによって、

この社会でみんなが生きていける

そういうことですね。



5つめは、

人生は何度でもどこからでもやり直しが可能

ものすごい困難を

過去に経験して、

それでも、

人ってなんだかんだ言って生きるもの。

生きていけるもの。

そういうことを教えてくれます。



6つめは、

天使ね。

この映画では、

アフリカの子供の笑顔が天使の

役を果たしています。




この映画は天使の側に立って作られている

そういう感じがすごくするんですね。

逆に、

それに対するものは、

地下鉄のホームで、

生きている人間を引き込もうとしている

地縛霊たち。

また、

自分で自分を責めて

もがき続け、

うつ病患者に取り憑いている者たちです。

この映画を異視点から俯瞰するように

見ますと、天使とそういう霊たちとの

構図のように見えるんですね。。。





曲がりくねり、

蛇行する川も、

前に進み続けるかぎり、

必ず、

大きな海に出ます。

明るくて、

美しくて、

スカっとするくらい

大きな世界に

いつかは出られます。

前に進む限り


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『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく』、『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ -終わりなき旅』

2014-03-13 14:30:00 | 映画コラム
先日ですね、

まだ劇場公開が続いているのか存じ上げませんが、

『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ -終わりなき旅』という

劇場用アニメを観させていただきました。

一応ね、チェックしておこうかと思いましてですね。

第1作目の『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく』も、

観たんですが、

そうですね、

映像の美しさや、

今回は、浜崎あゆみさんが主題歌を歌っていたりして、

そういう点は素晴らしいと思いました。。。

わたくしは、手塚治虫さんのことが好きでして、

一つの天才という範疇に入る方ではないかと思っています。

あ、わたくしの考える「天才」という意味は、

普通の人と比べて傑出して優れているという意味ではなくて、

「天才」というのは、天の才と書きますね、

これを文字通り、

天の才を引き出せる者。

という意味で考えています。

天上界に存在する並はずれた才能を有する者の

力や智慧を引いて、自分に降ろしてきて、

地上世界に具現する者ですね。

手塚さんもそのように、天上界に存在する芸術とくに、

絵や物語の内容を自らに降ろすかの如き、

素晴らしい作品の数々を世に出されました。



しかしですね、

第一作目に続いて、第二作目も、観終わった瞬間、

何か、心にもやもやと残るものがあったんですね。

これは、このままじゃいかん!と。

つまり、

よろしくないことがあるように、私には思うんですね。

それは、映画の内容がかなり、歪められていると言いますかね、

主観があまりにも入りすぎています。

それは、本当のブッダの伝記からはかけ離れているということですが、

仏伝を直接紐解かれる方は数少ないということから考えますと、

このアニメの影響力によって、

嘆かわしいブッダ像が定着することに、

問題はないか!?と思うんですよね。

本来こういうものには、主観は極力避けるべきとされるものなんですね。

なぜなら、

主観を入れますと、その人の人間的レベルにすべてが落ちてしまうからです。

したがって、かの2千5百数十年前におられたブッダと同程度の

人格的完成度をみる人物以外、主観をさしいれることが、

問題となってしまうわけです。

2600年間のあいだ世界中の人々を根本から目覚めさせ、

世界に影響を及ぼしてきた方の人格が、普通の人間に

落されてしまうんですね。



そういうことで、

これは、読む人は少ないでしょうけど、

一般の人でも読めるように、小難しい記述や描写それから、

当時の長い時代背景みたいなところを排除した

読みやすくて、脚色されていないブッダ伝を

ひとつ公開しておきたい

なんてことをにわかに思いはじめました。

通常の記事に加えて、少しずつ、

物語をアップしていこうかと思います。

興味のある方、また、関心のある方だけがご覧になられれば

けっこうだと存じます。

ではまた。


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他を生かすために~SPACE BATTLESHIP 4.~

2011-10-02 11:00:00 | 映画コラム
このヤマトの映画の

最終場面の話になりますが、

放射能除去装置を持ち帰ることに成功したヤマトが、

地球に帰還する寸前のところで、ガミラスの強大艦が現れ、

ガミラス砲により地球が破壊されようとします。

ガミラス砲は地球を木っ端微塵に破壊する威力を有しています。


一方、ヤマトは波動砲だけが頼りですが、

砲塔の穴がふさがれているため、波動砲を発射すれば、

ヤマト自身が破壊されてしまうという絶体絶命の状態であり、

地球を救う方法はもう何もないようにみえます。

そこで古代は、全乗組員を退艦させ、

自分だけ船に残り、船ごとガミラス砲に向けて突っ込んで

そのまま波動砲を発射して、ヤマトもろともガミラス艦とともに

海の藻屑と消えようとします。



考え方によっては、

このような行為は、太平洋戦争の

神風特攻隊をイメージさせ、

戦争の悲惨な体験を強烈に埋め込んだ方々は

非常に嫌な思いをされるかもしれません。



一方別の観点から観ればある意味、

この場面は

人間の最も崇高にして尊い瞬間を映し出しているのかもしれません。

一千万人といえども成し遂げえない

ただ一人自分だけがその命を犠牲にして、

多くの人の生命のために最後を迎えること。

そのもっとも難しく、それでいてもっとも尊く、

神の生命のほとばしりともいえる行為。

もしかしたら、

神の目からすれば、肉体生命が滅びるということは、

特に何でもないことなのかもしれない。


仏教では地上は仮の世であるという。

人生をそのような輪廻の中におけるひと時の宿りという

仏教的な世界観で観れば、


すべてを知っている神の目から見ると何でもないことではあるが、

人間にとっては、

肉体が尽きる瞬間はとてつもなく苦しく痛みを伴い、最大の恐怖におののく一大問題である。

そこまでの体験を通させ、そこまで人間をして本気にならせてみて、

その最後にそのような尊い行為を人間自身が選択し、尽きる。

偽りない、完全純粋な尊い行為を。実際に多くの人の目の前で示す瞬間。

それほどまでの経験を得ねば、未熟な人間が神への道を通過することはできないという理由から。。。。

しかし、それとて、すべては夢幻のごとく。ほんのひと時の仮の営み。

それが許されるのは、

神は、

人間の生命は、死んでも死なない

ということを知っているからなのかもしれない。

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無人機~SPACE BATTLESHIP 3.~

2011-10-01 23:59:01 | 映画コラム
このほど、米国が追跡していた容疑者が無人機からのミサイル攻撃によって殺害されたという報道があった。米軍と情報当局が連携し、偵察衛星を駆使して標的を追尾。土煙の中を逃走する車両に遠隔操縦の無人機からミサイルが撃ち込まれ、作戦はあっけなく終了したとか。

AP通信などによると、約3週間にわたってスパイ衛星や偵察機を駆使して容疑者を追跡。

最新の機体は米国本土からの操縦も可能。上空には有人の米軍機も待機し、必要なら攻撃に加わる態勢が整えられていた。

無人機による1度目のミサイル攻撃は標的を外して失敗。上空を旋回していた無人機は、猛烈な砂ぼこりの中を逃走する車両を再び発見し、2度目の攻撃で標的は破壊され、車両は粉々だとか。<産経ニュース>



地上に一人の兵士も投入されないゲームさながらの「ハイテク戦」が展開された。

ということですが、

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の中でも、

地球防衛軍は、人間。

ガミラス艦隊は、無人(無人ぽい)の戦闘機やロボットにより攻撃してくるようにも見え、

このニュースを見て、

「ああ、少しずつそういう宇宙時代に突入しつつあるんだなぁ」

などと感じてしまいました。

ただし、

無人機を使用している側はいいかもしれませんが、

生身の肉体で挑んでいる側にとってはこれはたまったものではない

と思います。

とにかく避けられるものならば人殺しは避けていただきたい

ですが。。。

つづく

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宇宙も生きている~SPACE BATTLESHIP 2.~

2011-09-30 22:17:50 | 映画コラム
無限に広がる大宇宙

静寂な光に満ちた世界

死んでいく星もあれば

生まれてくる星もある

そうか宇宙は生きているのだ



映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の

冒頭にでてくる言葉です。



「宇宙は生きている」

ゆえに、

死んでいく星があり、

生まれてくる星もある。

「宇宙は生きている」

ゆえに、

現在も宇宙は膨張し続けている。

この、

宇宙全体が

また

一つの

大いなる

生命体であるという

巨視的な観方の方が

実は正しいのだろうか

つづく

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