異視点

世の中のなぜ?人生のなぜ?宇宙のなぜ?を垣間見ましょう!

人類史の発生以前に・・・ (物語34)

2012-03-30 00:02:09 | 物語:『多次元世界にあるライフシアター』
物語のつづき



「正確な表現でないかもしれませんが、
 魂が人間で、肉体はスーパーコンピュータ付きロボットです。



 総、あなたいま、
 思考できますか?」



「してるじゃないですか、さっきから」
俺は、真右衛門さんの質問の趣旨をよく理解できない



「では、脳みそはどこに?」



「あ、あれ!?」



「感情や高度な判断といった思考もすべて
 脳みそは必要ありません
 魂が思考している
 そうですね」



「そ、そうです
 思考には脳も肉体も必要ない
 あれ、
 なんか、いま
 すごいこと聞いちゃってる俺もしかして?」



真右衛門さんは腕組みをしながら、瞑っていた目を見開き、
次のようなことを語りだした。
「人間が心に想起したことを
 即座に処理し、言葉に出したり、
 手を動かし、足を動かす
 しかも、それがまるで
 自分が何かを操縦しているという感覚がまったくないほど
 密接に結びついている
 そのような脳(スーパーコンピュータ)と肉体(ロボット)を持っているわけです。
 しかもそれは、
 あなた方人類が誕生する前に
 考えだし、
 人類史の発生以前に
 神は創造したのです
 総、少しは
 神の偉大さがわかりましたか?」





「は、はい。。。」
“神仏の偉大さかぁ・・・
 思いがけないような説明になんだかすこし感動が沸きあがった”



「ところで総、あなた自動車はお好きですか?」



「まあ、普通に
 平均的な人が持つ程度の興味はありますよ」



「何でも欲しい車をあげると
 わたしが言ったら?」



「え!?
 何なに?
 フェラーリ出してください」



「フェラーリって凄いんですか?」



「それはもう!」
“もう俺はよだれが出そうである
 ふふ、この
 思いが現実になるという霊界
 この世界の法則に通じている守護霊なら
 へっへっへー、出せるかもぉ。。。”



「総、あなたが地上に居たとき
そのフェラーリを出せましたか?」



「いや、絶対に出せませんね
 工学系の自動車技師やメカニックの協力
 そして、工具、工作機械なんかを利用して作らなくっちゃ不可能ですね」
 “早く出してください。。。ふふふ”



「つまり、高度な知恵と能力を持った者が
 作らなければ、フェラーリはできないと?」
真右衛門さんは少し下を向き、右手に握りこぶしをつくりながら、
その手を口の近くまでもっていき、咳ばらいをしてからそう尋ねた



「あたりまえじゃないですか?
 そんなこと」



「総、では
 質問をもう一つ。
 では、そのフェラーリと一個の人間
 どちらが素晴らしいですかね?」



「うん、それは
 どんなにフェラーリが素晴らしくても
 人間の命には変えられない。
 もちろん人間の方が価値が上だし
 第一、人が人を作りだすこともできやしないよ。
 クローンって言ったって、
 その遺伝子を利用すれば作れるだけで、
 ゼロから遺伝子やDNAなんかを人間が作り出すことは
 現代科学では不可能だからね
 生身の人間を作ることの方が全然凄いよ」



「総よ。
 そのとおり、よく言った。
 実にその通りなのです」
真右衛門さんは軽い笑みを浮かべ、
至極納得した満足そうな顔でそう言った。



彼の顔色には自信がみなぎっていた
それを見た俺は
彼の口から次に放たれるであろう言葉を
早く聞きたい衝動にかられるのであった

真右衛門さんの肩が広くがっしりとしていて頼もしい感じがした。


つづく


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魂に始まり魂に帰する (物語33.)

2012-03-28 00:01:01 | 物語:『多次元世界にあるライフシアター』
物語のつづき



「総、
 死んでない状態で臓器を抜き取ることは
 酷くはないでしょうかね?」



「その状態で臓器を抜き取ることが
 肉体や魂にどんな影響を及ぼすかは知りませんが、
 倫理的にもなんかおかしいですね」



「クリスタル・ロープが付いているということは
 それがすなわち、感覚がまだ残っているということを意味します。
 ということは、手術の実感がそのまま伝わるということ、
 どうですかね?」



「どうなるんですか?」



「半狂乱になりませんか
 普通
 そんなことをされたら」



「しかし、そうだとすると、
 臓器移植というのはどちらかと言うと、
 善意の極地のように解されてますよ
 地上では」



「知らないということは恐ろしいことです」
真右衛門さんは少しうなだれるように答えた



「まあでも、生きている人間には分からないことだから
 仕方ないですね」
俺がこう言うと、真右衛門さんは急に目を見開き
少し語気を強めるように語りだした。
「いや、そうでもないでしょう
 肉体がすべてだと決め付けるから
 そういう考えしか出てこないのです。
 真理あるいは神を冒涜するというよくない心が根底にあるのです。
 ですから、業報的(行った善悪の行為による報いを考えれば)には悪です。
 つまりね、
 脳科学なんていう極めて幼稚な学問が
 最先端をいっていると勘違いしているようですが、
 我々の世界からすれば、
 ほとんど0点に近い内容です。
 はっきり言えば、根本的にまちがっていますからね」



「何言ってるんですか、真右衛門さん。
 地上では、みんな一生懸命
 実生活に応用していますよ」



「かわいそうな人たちです。
 人間は脳に始まり、
 脳から指令を出して
 他の臓器その他が活動しているのだから
 脳が肝心要(かんじんかなめ)であって、
 どう脳に刺激を与え
 どう脳に栄養を与え
 どう脳を活用し育てるか
 それがすべてなんだと・・・
 愚かすぎて何も申せません
 まったく何も分かっておりません
 理論的に間違っているので、
 間違ったなりの結果が今後出てくるでしょう
 将来的に人間たちもそれに気づくようになりましょうが

 すべては脳に始まって
 肉体に帰し、
 人生の良し悪しに影響を及ぼすというのではないのです。

 脳の前に
 魂があるのです。
 すべては魂に始まって
 魂に帰するのです

 正確な表現でないかもしれませんが、



魂が人間で、肉体はスーパーコンピュータ付きロボットです。



つづく


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星たちよなぜ此処まで光を解き放つのか

2012-03-27 00:25:00 | 大宇宙の神秘
ああ、愚かなるかな人間たちよ



なぜに、この大宇宙の中で



知的生命体が自分たちだけなどと考え得るのだろうか



夜空を見上げよう



宇宙(そら)に瞬く無数の星



我々は星々から放たれる光を見ている



地球の表面に立つ私たちは



どうして、毎日



無数の光輝く星たちを見ることができるのだろう



星たちよ



なぜ、あなたがたは



光をこの地球まで



解き放つのか



それは、星たちが私たちに



あなたがたは、



決して、一人ではない



ということを



示そうとするからなのだ




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クリスタル・ロープ (物語32) 

2012-03-25 00:11:11 | 物語:『多次元世界にあるライフシアター』
物語のつづき



「総、実は、あなたは、まだ」



「なんですか?」



「完全に死んではおりません」



「はあ?」



「地上にもう一度戻る計画になっております」



「はあ?
 意味まったくわからないんですけど」



「ですから・・・
 最初から天上界の計画なわけです」
真右衛門さんは何だか言いにくそうだ

「仮死状態で、こちらの世界に参入させ、
 教育できたら、もう一度再生させるという・・・」



「え?真右衛門さんそんなことできるんですか?」



「だから、まだ死んでないのです
 あなたの肉体は今、病院にありますが、
 意識が戻らないといって騒いでいるだけで
 直に戻します
 魂がこちらにおりますので、だから意識が戻らないだけで
 それほど肉体が傷ついてもいません。
 今、病院でいろいろ精密検査をして、首をかしげていますが、
 最初から無事なように仕組んでいますから。ふふ」
そういって、侍である真右衛門がニヤっとして、右側だけ唇を若干上げた。



「へーっ!?
 仮死状態か何か知りませんが、
 生き返るんですか、俺?」



「生き返るんじゃありません。
 最初から死んでないのです
 クリスタル・ロープ(魂の緒)がついているということは、
 肉体がまだ使用可能な限り、
 戻れる可能性があるということです」



「地上の人たちは、僕を
 あ、いや、僕は今ここに居るわけで、
 えと、何だ、僕の抜け殻
 つまり肉体をどう見てるんでしょう?」



「死体と同じ!
 もうすぐ、
 ご臨終です
 と告げられちゃいます。ふふ」



「もう、冗談ばっかり言わないでください」



「いや、冗談じゃなくて、
 脳死による臓器移植っていうの
 日本でもやるようになったでしょ
 あの心配がちょっと・・・
 はは・・・」
真右衛門の額から汗が。。。

 どっちみち、臓器を取られそうだったんだから
 くれてやったらどうです?」



「真右衛門さん、それは冗談になりませんよ」



「は、これは失礼
 それはそうと、総。
 臓器移植というのも
 いろいろ問題がありましてね。
 臓器売買はもちろんもってのほかですが、
 臓器移植もねぇ」



「何がいけないんです?」



「だって、
 死んでないんですよ」



「あ、そうか!
 クリスタル・ロープがついているから。。。」



「そう。総」



「しゃれですかそれ?」



「重ね重ね失礼致した」
真右衛門さんはそう言って、俺そっくりな例の氷の像の
鼻の頭をまるでボタンでも押すように人差し指で押した

すると、

(c) .foto project

その氷の像が一瞬のうちに溶解し、

氷の像の奥にある壁に吸い込まれるように消えていった。

ように見えたが、実際には、その溶解した液体は、

新たに壁にドアを形作った

そのドアノブはクリスタルのように透明な色をしている


「総、
 死んでない状態で臓器を抜き取ることは
 酷くはないでしょうかね?」



「その状態で臓器を抜き取ることが
 肉体や魂にどんな影響を及ぼすかは知りませんが、
 倫理的にもなんかおかしいですね」



「クリスタル・ロープが付いているということは
 それがすなわち、肉体感覚がまだ残っているということを意味します。
 さて、臓器を抜き取られる本人は
 どうですかね?」



「どうなるんですか?」

つづく

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大空瞑想どんなふうに

2012-03-24 00:00:10 | 日記

前回の記事について何やらすこし反響があるようでした

どんな風にやっているの?ということですが、

特に決まった形はありません。

みなさまそれぞれの方法をお持ちでしょうから

それでよろしいかと思います。



ま、わたくしの場合はということであり、

昨日はこうやったということですが、

まず、呼吸を整えます(皆さんそうでしょう)

深呼吸を繰り返します。

光が上空から体内に入るイメージをします

昨日はそのあと数息観(数を唱える)を少々

次に反省をします(真理に照らして、最近の自分のあり方などこれでよかったのかということについて反省をし詫びるべきは詫び、その後に、自己変革を誓います)

その後、東西南北上下に対して感謝の思いを向けます

こうして、波長を整えます。

そこで、高度1万メートルの上空からその感謝の思いを向けている

イメージをするわけです。

そして、そのまま

上空を移動しながら

流れる雲と一緒に流れたり、

下界を見下ろし

その文明を全体的な目で俯瞰していくというものでした

特に、何でフライトの最中にするのかということですが、

航空機の小窓から見る景色の美しさをですね

よく真・善・美と言いますが、

美的感覚を心に充満させると申しますか

そうした感性でいっぱいになっている状態を

うまく利用しやすいので

わたくしの場合は空でやっているということです

飛行機の揺れが気になるとか

ジェットエンジンの音がうるさいなどと

気になる方はやめた方がいいでしょう

空の旅に幸福感と楽しみを感じるという

方向けだと思います。


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