NHKの「クローズアップ現代」2014年9月10日放送分によれば、我が子か原因不明の高熱という状態で、母親がネット上の情報を得てそれはデング熱ではないのかと医師に問うて、そうだった。ということのようだ。
すばらしい。かつ、ひどい。
素人でもネット上で情報をかき集めて、いち医師よりも的確な判断材料を提供し得る。お医者様が述べられていることを全面的に信じていればよい、という感覚を持っている人たちに対する疑問になってほしい... の?
医者は置いといて、地方自治体の非常事態への対応能力の限界は丸見えだ。番組で、東京都等の対応は後手後手だったと述べているけれど、地方であれだけの対応ができるのか、多いに疑問。
最近、自然災害に対するものがあからさまになったのは説明の余地はないだろう。広島の災害で、市長が対応しないので区長(とその下の人)が独断で避難勧告を発するまでの経過も伝わっているが、気象庁はおろか、民間に非常事態を伝えてくれとしていたのに動かない。
なにかしらの届けにわざわざ赴いたのに、ちょっとした書類の不備で突っ返される、といった印象のお役所が、そもそも与えられた法律なり運用ルールなりが日本語として理解できていない例が明らかにるに及んで、どうすればいいのだろう?
... って、答えはない。
調べようよ。