昨日はケンウッド・スクエア・丸の内で開催されたトワイライトライブ
「優雅にロマンチックに。室内楽の夕べ」を聴いてきました

。
出演者は安田紀生子さん(Vl)、高群輝夫さん(Vc)。
ピアノ以外の生演奏はあまり聴いたことがないので、
ちょっとウキウキしながら18:30位まで残業していました。
会場には以前にも何度か行ったことがあるのですが(というか外からも丸見え)、
あんな狭いところでどうやって演奏者のスペースをとるんだろう?
という疑問がありました。
実際会場入りすると、やっぱりキツキツ。
演奏者付近には負担のない程度のスペースは作っているものの、
客席一番前なんか、演奏者の目の前です。
プロだからそういうのには慣れてるんだろうけど、
私が演奏者だったら、それだけでビビってしまいます…。
19:00には演奏者の登場。
チェロの高群さんは、会社帰りの人っていう感じでした。
曲目は…、なんだっけ?
(プログラムがありませんでした)
ベートーヴェンのメヌエット(有名なやつ)に始まったことは覚えてます。
印象に残ったのは、バルトークとグリエールの曲でしょうか。
バルトークの曲って楽しそうですね。
おどけた感じが私好みだな~と感じました。
グリエールの曲は今回の選曲で唯一のオリジナルだそうです。
あとは、2台のヴァイオリンの曲のアレンジとか、
ビオラパートをチェロになおしたアレンジとからしいです。
で、今回一番のインパクトはこれ。
生演奏ってあまり聴いたことがないのですが、
ヴァイオリンって至近距離&狭い室内で聴くと、汚い音なんですね~

。
別に汚い音があってもいいのですが、音色のヴァリエーションも乏しく思えました。
これが、大ホールで聴いたり、CDになったりすると、あんなに豊かな音色を奏でるのに…。
だから演奏中もなかなか落ち着いて聴けず、
ちょっと不満が残りました。
そういえば、そんなヴァイオリンの音を聴いて思い出したことがあります。
お正月に両親とお餅をついた(機械で)とき、
つきたてのお餅はさぞかしビニョ~ンと伸びるんだろうな~と期待して食べたら、
案外伸びなかったときのことです。
一方、チェロは至近距離でもいいものなんですね。
滑らかで伸びのある音や、私のお肌のようにカサついた音、などなど
音のバリエーションも楽しめて、「いいわ~

」と満足。
また生で聴ける機会があれば、参加したいです。