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こんにちは。
tomoni 石巻支店の司法書士の品川です。
私は去る11月5日(土)に福島県福島市で行われたある研修会で、宮城県(とくに石巻市)の被災地現状報告を行ってきました。
この研修会は、例年日本司法書士会連合会(日司連)が主催している「平成23年度消費者問題対応実務セミナー」で、今年のテーマは、
~震災に伴う生活再建について~でした。
震災によって生活や事業の基盤に大きな痛手を負った被災地ですが、今、復興に向けて少しずつ動き始めています。
ここで、私たち司法書士がみなさんの生活再建ために何ができるのかを考えるため、全国各地から司法書士が集まっての研修会でした。
研修会全体の構成は、次のとおりです。
(1)基調講演 ~二重ローン問題等について~
弁護士 :新里宏二先生(日弁連副会長)
(2)被災地からの現状報告
岩手の司法書士の先生
福島の司法書士の先生
宮城の品川
(3)パネルディスカッション
私の方からは、宮城県内(特に石巻)の被害状況や復興計画の作成状況等を報告させていただきました。
特に、ローンを組んで購入した自宅が津波で流されてしまった方にとっては、現在公表されている国の第3次補正予算案等による施策では十分でないのではないかとの意識から問題提起させていただきました。
また報告の最後に、震災前の宮城・石巻の町や自然、工場などの風景写真をスライドで上映しました。
これらの写真は、なんの変哲もない普通の港町の、それこそ日本の沿岸地方であればどこにでも存在しているような風景を写したものです。
この震災前に存在していた「当たり前の日常」を取り戻すために、私たち司法書士にできることをやっていきたいと気持ちをお話しさせていただきました。
私に与えられた時間を大幅にオーバーして、他のみなさんにご迷惑をお掛けしてしまいました(汗)
研修全体の成果としては、
(1)私的整理ガイドラインの運用改善(適用範囲の拡大、再与信の義務付け)
(2)震災被災者に対する破産手続の運用改善(自由財産拡張における義援金等の取扱)
を受講者で共有し、被災された方が早期に生活再建(住宅や事業の再建)を図れるように、これらの運用改善の状況を積極的にみなさんにお知らせして利用を促そうとの結論にいたりました。
(あくまでの私の感想ですが。。。)
破産手続というと、借金からは解放されますが、身ぐるみはがされてしまうというイメージがあるかもしれません。
しかし、震災後は法改正や仙台地方裁判所の破産手続の運用改善により、被災者の方にとって使いやすいものになってきております。
生活再建支援金、災害弔慰金、義援金については差押禁止財産化され、手放す必要はなくなっています。
また、地震保険金(特に家財の)についても生活再建に必要な一定の限度内において、裁判所が自由財産として認めてくれるようになってきています。
そうなると、ローンが残っていた住宅を流されてしまった方にとっては、長期間仮設住宅で生活し、その間義援金等からローンの返済を続けるよりも、私的整理ガイドラインによる整理か破産手続をとることによって、早期にローンから解放されつつ義援金等は生活再建資金として利用できるようにした方が、メリットがあることになります。(再度住宅ローンが組めるかどうかの問題はまだ残るのですが。。。)
可能であれば、住宅金融支援機構さんの災害復興住宅融資を、震災を原因として破産手続を取った方や私的整理ガイドラインで整理した方が希望した場合には、融資に応じるよう義務付けする等の措置ができればみちが開けるような気がしています。
(その点は、詳しくないので色々と問題があるのかもしれません。)
と、長々書いてしまいましたが以上報告でした。
なお、研修後は福島市内の美味しいお寿司屋さんで、他の登壇者の方々と楽しいひと時をすごして参りました(笑)
では、また。
司法書士法人tomoni 石巻支店 司法書士品川真範
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