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当法人には新人の丁君(元G君)が勤務しております。
(なぜ名前を変えたのかは、第2話をご参照ください。)
丁君が一人前の司法書士になるまでの軌跡を、涙と笑いで描いていきます。
象牙、いわずもがなの最高級の印鑑の素材です。
今日は、そんな象牙にまつわるお話です。
丁君が、ついに司法書士登録することになりました。
(本当は、登録できるほど成長はしていないのですが・・・。)
当法人では、登録にかかる費用はすべて負担しております。
まずは、職印を作らなければなりません。
そこで、知り合いのはんこ屋さんを丁君に紹介してあげました。
数日後、丁君は事務所にてはんこ屋さんと打ち合わせをしておりました。
なにか印鑑の完成まで、すごく時間のかかるような話をしています。
(あれおかしいな。数日あればできるはずなのに。)
これでは、当初予定していた登録予定日に間に合いません。
司「丁君、なんで印鑑作るのに時間がかかるの?」
丁君「材料を取り寄せるのに時間がかかるそうです。」
司「なんで、材料がないの?」
丁君「象牙を頼んだので。」
司「・・・。象牙っていくらするの?」
丁君「8万円くらいです(キリッ)。」
司「まじで。一体誰がお金出すと思ってんだYO。」
丁君「自分で出すので。一生ものだと思って象牙にしました。」
司「そっ、そうなの。でも象牙って・・・。」
さすが丁君は、大物です。
登録が間に合わなくても、象牙を選ぶ、ぶれない男。
だから、ゆとりっていわれるんだよ。
そういえば、ついでにはんこ屋さんに事務所の認印を作ってもらうように頼んでおいてと丁君に伝えておきました。
しばらくして請求書が届きました。
滅茶苦茶高い。
なんでだろう、なんでだろうと思って確認すると、象牙ではないですが、高級素材で作成してありました。
確かに
「認印作っておいて。」
と一本だけ高級素材で作ってある認印を指してお願いしました。
でもでも、丁君も含め各自が持っている認印は柘植で作ってあります。
そんな時こそ、確認するんだよ。
だから、ゆとりっていわれるんだよ。