【宮城発】司法書士法人tomoniブログ

過払い請求の最新情報、債務整理、相続・遺言、成年後見等の業務だけではなく、グルメ、放射線量などの情報を発信していきます。

東京電力福島第一原子力発電所から4キロの距離にある司法書士事務所

2011年03月31日 | 震災
にほんブログ村

司法書士菅波佳子さんのブログです。
http://ameblo.jp/viva-fukushima
「東京電力福島第一原子力発電所から4キロの距離にある司法書士事務所。
東日本大震災は地震・津波の自然災害ですが、
福島には原発の事故による人災が残される。
福島県双葉郡大熊町で東京電力福島第一原子力発電所の問題を考える
司法書士のブログです。」

全国青年司法書士協議会(全青司)で、一緒に活動しておりましたが、
原発にとても近いところにいらっしゃったので、とても心配しておりました。
ブログのとおり元気でやっているようです。
まあ、仕事は全くできていないようですが。

本日、熊本の元全青司会長等と一緒に仙台入りするようですので、
久しぶりにお会いできるのを楽しみにしております。

司法書士、全青司が、被災者のために何ができるかを
一緒に考えてきたいと思います。


希望はきっとある
応援クリックしていただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ



にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へ

にほんブログ村


〒980-0822
仙台市青葉区立町23番19-201号
TEL 022-224-4543
司法書士法人tomoni
代表社員・司法書士 車塚 潤
URL: http://www.tomoni.cc

災害時対応研修会

2011年03月31日 | 震災
にほんブログ村

3月25日にで、東日本大震災の相談に対応するための
研修会が開催された。
急な呼びかけにもかかわらず、多くの方が参加し、5階・6階の会議室を
映像でつないで行ったほどであった。

また、昨日30日には、宮城県青年司法書士会の不動産部会として
より深く研修を行っていた。

司法書士各自が、きっと「何かをしなければならない」という
思いを抱いていることだろう。

宮城県司法書士会では、フリーダイヤルで電話相談を行っている。
また、仙台市内の避難所での相談会も開始した。
今後は、石巻などでも迷惑にならない範囲で避難所での相談会も
行いたい。

希望はきっとある
応援クリックしていただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ



にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へ

にほんブログ村


〒980-0822
仙台市青葉区立町23番19-201号
TEL 022-224-4543
司法書士法人tomoni
代表社員・司法書士 車塚 潤
URL: http://www.tomoni.cc




悲しい連絡

2011年03月31日 | 震災
にほんブログ村

電話が復旧してから、依頼者の安否確認を行っているが、
まだ全員と連絡をとれていない状況である。

そんな中、依頼者の親族から連絡があり、
依頼者がお亡くなりになったということを聞いた。

また、依頼者自身は無事であったが最愛の家族を失った方も
おられた。

何と言っていいか本当に言葉が無かった。


津波に対しては、司法書士はあまりにも無力である。
しかし、きっと何かできるはずである。
やれることを一歩ずつやっていこう。
それが司法書士の使命であるはずだ。


希望はきっとある
応援クリックしていただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ



にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へ

にほんブログ村


〒980-0822
仙台市青葉区立町23番19-201号
TEL 022-224-4543
司法書士法人tomoni
代表社員・司法書士 車塚 潤
URL: http://www.tomoni.cc

東日本大震災3.11の記録 石巻支店からの脱出(3)

2011年03月25日 | 震災
にほんブログ村

3.11 この日のことはきっと忘れないだろう。

15:44 受信メール
「気を付けて
品川さんの指示でグリーンベルトに避難中
自宅も異状なしでした」

(まわりのヒビル・マンションからの落下物を避けるため
定禅寺通の真ん中の遊歩道に避難する。定禅寺通は
仙台冬の風物詩「光のページェント」が行われる場所でもある。
今年の冬は開催されるのだろうか。それまで復興できるのか。
仙台七夕は開催されることになった。)

15:49 送信メール
「事務所よりも自宅のほうが安全では」
(事務所は築年数のだいぶたったビルなので
耐震性にちょっと不安があった)

16:16 受信メール
「部長は家に帰っていただきました」
(父が自宅に帰宅する。)

16:20 送信メール
「帰宅できる人は帰ってもよし
泊まってもよし
停電してますか」

(交通機関がストップしているのをラジオで聞いていたので
事務所・自宅にスタッフが宿泊可能であることを指示。)

16:29 受信メール
「実家も無事
自宅で避難します
あと随時解散していいですか」


16:36 送信メール
「解散してかまいません
月曜日は様子をみてどうするか決めます
皆の携帯アドレスを聞いておいて」

(大震災時に一番有効な通信手段は携帯メールであった。)

16:58 受信メール
「解散しました
一人自宅和室で待機中です
今どの辺りですか?」


17:00 送信メール
「橋 陸橋が通行止めになりはじめました
果たして帰れるか
腹も減ったよ」

(地震直後は、警察官の人手も足りず、通行止めはあまりなかった。
実際、橋などは数十㎝も上下にずれており、渡るのにも躊躇するほどであった。
ひどい渋滞であり、激しい余震が続く中、橋の上にいるときは、
このまま橋が落ちてしまうかもしれないと感じた。
また、眼下の川は津波が逆流しており、あふれそうであった。)

17:04 受信メール
「橋?どこの?どこまできたの?」

17:16 送信メール
「矢本
戦車止まっているよ
皆どうやって帰るの」



17:22 受信メール
「交通機関全部止まってる
とりあえず駅まで行ってみるって」


17:33 送信メール
「駅も立入禁止だよ
道が寸断されていて全然すすまない
津波で川もあふれている」




つづく

希望はきっとある
応援クリックしていただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ



にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へ

にほんブログ村


〒980-0822
仙台市青葉区立町23番19-201号
TEL 022-224-4543
司法書士法人tomoni
代表社員・司法書士 車塚 潤
URL: http://www.tomoni.cc




東日本大震災3.11の記録 石巻支店からの脱出(2)

2011年03月23日 | 震災
にほんブログ村

3.11 この日のことはきっと忘れないだろう。

14:57
仙台本店に電話をしようとしたが、停電中で無理。
電話の転送ももちろんできない。
携帯も全く通じない。
なぜか気持ちばかりが焦る。
何をしたらいいのか判断ができない。
とりあえず、事務所の廊下に出てみる。
事務所は2階なので、階段までいってみたら、
上のほうから大量の水が滴り落ちてくる。
階段の上のほうを見ると、クリーム色の
貯水タンクが見えた。
どうやら地震のため屋上にあった貯水タンクが
階段の上に倒れたようである。
階段の上でよかった。
「下に落ちていたら」と思うと
ゾッとした。

15:00
事務所に戻る。
ストーブ・エアコン・シュレッダーの電源を抜く。
倒れた棚・観葉植物を元に戻す。
持ち出せるものは限られるので、
大事な個人情報だけをかばんにつめこんだ。

15:05
大雨のように水が滴り落ちる階段を下り、
1階の駐車場に出る。
1階向って左側は公証人役場なので
のぞいてみた。
女性の事務員の方がいたので、
「無事ですか。」と声をかけ
貯水タンクの件を伝える。
「ブレーカーは下ろしましたか。」と聞かれて
「しまった。下ろしていない。通電したら電気つきっぱなしだな。」
と思ったが、ビシャビシャの階段を再度登るのと
少しでも早くこの建物から離れたいという恐怖心のため
戻るのはあきらめる。
1階向って右側は、宮城県司法書士会の司法書士総合相談センターだ。
毎週水曜日のみなので人はいないはずだが、
被害状況を確認する。
入口のガラス扉の損傷は無かったが、
中は、パーテーション等が倒れ、
目茶苦茶になっていた。
あいかわらずサイレンは鳴り続けている。

15:09
車に載りラジオをつけると、地震の被害を伝えていた。
また津波に注意するようにともアナウンサーが
何度も繰り返していた。
石巻は海が近い。
この事務所からもそんなに遠くはないはず。
ただ、どこに避難したらいいかが分からない。
石巻に住んでいたのは、はるか昔の幼稚園の頃である。
土地勘がほとんどない。
法務局・裁判所は山の上だ。
あそこは安全だろう。

15:10
とりあえず、出発。
事務所の前は一方通行なので、どこに向かうにしても
まずは同じだ。
JR石巻駅すぐ東の鋳銭場を出発し、一方通行を東へ。
向いの古家は一部倒壊していた。
切れた電線が道路に垂れているところもいたるところにある。
ただ、思ったよりも倒壊している建物は見受けられない。
携帯を確認すると13:07に
「生きてるか?」とのメールが妻より来ていた。
妻の安否が確認できたのと同時に、
携帯メールは使えることが分かった。
返信メールは
「生きてる
死ぬかと思った
津波は大丈夫かな
信号も止まった
とりあえず家に向かうけど帰れるかわからない」

道路はすでに大渋滞だ。
どこへ向かうにしても同じだろう。
山の上への避難はあきらめ、仙台へ向かう道にハンドルを切った。
石巻河北線県道33号にぶつかったところを左折し、北へ。
道路脇の建物は古いものが多く、ところどころ壁が崩れ落ちている。

15:13 受信メール
「こちらは全員無事」仙台にいる全員の安否を確認でき一安心。

15:17 送信メール
「マンションの上の水槽倒れて大洪水
大渋滞で帰れないかも
皆の安否が確認できたらメールして
ずっと揺れて怖いよ
どこに避難すればいいの」

道路脇の建物は古いものが多く、ところどころ壁が崩れ落ちている。
ラジオからは津波が来ると繰り返してる。
あんなに揺れたなら、とてつもないものが来るのではないか。
記憶が定かではないが、石巻でも6メートルとか言っていたと思う。
この渋滞で、そんなのがきたらひとたまりもない。
避難するような高層建築物も見当たらない。
恐怖心に包まれる。

15:38 送信メール
「支店はでた
水 食料 ろうそくなどあるかな
コンビニはやっているかな
停電してるから無理か」


徒歩や自転車の人もいるが、避難しているのか
ただ目的地に向かっているのかが分からない。
方向もバラバラだ。
地元の人があわてていないから津波は大丈夫なのか。


つづく

希望はきっとある
応援クリックしていただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ



にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へ

にほんブログ村


〒980-0822
仙台市青葉区立町23番19-201号
TEL 022-224-4543
司法書士法人tomoni
代表社員・司法書士 車塚 潤
URL: http://www.tomoni.cc