高等特別支援学校、鹿児島市に新設へ・・・。

高等特別支援学校　鹿児島市に新設へ

知的障害のある生徒に職業教育などを行う「高等特別支援学校」が、2012年度にも鹿児島市に新設される見通しになりました。これはきょう開かれた県特別支援教育施設整備検討委員会が、提言としてまとめたものです。県立の特別支援学校高等部は11か所設置されていますが、人数が多すぎることが問題となっています。検討委員会の提言は、この状況を軽減するため、知的障害の程度が比較的軽い生徒の受け皿として、職業教育を中心とした高等部だけの高等特別支援学校を鹿児島市内に新たに整備し、2012年度にも開校するよう求めています。

高等特別支援学校については10年前に県議会で請願が採択されていたほか、おととしには8000人を超す署名を添えた要望書が県に提出されていました。一方、知的障害のある児童生徒を受け入れている武岡台養護学校など、鹿児島市内の養護学校の過密化の問題については、桜丘養護学校で2010年度から知的障害のある児童生徒も受け入れること、さらに鹿児島養護学校については、知的障害を含む複数の障害に対応するため、鹿児島市吉野町の県立高校合同グラウンドを候補地に2013年度までに移転するよう求めています。