おもちゃ、家電、もろもろの修理の足跡と備忘録

色々と忘れるので、趣味のメモ

クラゲが泳ぐ、、

2024-09-14 07:28:58 | 修理

先週の土曜日のおもちゃの病院に来てお持ち帰り修理したおもちゃです。
水流によってクラゲが泳ぐ、というもの。実はこれ2回目の修理。
昨年?修理に来た時には、制御基板のIC(名称は消してありましたが多分PIC)が故障していて、自宅でPICとかで何か作っても良かったのですが出先だったので回路をいじって電源を入れれば動く様にしてあげました。
今回はクラゲが泳がない、という主訴。この手のものはポンプがガッチリ防水してあって開けると水漏れするのであまりやりたくないのですが、受付の人が、これ前にやったっけ、と持ってきたので仕方なく対応、、、。
超音波カッターで殻割りしてポンプの中を見ると、モータ部とインペラ部が磁石で結合しているいわゆるマグネットカップリングというやつ。モータ部は完全に防水されているのでサビ等による回転不良は無いんですね。でもそれが空回りする状態。
インペラ回転部・回転軸の清掃と、軸の長さを調整して多少ギャップを短くして磁力を強化しても直らず、結局モータの回転数を下げると追従することがわかったので、LM317Tでモータ印加電圧を調整する回路を作って対応しました。この間、殻割り2回、、、。やっぱり水漏れするし大変でした。
調べてみるとこれ、7000円位するものらしいです。暗くするとクラゲに蛍光物が塗布してあるようで怪しく?光ったりします。
年配の方の持ち込みでしたが、水槽に苔!もついていたので結構使い込まれているみたいです、これを見て癒やされるんでしょうか。
土曜日病院で2時間と日曜日一日修理して、その後12時間連続運転チェックしてOKとしました。直って良かったです。
%写真は、動画(mp4)がうまく貼れないので画面キャプチャです、、。

久しぶりにSDRを引っ張り出す

2024-07-15 18:10:31 | 無線
 部品箱をゴソゴソしていたら、ずいぶん前(多分10年以上、、)に遊んでいたSDRのドングルを発掘しました。今の環境で動くんかい、とちょっとやってみました。(SDRって何?という方はご自分でググって見てください)
私が持っているのは「PC専用ワンセグTVチューナ」DS0DT305WHというやつです。こんなやつ↓

オリジナルのものは上面にあるSMDのコネクタにロッドアンテナをつけてOneSegmentの信号を受信するように作られているのですが、面倒なので直接Fコネクタをつけられるようにケーブルを直付け改造してあります。
 Windows11homeに、HDSDRの最新版+ExtIO_RTL2832.dllを入れたらすんなりと動いてしまいました。昔より簡単に動くようになったような気がします。こなれてきたんですね。CPUもほとんど食っておらずBackGroundでも軽く動きます。もちろん、FMラジオとかも聞けますが、このドングルだと50MHz位までしか聞けないようです。アマチュアバンドの下の方を聞くためにはクリコンとかを用意しないと駄目ですね。
アンテナはテキトーにその辺に転がっていたケーブルを垂らしただけなので、FMも結構厳しい(ロケーションが悪いので、、)です。AirBandは、相手(飛行機)が高いところを飛んでいるのでAMなこともありかろうじて聞き取れます。
上のスクリーンショット画像は、左側がFlightAwareさん(もちろんFlightRadar24でも良いのですが)の飛行機の現在位置画像、中央がHDSDR、右がchartですね。
FlightRadar24は無料versionだと雲のレーダ画像が出ないんですが、FlightAwareは雲の画像が出るんですね。活発な雲はやはり避けてますね。気持ちFlightAwareさんのほうがレスポンスが早いような気がします。
スマホでもこのドングルをOTGケーブルで接続すると動きます。バンドスコープ表示ができる軽量なアプリがあると、おもちゃの病院でも使えそうですね。探してみます。


太陽光パワーコンディショナからのデータを見える化してみた(売買電力量と発電量の見える化2)

2024-07-02 17:09:32 | 太陽光パワコンデータの見える化
 前回からずいぶん空いてしまいましたが、ハードウェアは2月から一度も失敗することなく順調に動いています。(ちょっと安心、、、)
 今度は、1日の売買電のグラフから、Google Spreadsheetにためたデータを使って更にGoogleのBIツールLookerStudio(Microsoftで言うところのPowerBI)を使ってトレンドが見えるようにしました。
 当初、Google Spreadsheetへデータを取り込むのに、グラフ化制御しやすいようにと表の一番上に新たなデータを入れるように作り込んでいました。しかし、レコード数が増えて来ると、1レコード分のInsertといえど処理が重くなってきて、1分毎のInsert処理が連続してできない状態になる事が増え、午前0時の切り替え処理ができない事も何度か起きてしまいました。(6月の頭の頃)
 仕方ないので重い腰を上げて、最終行にレコードを追加する処理に改造し、それ以降は現状順調に動くようになりました。(多分またレコード数がMaxに近くなると今度はDataFullとかで止まっちゃうんだと思います、、、。)
 左下は1日のトレンドグラフ、青が売買電、赤が太陽光発電量です。(前の投稿とほぼ同じ)
 右下は約一週間分の日々の買電量(青)、太陽光発電量(緑)、売電量(赤)です。
上は、さらに過去の買電量、太陽光発電量、売電量(右下と同じ)に加えて、
 太陽光発電利用率[%]=(太陽光発電量ー売電量)/太陽光発電量
つまり発電した電力をどれだけ使ったかの割合をオレンジのグラフで示しています。要は、この数値が大きい(100%)と発電したものがすべて家の中で消費されている、売電の余力がない、つまり天気が悪いという事になります。
(6月の頭にオレンジ色のグラフが無い部分(実際には上記の午前0時の切り替えができずに数値がマイナスになっている)がありますが、無視してください)
このグラフは、→X軸が1日の太陽光発電量、↑Y軸が太陽光発電利用率です。
なんとなく、1日の発電量が4kWhのあたりで、分かれているようにも見えます。4kWh以上は晴天、それ以下は曇天、太陽光発電利用率が100%のあたりは多分大雨で暗い1日、なんだろうな、と思えます。(だからどうしたという話ではありませんが、、、)
 昨年置き換えたパワコンの費用回収を考えると、上のトレンドグラフから太陽光発電利用率が100%に近い日の買電量を見ると10kWh超、そうでない日を見ると5kWh程度に読めますので、多分1日5kWh程度は太陽光発電によって補填されているように見えます。我が家は東電家電上手ですが、2024/4からの料金を見ると、日中の夏季は43.93円/kWh、それ以外は40.44円/kWh出そうなので、月に発電できない雨の日が5日あるとして5kWh×25日→5491円/月@夏季、ざっくり年間5~6万円位補填されていると考えると、6年くらいでパワコン交換が回収できる、と見積もれます。パワコンは10年補償だから最悪でも4年分はプラスになりそうな勘定になりますか。
 本当はこの余剰電力を蓄電すれば、20年落ちの太陽光パネルでも、多分ほぼ買電しなくても電力が賄えちゃうのでしょうけれど、メーカ物を備えると絶対にPayしないんだろうなぁ、と思ってそこには手を出さないようにしています。
 とりあえず、そういうことか、と言う事がわかったので、次はエコキュートの制御(昼間の余剰電力でお湯を沸かす、、)をしたいなと思っていて、まずはスマホでの遠隔制御で動作を確認するのですが、早朝の湯沸かしが制御できず、どうしたもんかと悩んでおります、、、、。
 どなたかエコキュート(ダイキンですが)の制御の相談に乗ってくださる方はいらっしゃらないでしょうか、、、。
 ということでまだまだ暇つぶしは続くのでした、、。

クレーンゲームの動作と修理メモ

2024-04-09 17:54:35 | 修理
週末、おもちゃの病院でした。他のドクタからやったんだけどこれ分かんないからやって、とアンパンマンのクレーンゲームが回ってきました。
クレーンゲームは良く回ってくるので見識?はちょっとありますが、今回は相当手こずって、忘れないように昔作った修理方法のドキュメントに少々細かい動作などを追記したので公開します。
クレーンゲームは今となっては新しいものが沢山出ていて、種類が沢山ありますが、以下のものは結構初期のものだと思われます(以下のドキュメントの日付を観るとすでにちょうど16年も前ですね、、。)
今回は、他のおもちゃの病院にも出したものを当院に持ち込んだという情報もあり、すでに何人かのドクタの手を経由しているようです。なので何を信じてよいのかわからず、動作そのものを結構掘ってしまいました。
当初の主訴はそもそもは全く動かん、ということのようでしたが私のところに来るまでに、バケットがうまく制御できない、というものになっていました。
結局、やっぱりバラして、動作を確認して、回転接続部の破損修理、軸受の破損修理、チェーンのねじれ直しなどをやってようやくメカ部が所望の動作をするようになりましたが、そこまでに半日✕2回、計約1日掛かりました、、、。
その後も、修理していると時々おかしいなぁ、というボールの排出センサ部の故障(電気系統)も見つけてしまい、そこでも数時間を要してしまったので、結局丸一日以上掛かったということになります。ここまでかかることはめったに無いので疲れたなぁ、というお話でした。



太陽光パワーコンディショナからのデータを見える化してみた(売買電力量と発電量の見える化)

2024-02-23 15:30:02 | 太陽光パワコンデータの見える化
[2024/2/25 10:00追記あり]
 とりあえず自作アダプタ経由で太陽光発電電力量のモニタができるようになったので、電力会社への売買電力量と一緒に見ることができるようにしてみました。上記はその概念図です。
 電力会社との売買電力量は、電力計に備わっているいわゆるBルート、というやつを使って、NatureさんのRemo E lite経由でNatureさんのサーバへデータが送られて溜まっています。このデータは通常、専用のスマホのアプリ経由で見ることができます。
 太陽光発電電力量は、今回作成した自作のアダプタ経由でAmbientさんのサーバへ送られ、作成したグラフをWEB経由で見ることができます。
 で、今回この両者のデータを一緒に見るために、Googleさんの力を借りました。両者はどちらもWEB経由でデータがやり取りできるAPIを用意してくれていて、そんなに手をかけずにデータを抜いてくることができました。また両者はそれぞれデータを蓄積してくれていて、今回は売買電力と発電電力の状況を見たいだけなので、データをDBに入れるとか、きちんと確保することは考えないことしました。
 GASでの仕組みの概要は、GASのタイマ起動機能を使って1分間隔で両者から最新データを取ってきて、Google Spreadsheetへ書き込み、それをグラフにして公開、という流れです。気をつけることはGoogle Spreadsheetは最大書き込みセル数(1000万セルだったか、、)があって、それを超過するとエラーになります。以前、Nature Remo E liteのデータを入れていたら、それに引っかかってエラーが山程(1分に1回やっていたので、それなりに、、、)来てびっくりしました。それも考慮する必要があります。
 現在は、午前0時に列を追加するようにしていて、それをグラフ化しています。つまり、午前0時から23時59分までのグラフを見えるようにしてあります。
 この状態が出来上がってから天気が良くないので、今度良い日(発電が十分されている日)のデータがあったらここに貼りたいと思っています。

青は、売買電力量(プラスが買電、マイナスが売電)、赤は太陽光発電量(発電方向がマイナス)です。青は、発電量を相殺、差し引いたデータのグラフになります。
さて、今度はEchoNetでも調べてみますかね。

<以下、2024/2/25に追記>

 昨日久しぶりに晴れたので一日分を貼りました。青が買電力(+)、赤が太陽光発電電力のそれぞれ瞬時値です。我が家での実際の家電製品等での合計消費電力は青線と赤線の差分となります。
 0時から4時くらいまでの1kW位の二山(後ろは良くわからないですが、それくらいしかない、、)は多分エコキュートです。4時すぎの500W位の凸凹は多分洗濯機。6時半前に太陽光発電を始めています。8時前のピークは、200V系エアコンと調理器具の消費ですね。ちなみ我が家はオール電化です。
 青線をたどると8時位に売電(マイナス)に切り替わって、10時から13時位まで買電量が下がっているのは、エコキュートの「昼間シフト」機能で追加で沸き上がっています。朝の湯量を見てみましたが、350Lとなっていたので、昼間に沸き上げる制御なのでしょうね。100%を昼間に沸き上げる制御ではない(天気を信用していない、、、)という感じでしょうか。ちなみに昼間はでかけていたので昼食に関わる電力消費はないです。14時位にも買電量が下がっていますが、これは私がエコキュートの追加での沸き上げをしたものです。沸き上げ指示をした時点で湯量は500Lと表示されていました。23時からの1.5kW位はこれも多分エコキュートだと思います。エコキュートは低電力(多分1kW)での沸き上げ設定をしているのですが、多分それじゃ朝までに沸き上がらないと判断して1.5kWにしたのだと思います。1.5kWでの運転は私は初めて見ました。ちなみに今日は朝から雨予想だったので「昼間シフト」設定は解除してました。
 この数日寒い(と言っても最低は+ですが)のと、娘が子供を連れて遊びに来ているので消費人数が多い状態なので、エコキュートも結構稼働しているようです。
 現在は、前夜に明日の天気予報や日射量予測を見て「昼間シフト」の設定をマニュアルで設定していますが、究極は自動運用をしたいと思っています。(いくつの会社からこの手のサービスが始まってますね、、、)
ということで、まだやることあります、、。まぁ、暇つぶしと趣味の延長なので悩みながら、楽しみながら進めて行こうと思っています。