以前紹介した国際絵本原画展で「やわらかなまっすぐ」という本を見つけた。詩人で児童文学作家の藤川幸之助さんによる詩と、銅版画家であるオバタクミさん(オバタさんの絵が原画展で展示されていたから、この本が売店で置かれていたのだと思う)による版画で構成されている。
一辺20cm足らずの正方形という、ちょっと変わった形で、絵と文章を合わせて百ページちょっとと空いた時間で目を通すことが出来る。形やページ数からお手軽な本と言えばそうだが、内容は深いと思う。
基本的には、疲れた心や傷ついた心を癒すような言葉が並んでいる。それぞれ1~2ページで終わる詩が載せられている。私は本を開いて、この本は、傍らに置いておいて、疲れた時にその都度、開いてみる本ではないか、と感じた。嫁さんも同じ思いであった。価格は1,300円。貧乏性なので、ちょっと値が張るかなぁ、なんて頭をよぎったが、一生ものかも、なんて思ったら、見逃せなかった。
今、私の傍らにある。
一通り読んだ。
今の時点では、題名にもなっている、「やわらかなまっすぐ」という詩が好きだ。
その一節を引用させてもらおう。
「まっすぐは、人を倒してまで突き進もうとするけれど、やわらかな心から出たまっすぐは、やわらかなまっすぐで、相手の心に合わせて大きくなったり小さくなったり、いろんな形に変わったりしながら、またまっすぐになって、進んでいった。やわらかな心からの言葉。心と言葉がぴったりの時。」
こんな心を持ちたいと思っているんだなぁ、と思う自分が居る。
私は、この詩を読んだ後、自分も自分なりに「やわらかなまっすぐ」を表現したくなった。私は、写真が好きなので、「やわらかでまっすぐ」な写真を撮ってみたいなぁと思った。取り敢えず、今ある写真でそんな写真ってないかなぁ、と思って探してみたのが、この写真。
空に向かって立つコスモス。
風が吹くとゆらゆら揺れるけど、風がやめば、元のとおり、空に向かって、すっくと立つ。天に向かって花を広げている様子は、見方を変えると、か弱い花という印象から、天空を掴もうとする様子にも見える。そうすると、何だか、この花に力強ささえ感じてしまう。
やわらかなまっすぐ
今度は「やわらかでまっすぐ」な"人"に出会って写真に撮ってみたいと思っている。
一辺20cm足らずの正方形という、ちょっと変わった形で、絵と文章を合わせて百ページちょっとと空いた時間で目を通すことが出来る。形やページ数からお手軽な本と言えばそうだが、内容は深いと思う。
基本的には、疲れた心や傷ついた心を癒すような言葉が並んでいる。それぞれ1~2ページで終わる詩が載せられている。私は本を開いて、この本は、傍らに置いておいて、疲れた時にその都度、開いてみる本ではないか、と感じた。嫁さんも同じ思いであった。価格は1,300円。貧乏性なので、ちょっと値が張るかなぁ、なんて頭をよぎったが、一生ものかも、なんて思ったら、見逃せなかった。
今、私の傍らにある。
一通り読んだ。
今の時点では、題名にもなっている、「やわらかなまっすぐ」という詩が好きだ。
その一節を引用させてもらおう。
「まっすぐは、人を倒してまで突き進もうとするけれど、やわらかな心から出たまっすぐは、やわらかなまっすぐで、相手の心に合わせて大きくなったり小さくなったり、いろんな形に変わったりしながら、またまっすぐになって、進んでいった。やわらかな心からの言葉。心と言葉がぴったりの時。」
こんな心を持ちたいと思っているんだなぁ、と思う自分が居る。
私は、この詩を読んだ後、自分も自分なりに「やわらかなまっすぐ」を表現したくなった。私は、写真が好きなので、「やわらかでまっすぐ」な写真を撮ってみたいなぁと思った。取り敢えず、今ある写真でそんな写真ってないかなぁ、と思って探してみたのが、この写真。
空に向かって立つコスモス。
風が吹くとゆらゆら揺れるけど、風がやめば、元のとおり、空に向かって、すっくと立つ。天に向かって花を広げている様子は、見方を変えると、か弱い花という印象から、天空を掴もうとする様子にも見える。そうすると、何だか、この花に力強ささえ感じてしまう。
やわらかなまっすぐ
今度は「やわらかでまっすぐ」な"人"に出会って写真に撮ってみたいと思っている。