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埼玉県・所沢エリアの腰痛.肩こりさん。「吸い玉カイロ療法」と30年のキャリアでスッキリさせます!

食習慣をちょっと変えるだけで健康な体質に

2012年03月07日 | 腰痛 肩こり 神経痛

「死ぬまで元気に、ピンピンコロリ」はよく言われることですが、歳をとっても元気に暮らしていくには、どのような生活の工夫をしたらいいのでしょうか。

以下、健康・医療フォーラム2012 諏訪中央病院名誉院長・鎌田實医師の「がんばらない健康法」より抜粋してみました。

僕は「がんばらない」や「あきらめない」という本で、命は三つのつながりの中で守られていると書いてきました。人と人、人と自然、そしてもう一つは体と心のつながりです。人と人のつながりはとても大事で、特に3.11の東北大震災後、「絆」という言葉をよく言われ、見直されてきました。

ただ、人と人のつながりで傷つくこともあります。そんなときに人と自然のつながりで少し命を支えてもらえます。「行動変容」ということが大事です。自分の生活の仕方をちょっと変える。人間は変わりにくいんだけど変わるんです。いい話を聞いたり読んだりしても、自分の生活習慣に取り入れないとダメです。

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  かつては脳卒中多発の長野県が死亡率最低県に      フジテレビ.「とくダネ!」より

鎌田先生は大学を卒業してから長野県茅野市の諏訪中央病院に赴任。昔はそのあたりは、脳卒中が大変多かった地域だそうです。それを減らすため血圧を少しでも低くすることを考えました。

まず塩分の摂取量を減らそうと、病院スタッフと地域を回って健康づくり運動をやった。ところが、勉強会が終わって、地元の人たちが、「先生の話はわかりやすかった」と、口々に褒めてくれます。「さあ先生、お茶でもどうぞ」といって、山盛りの野沢菜が出てくるわ、その上におかかを振りかけ、醤油をドドっとかけてだしてくる。頭で理論を学んでいても、生活の習慣というものはなかなか変わらないんだなと痛感する。

 しかし、2年目になると勉強の効果が効いて、お茶請けにリンゴが出てきた。その次の年は寒天の料理。4年目ぐらいに、動脈硬化を起こしにくくするためには、抗酸化力がある野菜がいいと話した。すると、「先生は『繊維がいい、赤い色素も大事だ』というので、寒天にトマトを入れました」と持ってきてくれた。

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    死亡率の低い県            死亡率ワースト3

その後、トマト寒天は一時ブームになったことがある。自分流にいろいろ工夫しているうちに 行動が伴うようになり脳卒中が減り、地域は健康で長生きで、医療費の安い地域に様変わりしてきたのです。

自分のBMI(体格指数)はどうですか。世界共通の肥満度基準です。25以上が肥満。18.5未満が痩せ。一番死亡率が高いのは、肥満よりも痩せていることです。25を超しても27ぐらいまでは死亡リスクはそれほど変わりません。

魚を食べることも大事です。3.11以降、放射能の問題があって特に太平洋岸の魚はちょっとリスクがあると思っている人もいると思うが、魚を食べなくなると、日本の長寿は崩れる可能性があります。魚には抗酸化力と血液をサラサラにしてくれる、EPA(エイコサペンタエン酸)や、DHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれている。魚を1日1回は食べる習慣を持ったほうがいいのです。

米国立がん研究所が、癌になりにくい食べ物というのを発表しています。いちばんのお勧めはキャベツ、ショウガ、ニンニク。だからといって、癌にならないというわけでなく、少しだけなりにくくなると思ったほうがいいのです。

健康・医療フォーラム2012  諏訪中央病院名誉院長・鎌田實医師

「がんばらない健康法」より抜粋


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