医療評論家:おおたわ史絵さんによると、学術的な情報では、「腕&かかとをつけてスムースに屈伸が出来る人は長生きする」、という。
ずいぶん大胆な発言だけど、ちゃんとした学説に基づいているのだそうだ。
確かに、老化は足元からと言いますが、高齢者の転倒、骨折で入院すると、2ヶ月前後の入院生活となります。そのあいだに足の筋肉はどんどん退化、退院のためのリハビリで大変な苦労をするケースが多いようです。
若い人でも一週間も入院して動かないでいると、見た目でわかるほど足の筋肉は落ちてしまいます。そのせいか最近では、どんな重病の手術でも、遅くても2.3日後には、体を動かすリハビリを始めるのはそのためなのです。
足首の関節の柔軟性と可動域を調べるテスト
テレビの前でやってみたけど、3.4が意外とむずかしい。かかとまでお尻が落ちない人が多いのでは。特に腰が悪い人は、腰筋の弾力性がないので、お尻を深く落とすのが困難な人が多いと思います。
足関節が硬い人は、中高年になると転倒しやすくなる。これは確かに言える。若い人でも運動をしない人、つまり足腰を使わない人は、背骨の柔軟性まで悪くなるものです。そのために疲れやすい体質となり、すぐ座りたがるのはその証拠といえます。
当院患者さんでも、運動をしていない人は、うつ伏せに寝て膝を曲げ、アキレス腱をグゥっと伸ばすストレッチをかけると、弾力性のあるアキレス腱は弾力的に伸びますが、硬い人は、足首の角度が90度で固まったまま、それ以上曲がらないケースが多いのです。
写真はフジテレビ・「ホンマでっか!?TV」 の画面より