Ｇ麺７＠上大岡の限定『ザ・しおつけめん』は4/1から

　
全粒粉40％配合の特製麺を流星軒に麺を持ち込んだＧ麺７の店主。
自店でもこの麺を使ったメニュー『ザ・塩つけめん』を、4月1日から一ヶ月間の限定で提供。
　
　　
　　　　　

ザ・塩つけめん

麺の存在感を際立たせるため、つけ汁は塩味。
店主は冷めたつけ汁が好きではない（だから昨年の限定つけめんも冷たいつけ汁にした）ため
油を熱した鍋にスープを注ぎ入れて熱々にしている。
なおこの「熱々のつけ汁」は本当に熱くて危ないので要注意（笑）
若干の魚介素材が入っているが、それは食べ終わると器の底に顔を出してくる。


　　　　　　　　　　

また今月からチャーシューブロイラーを導入し、チャーシューは煮豚から焼豚へと
変更になった。店主曰く「吉村家リスペクトチャーシュー」とのこと（笑）
しかしスープとの相性を考え部位は肩ロース、スモークはしていない。
鶏チャーシューも肉を塩漬けして固めに仕上げている。


　　　　　

さて現在、神奈川エリアで最も注目を集めていると言っていいＧ麺７。
限りなく東京偏重なラーメン情報のトラフィックの中で、昨年末から
数々のメディアへの露出を見ればそれは明らかだ。
高いレベルの自家製麺と、あえて時代に逆行した一切の魚介系素材を
排したスープ等で注目を集め、都内に比べるとあまりにも低レベルだった
昨年の県内の新店の中では出色だった、と断言する。

＃Ｇ麺７と菜良、奨、ＭＵＧＥＮ、虎一くらい？
　あと熱血らーめん 遊びじゃネェんだよ！がネタとして面白かった（笑）


開店当初より試行錯誤を重ねた麺、朝捌いたガラをすぐ入手できるようにして
格段に良くなったスープなど進化し続けたこの店で、唯一気がかりだった
具材の質にも手が入り、通常メニューはいよいよ完成度が高くなってきた。

もちろん、マスコミに取り上げられることが全て良しというわけではない。
（おかげで破滅への道を辿った店もあるし）
しかし、都内中心のラーメンシーンに浸かっている人達のアンテナにも
引っかかりはじめて、それなりの評価を得たとも受け取れる。

また昨年注目された新店の中で代表格のらあめん元～HAJIME～＠蓮根や
圓＠八王子を筆頭に都内ではドロ系から清湯系へシフトしている流れから、
この店のスタンスもまたその流れの中心となりうるものだ。

もちろんそれはフリーク向けの話で、世の中の流れはまだまだ濃厚豚骨魚介が
主流なんだろうが、ここまで来るともうこの系統で良質な新店なんて望めない。
今週か来週、おはな商店の対面に開店する関内の新店も、工事遅延で開店予定が
延びているのにあの焦りの無さに加え、相当前からの従業員トレーニング…
資本が無いとできない芸当を見せつけられたうえメインが豚骨魚介つけめんとくれば、
あぁおそらく都内で激増中の例のやつなんだろな、と一気に萎えてしまう。
横浜でさえこれなんだから、他の地域は推して知るべし。

画一的なものに汚染される前に、こういう店を大事に育てていくのも客の努め。
実はこの店の魅力を一番理解できていないのが地元のフリークだったりする。


Ｇ麺７（じーめんせぶん）
横浜市港南区上大岡西3-10-6
11:30～14:00、18:00～23:00
火曜定休
※2010年3月現在の情報です。

京急上大岡駅／横浜市営地下鉄ブルーライン上大岡駅・港南中央駅　各駅徒歩8分