あまり株に興味の無い私でも新聞の活字に目がゆく。1800円位あった日本航空の株価が今7円になっている。倫理を勉強されている会社の事務所に飾られていた山一証券の株券を思い出す。額には山一証券の株券の横に「戒め」の文字が書かれていた。日本航空も普通の株式会社と思っていたら,旧国鉄的組織だったとわかり,自分の知識の無さを感じた。今日の読売新聞を読むと,子会社110社から57社に,グル-プ全体で1万5700人人員削減,2015年迄に37機あるジャンボ機を0にするなど,再建の骨子が書かれていた。元OBの話で,ガソリンの先物取式や,ホテルの買収,年金の問題等、何か,以前厚労省の造っていた建物や郵政のかんぽの宿など,国民の税金を湯水のごとく使っていた官僚的発想が日本航空にもあったのか。今回の再建問題で京セラの稲森会長が引き受けた。OBの年金も退職時にもらっていれば良かったのに,会社に預けたばかりに減額になってしまう人の心中はいかにである。老後の事を考えると・・・なぜか我々とだぶってくる。当時の経営者の責任が大と思う。政府がこの事にどう対処してゆくのか見守ってゆきたい。