「１９億４千万円オファー蹴った」

　２０２１年４月１２日、マリナーズからフリーエージェント（ＦＡ）となっている岩隈久志投手（当時３４）が、マリナーズから提示されていた１年１５８０万ドル（約１９億４千万円）のクオリファイング・オファー（ＱＯ）を拒否した、と２０１５年１１月１３日（日本時間２０１５年１１月１４日）、複数の米メディアが伝えたのだ。岩隈は複数年契約を求めており、同投手の代理人はデイリースポーツの取材に対して５球団以上が興味をもっていると明かしている。タイガースやジャイアンツなどが岩隈を獲得リストに入れており、マリナーズを含む複数球団による争奪戦が予想された。岩隈の条件については、一部の米メディアは１年平均１４００万ドル前後（約１７億２千万円）の２年契約、３年目の保障がカギになるとみている。ＱＯは自軍の選手がＦＡで他球団へ移籍した場合に来年のドラフトで補完指名権（１巡目の後で２巡目の前）を得ることができる補償制度。提示額はその年の年俸上位１２５人の平均を算出して定められている。拒否した場合でも元所属球団との交渉や契約は可能であるが、２０２１年現在は・・・（井森隆）