「メジャーの打法」~ブログ編

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ロン・ルフロア

2005年07月27日 | 野球全般
 走力に関しては、投能力以上にバリアーが低いわけですが・・・。

 明治の頃、マラソン大会に飛び入り参加した飛脚が学生を尻目に優勝してしまったという話が伝わっています。ナンバで走っていたのでしょうか?
 これを機会に調べたのですが、箱根駅伝の初期の頃、学生の不足を補うために飛脚を助っ人に頼んでいたようです。競技の専門家でなくとも走りに関してはプロ中のプロですから、他校から文句の出そうなところ。古き良き時代のエピソードと言えます。

 20年ぐらい前になりますが、冬季オリンピックのスキーのクロスカントリーで北欧の郵便配達夫が優勝したことがありました。彼の場合は競技のベテランでもあったとは思いますが、似たようなものを感じます。


 野球関係の話題をひとつ。

 ロン・ルフロアは窃盗、強盗の罪で刑務所に入れられましたが、塀の中で野球を覚え、やがてメジャーに上がって盗塁王になりました。両リーグに亘って2度タイトルを獲っています。
 天性の走力に加えて、『実戦』で培った警戒心や勇気がそのままプレイに活かされたのでしょう。

 当時、彼は話題の人で、伝記映画も作られています。私は幸運にも、その映画もモントリール時代の盗塁もテレビで見ることができました。
 昔のことを色々言われるのが嫌で、引退が早まったという話も聞きましたが、成績には満足しているでしょうね。


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