「メジャーの打法」~ブログ編

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北野たけし

2008年10月30日 | どうでもいい話

 MLB中継は副音声で聴いている。

 (武田一浩を除けば)解説を聞く気になれないからだ。そんな理由だから英語の聴き取りはいつまで経ってもうまくできない。それどころか最近は年のせいか日本語まで怪しくなってきた。このあいだ昔昔亭桃太郎の落語を聴いたら早口で何を言っているかわからず、聞き耳を立ててしまった。だから、北野たけしの口跡の悪さは気になる。

 彼は漫才ブームで天下を取ったが、ブームの前に海原千里が辞めていたからだ。日テレの『スーパー・ジョッキー』も前任者の土井まさるの方がよかった。若い衆を使ってのコントだったら萩本欽一には敵わないだろう。『ひょうきん族』も『うわさのチャンネル』の足元にも及ばず、エンディング・テーマがせめてもの救いだった。
 しかしそれでも彼のことは好きだ。ドラマ『たけしくん、ハイ!』を見たからだと思う。酔っ払いの亭主(林隆三)と女房(木の実ナナ)が喧嘩する。姑(千石規子)が仲裁に入って、「みんな私が悪いんだから堪忍しておくれ」と嫁に謝る―なんてシーンは子供時分に我が家に起こったことを見事に再現してくれていた。だから他人のような気がしないのだ。

 彼が行き着く先は漫才しかないだろう。いまだに覚えているネタは、

死んで地獄へ行ったら責め苦を自分で選べるというので、いろいろ見て回った。そしたらウンコの池に首まで浸かっているのがあったので、
これなら、楽でいいや
と思ったところに監視の鬼がやってきて、
ハーイ皆さん、時間だから潜ってくださーい


ってやつだが、この程度のネタには事欠かないだろう。つまらない映画なんか撮ってないで、早く漫才に戻って欲しいものだ。オレの老後がかかっている。

漫談でもいいし、相方は石倉三郎あたりでもいい。

 

 

 


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