A-ロッド(4)でスイングを真似た。
腸腰筋の使い方さえわかっていれば、Ⅲ型のスイングに組み込むのはそれほど難しくない。しかし、本人は実際やっているのか? トルクが伸展か屈曲かを写真で見分けるのは難しい。最近の打法はパワーの発揮を上半身に頼っているので股関節の動き(パワー)が小さいからだ。・・・ならば、
腸腰筋の使い方さえわかっていれば、Ⅲ型のスイングに組み込むのはそれほど難しくない。しかし、本人は実際やっているのか? トルクが伸展か屈曲かを写真で見分けるのは難しい。最近の打法はパワーの発揮を上半身に頼っているので股関節の動き(パワー)が小さいからだ。・・・ならば、
そもそも、本当に腸腰筋を使う打ち方があるのか?
という疑問が出てくるのは当然だ。しかし、これにはハンク・アーロン(2)で答えている。つまり、この写真を見ると、アーロンの爪先はキャッチャーの方を向いている。この構えから腸腰筋を使わずにスイングすることは不可能なのだ。
アーロンの写真で一番ポピュラーなのは『MLBテクニック』ベースボールマガジン社の連続写真だろう。これは解説にあるように、王を相手にやったホームラン競争のときのものだ。惜しむらくは、投球が山なりだったために、右腰の折り曲げがハッキリしない。しかし、打法の本質は表現されているはずだ・・・ということで、解説の掛布雅之は、テイクバックにおける軸足の捩(ねじ)り(写真の1)を褒めたあとに、
5~6で、その軸足の捩れを解き、左足サイドへパワーをぶつけている。
と書いている。しかし残念ながらそうは見えない。この写真のジョージ・ブレットのような股関節を伸展・外転させる動作を期待しているのだろうが、アーロンはやっていないからだ。
もちろん、ホームラン競争だからといって腰が切れてないわけではなく、逆ギレなのだ。A-ロッドも同じと考えている。
神秘的な動きを解析するのは正にジグソーパズルのようですね。TH、BH、の使い方という事で分類されているのはとても面白く感じます。これはとても重要な事だと思います。
私はゴルフしかやりませんが、私のスイングの探求は、メインパワーを何所で発生させるかという事で事で探求を始めました。もちろんゴルフですので一番インパクトが正確であるということが大切でした。
私の結論と、ツルーテンパー(シャフトメーカー)のためにスイングマシンを設計した技術者の結論は一緒でした。
http://jp.youtube.com/watch?v=uEpnY-5yNbs
http://jp.youtube.com/watch?v=5ZjhamFJiWo
という事で、メインパワーは肩甲骨周りの背筋群であるという結論です。
その他の部分をメインパワーにする事も出来ます。(正確性が劣る上、故障の原因になります)
1.伸展によるパラメータ加速(左膝や両膝の伸ばし)
2.下肢による回転(意識としては膝から下)
上体と下半身を逆捻りする動きが必要
3.腰の回転(腰を切ると言われる動作)
上体と下半身を逆捻りする動きが必要