時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

山でのんびり (その3 牧野富太郎記念館に感動)

2014年05月28日 22時32分00秒 | 建築・インテリア
久しぶりに高知県に行きました。
高知市の五台山にある高知県立牧野植物園を訪れたんですが、植物を見るだけじゃなくって、昔、建築雑誌で見ていて、ずっと気になっていた『牧野富太郎記念館』(1999年に開園)も体感したかったんです。

やっぱり、『牧野富太郎記念館』は行って良かった!

とても気持ちのいいデザインの建築でした。
集成材の長~い梁(?)が魅力的な大空間を形造っていました。
森の緑に包まれて、外観を意識せず、内部に入ってはじめてその空間を楽しめたのも不思議な感じでした。
ディテールも繊細な心づかいが感じられて美しかった。
高知の台風や雨の多い風土を配慮し、それを生かそうとする姿勢もあちこちに感じられました。

設計は内藤廣さん。
後で調べたら早稲田大学の吉坂隆正研究室の出身でした。

同じ吉坂隆正研究室出身の象設計集団の方々から、学生の頃に吉坂先生のお話(「発見学的方法」のことなど)をよく伺っていました。
当時「一度でいいから生きているときにお会いして教えを乞いたかった。」と憧れたのが、吉坂先生でした。
それが分かって改めて写真を見ると、この建物にも吉坂先生のスピリッツが現れている気がします。

内藤廣さんの講演会の記録「牧野富太郎記念館について」がありました。平面図なども掲載されています。是非、読んでみてください。

















蛇足かもしれませんが、この『牧野富太郎記念館』はこんなに↓受賞歴がありました。

<受賞歴>
2000年 第13回村野藤吾賞
日本照明学会照明普及賞優秀施設賞
IAA国際トリエンナーレ グランプリ
第42回毎日芸術賞
2001年 第42回BCS賞
2004年 土木学会デザイン賞2006最優秀賞


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