もう、観てから日が経ってしまったが、映画の感想を。
『交渉人 真下正義』、200人くらい入る中で、観客12,3人だった。
平日の昼時に見に行ったからかな。あと前者は公開して日にちが経ち、集客数のピークもなくなり、低下して落ち着いたころだったからなのかも。
しかも、めっちゃ行儀の悪い女子高校生。いや、前の座席に足乗せるのは違うっつーの…。とか思いつつ、ある意味若いってスゲー…などと妙なことを思ってしまった。それにしても、今は「高校生友情プライス」(現役の高校生が映画業界の幹部に提案したそう。)なるものがあるんですな。あー、私の時代にもあれば、って。いや、なくてもいろいろ安く見るため努力してたけど、昔日に合掌
さてさて、そんなことはさておき本編。
この映画、言わずもがな『踊る大捜査線』の番外編、といった映画ですが。
なかなかよく出来てます。過去にフジテレビの映画モノ(ドラマから)と言ったら、『ショムニ』や『GTO』などが思いつきますが、『交渉人 真下正義』はやっぱり過去のドラマから映画モノとはちょっと形が違っている気がする。というのも、この映画の存在の根本を支えているのはやっぱりファンであり、その熱気もあっての製作という気がする。あとは、随所における心クスグル仕掛けとでもいうか。(このへんは『トリック』なんかもそうだと思うのだけれど)
あと、これはドラマの時からもそうだと思うのけれど、誰もが主人公になっても面白い作品とでもいうのかな。だから真下正義が主人公になっても面白みが褪せない。主人公が青島刑事でなくても。だから、次の『容疑者 室井慎次』もきっと面白いんだろうな、って思って足を運ぶ人も沢山いるような気がする。
真下正義演じるユースケ・サンタマリア氏は、ドラマから人気に火がついたけど、やっぱり彼にとって当たり役だよなぁって思う。「頼りない」+面白い感じが、彼の持ち味とでもいうか。(ちなみに私は彼が出演したドラマで他に好きなのは『お見合い結婚』!)対して、彼とコンビを組む寺島進氏演じる木島刑事が最高だった!今回初めて出てきたキャラクターなんだけどうまく世界に馴染んでいるから、観ていて面白い。続編あるなら、というか今後も予定があるなら出て欲しいキャラクター。凸凹ぶりがうまくハマッている。
話自体もなかなか面白いけど、結構いろいろ詰め込みすぎてるかなという感もありましたが。詰め込んで、いろいろと心クスグル部分を持たせるのがこのシリーズの持ち味でもあるわけで。あと、「線引屋」という存在も初めて知ってかなり新鮮でした。結末がちょっと消化不良…だけど、その後に流れるエンドロールが私的には印象に残ってたりして。
そういえば、次の『容疑者 室井慎次』は、シリーズの脚本の君塚良一氏なんですよね、監督(脚本も)が。どうなるんだろう。(君塚さんはこの『交渉人~』では原案の担当)本広克行監督とはテイストが異なりそうな予感もしたりして。
あと、全然関係ないけど、君塚さんにとって水野美紀さんは好きな役者なのかな、と思う。『TEAM』や『恋人はスナイパー』にも出てるし。(それにしてもWikipediaで水野美紀さん調べたら、“愛称は「水飲み機」ってあったんですが…本当なのか!?”)
ところで、この映画、設定がクリスマスでした、見たのは7月入るか前かそのくらい。ちょっと違和感を感じてしまった。あと、私を苦しめる夏場の映画館。上着持ってきたけど寒い暑いのも、寒いのにも耐性がないっていうのが1番いけないんだけど…人も少なくガンガンに冷気が!それでもって、設定は地下鉄。ジメジメして、さらに寒気が増してきてしまった自分…。ムムム、、、映画を観るには自分の体調も管理しないと、ダメだと思ったり。
コメント+TBありがとうございます
『交渉人~』を3回見られたんですね!
確かに、色んなキャラクターがいるので、回数を
重ねると色んな角度から見れて楽しそうです。
>「踊る~」との距離感があるというか。。。
なるほど!確かにそうですね~。
私も『容疑者~』楽しみにしています。
でも、私はまたピークが過ぎたころになりそうですが
「交渉人~」は3度観ても飽きませんでした。
スタイリッシュというか、うまい具合に
「踊る~」との距離感があるというか。。。
「容疑者~」もとても楽しみです。