reverse*rebirth

4年ぶりに稼働しました。日々の糧にlogをつける-。韓ドラは相変わらずいろいろ見ております。

TVに於ける韓流に勝手に想うこと。

2005-09-05 02:10:08 | 私的気になるNEWS

何やら、ネットでニュースを見てると…

日テレとフジの「韓流ドラマ枠」終了
韓流バブル崩壊か…テレビ界もはや“反”流

ということで、地上派2局で放送されている、韓ドラ枠が番組改編にあわせて、なくなるみたいですね。

私が、このニュースを知ったときにまず思ったことは、
・やはりなぁ…というのが正直な感想です。そうなるのも仕方あるまい、という。
・そして、マスコミ(世間)というのは、持ち上げるのも上手いが、投げ捨てるのもこれまた上手いなぁ、ということ。

なぜ、こんなことを思ったのか?
以下は、私の勝手な考えなので、気分を悪くされるかもしれません…がご了承頂けると幸いです。


私的には、結局のところマスコミは韓国ブーム(=韓流)をさかんに放送して、
視聴者に刷り込みをさせることで、ブームを作り上げていったという感がしてならないんですよね。
だから、その作り上げられる前から(と書くのも変ですが)好きな一員としては、まことに異質な感じがしてならない(笑)
マスコミの功績を無下にするのもどうかと思われるかも知れないけども。

例えば、それは韓国ドラマ好き=『冬のソナタ』=中高年の女性=メロドラマ…みたいな図式(笑)
私自身は、それが悪いとは決して思っていないです。
色んな相乗効果を生み出したことも事実としてあるわけだし。
あと、海外ドラマ=西洋ドラマという概念もある意味壊したりして。

でも、先日の『四月の雪』のイベント(イベント会場を通りかかった友人は凄っまじい行列だった…との弁)みたいに、
ペ・ヨンジュン氏とファン=韓流ファンという安直な図を作り上げて、
繰り返しTVで放送するのも、どうなのかなぁ、と思ってしまう。
彼が、日本での熱狂歓迎ぶりだけでなく、台湾などアジア諸国で人気があるのは事実だけれど。
じゃあ、世の中の韓ドラが好きな人が、皆彼のファンなのか?彼の出演する作品のファンなのか?
…と問われたら、十人十色ではないけれど、皆が皆そうでないはず。

なんだか、日本で(地上波)放送されてる作品は心なしか…、
特定のスターにこだわっているような気がするんだよなぁ(爆)。気のせいだろうか!?

例えば、それは↑のペ・ヨンジュン氏であったり、イ・ビョンホン氏であったり。
クォン・サンウ氏(彼は、フジテレビが作り上げたスターだな、と思う)であったり。
正直に申し上げてしまうと、内容の質にこだわったというよりは、スター性にでもこだわったとでもいうか。
(これは、私のドラマに対する好みも関わってるので、穿った意見かもしれません)
確かに、好きになったスターの他の作品も見てみたいという気持ちはありますが
何もかも買い漁る必要はないのではないかと、思ったりするのです。
おかげで、購入する上での適正価格を見失ったんじゃないかと(苦笑)

スターを作り上げること、そのものは決して悪いことではないです。
正直、ないよりはあった方がいいかも(笑)
そのおかげで、韓国映画なども少し前に比べるとものすごく見れる機会が増えました。
前は、韓国文化院での上映会まで足を運んでたりしたけども。
なので、今ある状況は実際かなり嬉しい!ものです。
しかし、どーも、ラインナップが偏ってないか!?と勘ぐりたくなるときがあったりします。
明らかにスターによる興行収入を見通しての配給。
(あと、親曰く、韓国映画の宣伝方法は大体が「韓国で何百万人が感動した!泣いた!」が多くないか…!?
 と言っていたが、確かに言われればそうなのかもしれない。もっとも、ジャンルによるが、
そういうアプローチでしか宣伝対象とならないのかなぁ…、ちょいと悲しいが、それが現実か。)
映画会社も商売なので、理解はできるんですが、もっと違うところに目をつけてくれよぉ~
と思ったりすることがある。

その昔、松竹がブームよりも前に韓国映画を配給してた時期(『リベラ・メ』、『イルマーレ』、『アタック・ザ・ガスステーション!』などなど)は、配給したものの収入が芳しくなかった…はずですが、
時が変わればこんなにも変わるものなのだな、とも思ったりです。

映画やテレビの放映権を買うことは、先物買いでもあったりします。
だから、必ずしも見通して買ったモノが良い結果(視聴率・興行収入)に結びつかないということは多々あるはず。
例えば、買ったときはホカホカ(ブーム真っ只中)で、いざ放送すると芳しくないという。
だから、今後、先物買いで購入した映画作品が上映されることなく、ビデオスルーという形で目にする機会があるだろうな、とも思ったりします。
(私的には、今のこの状態(特に映画)は、かつてのイギリス映画ブームを彷彿してならないのですが)


ブームは一過性であるもの。
だからといって、皆が次のブームへと衣替えをするのか?
その問いに、私はYESであるしNOでもあるかと思うのです。
そこに定着するか否かは個々人次第。 
ちなみにその定着してる1人なわけですが。

そうして定着して好む人たちは、自分なりに色んな方法で接する方法を見つけると思うんですよね。
VODとか。あと、私は入ってませんが、KNTVさんとか。
地上派の韓ドラ放映権参入で、韓国のTV局が放映権の輸出価格の高騰やらで
KNTVさんも相当苦労されたんじゃないかなー…なんて勝手に思ったりしますが。
結局のところ、KNTVさんの字幕付き+ノーカット版というのが、
視聴者の好みに一致してるんじゃなかろうか、とも。

多分、地上波撤退の理由の1番は、視聴率だと思われるけど
その視聴率が芳しくなかったのは、時間帯云々よりも、吹き替え+カット版が原因なのでは?
吹き替えのもたらす魅力もあるはずなのだけれど、韓ドラは裏目に出たのかもなぁ。
余計なコストを捻出してしまったのかも、しれない。

ま、日本テレビとフジテレビは韓ドラ枠を撤退とのことですが、
NHKでは『大長今』こと『チャングムの誓い』の後続として『茶母』こと『チェオクの剣』が
放送されるらしいので、何気に楽しみにしていたりするのですが。

あと、韓流と同時に華流も盛り上がっていますが…
どちらも裾を広げて認知を高めさせる機会としてはいいことですが、
あまり急激なブームの高騰は望んでいない自分だったりします
なぜなら、ブームの高騰ということはその反動も大きいもので。

持ち上げるのもいいけど、投げ捨てるのは勘弁してほしいなぁ、と思うのです。
どちらの分野もここ最近、ものすごい勢いで雑誌やムックが販売されてますが。
これもある時を境に一気に減少してしまうんだろうなぁ、と勝手に思うのです。
ま、商売だから仕方ないか。
なんだか、世知辛いなぁ。