父親(以下、父ちゃん)が認知症専門のグループホームに入所してから
もう5カ月目になる。
徹底管理された食事により、血糖コントロールが出来ている。
血糖値が安定的に下がり
糖尿病に対する効果が得られると同時に
認知機能の著しい改善が見られてきた。
これには、グループホームのスタッフも驚いているらしい。
※黄色味の強いヒマワリ。花びらが少し茶色がかっています。
認知機能が正常化すると
父ちゃんはここに居るべき理由はないと、強い意思表示を示す。
車椅子も使わずに移動もできる。
入所後はオムツを使っていない。
身体が動けるうちに好きなことをしたい。
どんな人であっても...当然の欲求であろう。
※花びらが細長く、薄黄色のヒマワリ。
昨年9月の父ちゃん退院時から今年の3月まで
在宅介護でお世話になった
ケアマネージャーさんに連絡を入れて相談してみた。
ケアマネさんは
「一度ご本人に会って容態を確認をしてみます」とのことだった。
しばらく後に連絡があった。
ご家族と話し合いの場をお持ちしたい...との返事だった。
※神奈川県立大船フラワーセンター、今年で開園60周年になります。
ある土曜日に千葉の実家へ...兄、ボク、妻が集まった。
息子は家でゲームしている(^_^)
父ちゃんは、ケアマネさんも驚くほどの回復ぶりだという。
2~3月の異常行動を目の当たりにしていたケアマネさんは
「こんなこともあるのですね。極めて稀な例だと認識しております」
と報告を受けた。
一般的に認知症と診断された方は
症状が悪くなることはあっても
回復することは、ほぼ無いと言われている。
良くて症状の悪化を遅らせるくらいだという。
※花びらが赤茶色、日焼けしたみたい??ヒマワリの多様性に驚かされます。
現在の状況を見る限り、自宅生活は可能とのこと。
但し、重要なのは「食生活」と「服薬管理」だと言われた。
家族全員が頷いた。
自宅生活を始めると
《好きなものを、好きなだけ》食べてしまうのは目に見えている。
そして
《薬を飲み忘れる》...想像できてしまうなぁ...(>_<)
ケアマネさんの案としては平日にデイケアに通わせるというものだ。
朝9時頃に父ちゃんは車で送迎されて施設へ行く。
その送迎時に、朝の薬を飲んだかスタッフに確認してもらう。
施設では筋力トレーニング等のリハビリや
レクリエーションに参加してもらい
他者と接することで脳に刺激を与える。
施設内でカロリーコントロールされた昼食を食べて、昼の薬を飲む。
※ハスの葉シャワー...管が茎に繋がれていて、葉の中央から水が出ています。
午後、お風呂に入れてもらう。
デイケアの日には、自宅の風呂には入らない。
送迎車で16:00頃帰宅する。
夕食は可能であれば、配食サービスを利用する。
兄は帰宅後、父ちゃんが夜の薬を飲んだかを確認する。
大まかな一日の流れはこのようになる。
デイケアは月~土までいつでも自由だが
本人の自由が無くなりストレスフルにならないように
多くても週3回、少なくても週2回を
曜日固定でお世話になる予定。
なんとなく父ちゃんから文句を言われそうな気がする。
「デイケア行きたくない」
「行く必要がない」...とか
グループホーム退所の必須条件として
父ちゃんに「デイケアに通うこと」を納得、理解して頂く。
文書化してサイン(署名)をしてもらおう。
それならば、仕方ない(?)と受け入れてくれるだろうか...
※ピンクのセンニチコウ(ポンポン玉のようでカワイイ)
退所の時期については
10月1日あたりはどうかと提案されている。
暑さが通り過ぎてからがいい、と兄の希望。
ボクは一緒に住むことになる兄の希望を最優先にしてもらいたい。
※白いセンニチコウ(ふわっとしていて癒されます)
元気なのに、こんなところに閉じ込めて!
ロクな食事じゃない!
煎餅もってこい!
ハッカ飴もってこい!
歩けるんだよ!
動けるうちにやりたいことを!
散々、文句と要望を言われてきた。
86歳の父ちゃんには、好きなことをさせたい。
好きにやっていいよ、でも食事と薬は気を付けてね。
なんだか...
ボクはまるで父ちゃんの父ちゃんだ(#^.^#)
父ちゃんは源次郎に負けないくらい、能天気でワガママ(T_T)
暑い夏の日差しを避けて、日陰でアイスコーヒー...つかの間の幸せ。
秋が来るのは...あっという間のはず。
父ちゃん帰宅まで、あと僅かだ。
写真は全て、神奈川県立大船フラワーセンターで撮影したものです(^_^)